cozy-corner:藤田浩司(ふじたこうじ)のblog

ラテン系ドラマー、またあるときはピアニストのマルチミュージシャン藤田浩司(Koji Fujita)が送る、日々の記録

ティオマン島、サラン集落でのインターネット事情 30 sept. 2006

2006-09-30 | 
今回の滞在中、初めて朝から曇りの天気。
まぁそろそろティオマンは雨期なんですけどね。
通常10月半ばから雨期に入るらしいです。

起き抜けにビールを1本あけて、ピアニカの練習。

これだけしばらくこの島でのほほんと暮らしていると、日本での日常が夢のようにも感じ始めてくる。
まぁまだ出国11日目が始まったばかりなのですが。

以前キューバに行きまくっていた頃はワンクール2ヶ月だった。
2ヶ月間一人の日本人にも会わずにキューバ人の家庭で暮らしていると、さすがに頭の中を巡る思考言語までもがスペイン語になったりしたものだ。
ここのところは音楽の旅に出ると滞在1ヶ月。
なかなかそんな感じまでにはならない。
しかもあの時の、家庭にどっぷりと浸っていた環境が語学や習慣を身に付ける面でも非常に良かったようである。
ただの旅人として通り過ぎても、ああいう感覚は訪れない。
しかも私は付いてくるものは拒まないから、お願いされれば誰でもホイホイと連れて行ってしまうけれど、本当なら刺激を求めて行くには一人の方が良い。
この年になって責任もちらほらと出だし、もう今後1ヶ月以上の海外滞在は無理そうだ。
全てを投げ出して長い旅に出てしまいたい衝動には駆られるけれど。


さて、島に来てから今のところ、ただの一度もまともにアクセス出来ていないものの、メゲずにインターネットしに行ってみる。
はじめ店内に私一人で、なんとか我慢の出来るスピードだったのだけれど(とはいえ、常識を越えた遅さですが)、途中で一人、二人とアクセスする人が増えたところ、たちまち極端にスピードが遅くなる。
冗談抜きで一画面の移動に5分だ。
ログインするまでになんと長大な時間のかかることか。
ソネットなんかログインの認証に制限時間があるようで、何度アクセスしてみてもタイムアウトだ。
ここでソネットのウェブメールは使えない。

嬉しい!!
日本からこちらに一通のEメールが届いた。
ありがとう!
経由はヤフージャパン。
案外使えるぞ、ヤフー。
Inter7は自分にも送って反応を試してみたけれど、返って来なかったから何か不具合があるようだ。
あと、ミクシイでのメッセージは最も速く確認する事が出来る。
これはどうしたことか、ミクシイは優れたプログラムなのですね。
ただ、トップ画面は重いですが、これはマイミクさんの写真がたくさん載っているから致し方のないところでしょう。

午後、インダーのレストランにご飯を食べに来たけれど、海からの風が寒いくらいだ。
関東なら9月くらいの風のものだろうか。
今日はまだ明るめの曇り空。

風があるからか、気温が低めだからか、今日はご飯や飲み物を目指してくるうるさい蠅がやって来ない。

ご飯のあと、桟橋を散歩。
今日は週末だからまたチャイニーズが多い。

着岸しているボートを眺めると、どれもが揃いも揃ってヤマハ製のエンジンを搭載している。
このブランドに対する信頼を強く感じる。
何せ搭載率百パーセントだ。
頑張れ日本企業。

それから海をのぞき込むと・・・またクラゲが一杯・・・。
どうやら海から海岸へと吹き付ける強風に乗って再びアイツ等が着岸した模様。
観察しているとクラゲが吹き溜まるポイントがある。
ずんぶりとしたクラゲは自分であまり泳がないから、ちょっとした流木や海草、ゴミなんかと一緒に固まっていることが多い。
場所によっては20個以上の固まりもある。
昨日夕方にクラゲが多いと感じたが、その流れか。
今日も泳げないな、これ。
しかも泳ぐにはちょっと肌寒い。

などと思っていたら急に大粒の雨が降り出してきた。
あわてて部屋へと退散。

急ぐ足が満腹したお腹にキツい。

雨はすぐに止んだ。
ベランダから沖の船を眺めると、荒波に揉まれて今にも沈みそうだ。
乗船中の人、ご愁傷様。
こんな日に船では帰りたくないな・・・。

桟橋に荒れた海を眺めに行ってみた。
九十九里浜には負けるけど、かなりの荒れようだ。
浅瀬では砂が巻いて全く海の底を見通すことが出来ない。
桟橋の突端に立ってみると、どうやら風速15mはありそうだ。
カラフルな地元の椋鳥が風に乗っかって遊んでいる。
こうなると、もうとてもリゾートには見えないし、泳ぐ気も失せる。

帰りがけにビール屋の前を通りかかると、今日のお爺ちゃんは新聞を前に微動だにしていなかった。
ガンジー並みにやせ細った体躯にスキンヘッド、おまけに眼光が鋭い。

海の荒れは夕暮れ時になってもおさまらない。
ティオマン島通いも今回で確か5度目程になるが、こんなに荒れたティオマンの海を見るのは初めてだ。

お昼に受け取ったEメールのおかげで一曲出来た。
ジャズワルツの「Tus Respuesta(君からの手紙)」Gメジャー。
曲の完成と同時に、灰色だった海面に陽が差し込んだ。

そうして夕陽のベランダから海を眺めていたら、またひとつ詞も出来た。
「想い出に出来ない」。


夕闇せまる桟橋へ散歩しに行った。
今日のこの時間はサビキ釣りで小アジが入れ食いだった。
サビキと言っても釣針しか付いていない。
小さい子どもが誤って仕掛けを海に落としたらしく、地だんだ踏んで大泣きしていた。

クラゲはなぜかほぼきれいにいなくなっていた。

今夜は半月。
明日の泳ぎが楽しみだ。

夜、ベジタブルカレーに加えてマレー風焼き鳥、サテーを注文してみた。

サテー
サテー2.jpg

サテーは小振りな焼き鳥が七串にキュウリとなんだか炭水化物系のおまけが付いて5RM。
これを甘辛いピーナッツソースにからめて食べるのだが、なかなか美味である。
イスラム国ではこれと一緒にビールが飲めないのが残念。
ちなみにベジタブルカレーは名前の通り、肉類は一切入っていない。
しかし、普段はこれだけでも満腹してしまう一品。

レストランのTVで流れていたニュースを何気なく見ていたら、ブラジル最安値でインターネット予約専門、GOLの飛行機が落ちたらしい。
ニュースはマレーシア語だから、詳しい事は全くわからない。

食後、いつものように桟橋を散歩する。
これだけ毎日泳いでいると、泳がない日にはやたら歩いたり腹筋したり、とにかくからだを動かさないと気持ちが悪い。
本当は走りたいところだが、靴がないのでサンダルでは足を痛めそうだ。

風が収まったので、海は少しずつ透明を取り戻している。
今夜は釣り人がいない。
写真を撮るカップルはいる。

帰りがけにお爺ちゃんのビール屋を覗くと、白い歯を出して笑っていた。
意外な事もあるものだ。

今回一泊20RMずつのリベートで私たちの世話をしてくれている、ダイブインストラクターのミスターポーを見かけるが、彼はいつ見ていても夕飯の時間になるとダイビング目当て旅行者のグループに取り入っては豪勢な料理のご相伴に預かっている。
ホストのようにお酒をついでまわる姿が印象的だ。
あぁ悲しいかな、プロダイバー。
いやいや、あの生活スタイルが案外楽しいのかもしれない。
彼自身がどう感じているのか、気になるところ。

そういえばダイバーはいつもグループだ。
群れるのが嫌いな私は、その一点においてもダイブするのは無理なようだ。


チャイニーズの旅行者が「あしたのジョー」って、胸に日本語横書きで大書してあるTシャツを着ていて何だかおかしい。
私たちも横文字のプリントがしてあるTシャツを海外で着る場合には、その文字の意味合いに注意した方がよいだろう。
以前、米国の友人に聞いてみたところ、これには結構敏感に反応してしまうらしい。

そういえば日本出国後11日間、一度も充電せずに毎日使い続けているMDプレーヤーはまだ電池切れしない。
ソニーの省電力設計はたいしたものだ。
毎日スピーカーでガンガンに鳴らしているのだが。
素晴らしきはMZ-B10。
いや、それとも充電池が粘り強いのか。
入っている電池は最新・高容量のものではない。


藤田浩司-koji fujita-
DrumStudio LA FIESTA

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やはりやっていない 29 sept. 2006

2006-09-29 | 
混まないうちにインターネットしようかと思い、朝9時半頃に店を訪ねてはみるが・・・
今日もまだ閉店していた。
オフィスアワーは9時からって書いてはあるんだけど、全くアテにならない。

そういえば、昨日泳いだ帰り道にうっかりと背中の辺りを中心に数カ所、ブヨに刺されてしまった。
痒くて、夜中に鳥肌が立って目が覚めた。
ブヨは蚊と違って羽音を立てないし、また刺された時のチクリという刺激がないので、追い払う事が難しい。
泳ぐのに虫避けを塗っていっても意味がないし、困ったものだ。
蚊の痒みはすぐに収まるが、ブヨの痒みは3日間程強い痒みが続く。
また、大きくコブのように腫れるのも気味が悪い。

ネットは閉店していたが、集落に出たついでにロティチャナイを朝ご飯に買って帰る。

ロティチャナイ
ロティチャナイ.jpg

インドの食べ物らしいんだけど。
薄く伸ばした小麦粉の生地に、お好みの具をはさむもの。
具には卵やチーズの他、甘いパイナップルやバナナなどがある。
具のないプレーンや卵、チーズにはカレーソースが、甘い系には蜂蜜が付いてくるので、これをからめて食べる。
結構美味しい。
値段はプレーン1RMから具によっては3RMまで。

マイルスデイビスの、ハンコックがいた頃のアルバムや、キースジャレットのアルバムをかけながらピアニカを練習する。
たまたまどちらのアルバムにも「ステラ・バイ・スターライト」が入っていた。
マイルスの、グループはともかくとして、本人の演奏自体は苦手な人も結構いるようだけれど、あの色気はやっぱすごいな。
キースはエルナンロペスやゴンサロみたいにテクニカルではないけれど、彼は彼の、百パーセント自分の弾きたい音を紡ぎだしているような気がする。
この自由奔放さには刺激を受ける。
なにか勇気づけられるというか。
私も自分の思うがままに弾けばいいのかって思わせられる。
また、ピアノトリオがやりたくなった。


あんまり天気が良いので練習もそこそこにして泳ぎに行く。
雲一つないし、波も穏やかだから昨日よりは透明度が高い。
今日は波が穏やかなせいか、海面に何の浮遊物もない。
鏡のように綺麗だ。
これならクラゲも発見しやすい。
ま、今日は殆ど見かけませんが。

途中、黄色い帯の入ったアジ科の魚が深い場所を回遊する姿や、鯛科の華やかな魚を目にする。
本日、珍しくサヨリの大きいヤツが海の中層を泳いでいるのを見かけた。
いつもはコイツ等表層しか泳がないのだが。
死んだフリをするかのように、ぷかーっと仰向けになっては遊んでいる魚がいる。
変な習性だが、魚にとっても、この海のこの時間は安全過ぎて暇なのだろう。

おっ、大物だ!
と思ったら、ダイバーが3人、海の底に潜っていた。
ダイブ、あれはあれで気持ち良いのだろうか。
私は生来、何かを身につけるというのが嫌いなタチなので、あのウェットスーツというヤツに抵抗を感じる。
それにボンベ・・・考えただけで面倒そうだ。

人間、裸一貫が良い。
金銭でも仕事でも、それから遊びでもそれ等に縛られるのは嫌だな。
義務に感じた途端、身に付けた途端にそれ等は魅力を失いがちになる時がある。
こうして素肌で海面近くを泳ぎながら、海中の風景を眺めるのがイィ感じだ。

とはいえ義務といえば、背負ったからこそ張り切って頑張れる一面もあるから、人間とは矛盾したものである。
人間性は一面で語る事は出来ない。
あれも自分、これも自分。
同じようにあれも彼、これも彼。
これが彼女ならあれも彼女。

だから紋切り型に一人の人間を評価する事は出来ない。

人間は他面性を持つ上に、時間軸上においても変化する。
あの時の自分、今の自分。
あの時の彼、今の彼。
今の彼女、少し前の彼女。

諸行無常。
物事はすべて一定ではなく変化し続けている。
だから尚更、一人の人間に対しての評価を断ずる事は出来ない。

さらに、一つの物事は見る方向を変えると別の面が見えるという事もある。
色即是空。空即是色。
実体のあるものが空である事、空なものに実体がある事は、これまた物事の真実であろう。

人間化けるものだ。
私はそんなお化けをたくさん見てきた。

たとえば子どもに対して、私は彼等をなかなか子供扱いする事が出来ない。
彼等はわずか数年後、遅くとも十数年後には大化けするのである。
たまたま私が出逢った子どもたちは、いずれも素晴らしい、尊敬出来る大人となっている。
しかしそんな事実を確認する以前から、今現在は子どもの彼、彼女の背中に成長した時の姿がオーバーラップしてしまい、つい彼等を子供扱い出来ないでいた。
これは果たして良い事なのか、どうかはわからないが、私はだからつい、子どもにたいしても敬語を使ってしまう。

また私の見て取る彼等の一面が、彼等を代表しているとはなかなかわかるものでもない。
一見未成熟でも、大人に話すように語りかけた事に対して案外きちんとした反応を示すものだ。
ま、これもたまたまそういう出逢いに恵まれただけなのかもしれない。



中華系宿のダイバーショップ前沖合にある珊瑚はやはりすごい規模だ。

海上でUターンして桟橋方面へと戻る。
海から上がるとインターネットの店は開いていた。
また、今日もお爺ちゃんのビール屋はどこかに消え入りそうになりながらも開店していた。
ありがたい事である。

部屋に戻ると1時間半ほど時が過ぎていた。
これくらいが丁度良い運動だ。
今日も湾内を端から端まで泳いできた。
気の向くままに寄り道して海中を眺めながら泳ぐから、案外結構な距離になっていると思う。

世界で三番目に出荷量があるという、スコールを1本開けて、こうしてW-ZERO3に出来事を書き付ける。

ふとゴンサロのコピーがしたくなるが、MP3プレーヤー+アンプレスのスピーカーからの音ではどうも聞き取りづらい。
原始的だが、スピーカーをソニーのMDレコーダー付属内蔵マイクへと向けて音を流し、そちらに録音してみた。
これで録音したものをMD MZ-B10内蔵のスピーカーから出してみたら思いの外、聞き取りやすい。
一見とても小さくておまけみたいなスピーカーだけど、一応アンプで増幅されるらしく、なかなかの優れものだ。
Hi-MDウォークマンも買ってはみたけれど、同じソニーのMZ-B10はなかなか便利で手放す事が出来ない。
これの内蔵マイクはヘタな外付けマイクより高性能だし、スピーカーも結構明瞭に鳴る。
スピード調整が手軽なのも良い。
ゴンサロのアウトの仕方は一種独特だ。
いまだにそのセオリーがよくわからない。
はっきりとイメージできない音はアドリブで使わない方が賢明だろうが、いずれはああいった音遣いもイメージ出来るようになりたいものだ。
日本人には日本人の感性が持つ魅力があるが、彼らキューバ人の持つイディオムは私にとって非常に魅力的に映る。
そのタイム感や音遣いに。

考えてみれば、今、ルドゥウィグやペドロさんとこうして日本で一緒にライブが出来る事は、なんと幸せなことであろうか。
彼らは私の持ち得ないものをたくさん持っているから、一緒に音を出すと常に考えさせられるし、また刺激的だ。
それに勿論二人とも世界レベルの大変優れたミュージシャンだから、一緒にやっていて心地よい。
さらにはリハや本番を通じて、自分の曲に思いがけないアイデアをも提供してくれる。


昼下がりに集落に出る。
お爺ちゃんのビール屋でスコールを6本買う。
20RM(600円弱)だ。

しばらく部屋でピアニカを練習していると、やたら外の風が強くなる。
しかし、このピアニカはいいぞ。
ヤマハP-37D。
強音から弱音まで、低音から高音まで反応にストレスがない。
帰国後、スズキのPro V2と、どちらをメインにするか迷うところ。

休憩がてらビールをもう1本開けて、部屋の前によく来るカワセミを海に向いたベランダから観察してみた。
ほぅ、あんな声で鳴くのか、見た目の可愛さに似合わず結構ワイルドだ。

夕方、日が暮れそうな頃、興が乗ったのでビールを3本も開けたあとだったが、再び泳ぎに行ってみた。
夕暮れに海中の視界も利かない。
桟橋の向こう、いつもは浅いところを通り抜けてしまう、サランサヤンリゾートの沖合へ向けて泳いでみた。
なんだ、結構珊瑚があるじゃないか。
しかし・・・なぜか珊瑚の周辺に限ってクラゲが群れている。
いくつかの珊瑚礁を遠目に眺めるだけにとどめて、桟橋のサランインダーリゾート側へ向けていつものように泳ぎ出す。
うわっ!
間一髪・・・。
気が付いた時にはマジ鼻先にクラゲがいた。
やはり夕方で海中の視界が悪いのは恐ろしい。
興ざめしたので、今日はこれで海からあがる。


夜にかけてひたすらアドリブの練習。
なんだか山籠もり、秘密トレーニングの様相を呈してきた。
ここは海が目の前だけど。
作曲はちょっと自分では理由もわかっているんだけれど、枯渇気味で打ち止め。
ま、既に10曲くらい作ったからよしとしよう。

夜、レストランは相変わらず閑散としている。
今にして思えば、到着した土日のみ賑わっていたかな。

オレンジとパイナップルのジュースは3RM、100円弱だけど、百パーセントで美味しいよ。
キューバの美味しい百パーセントオレンジジュースやマンゴージュースは5円くらいだけど、ま、普通、他の国であの値段はあり得ないかな。

ご飯のあと、桟橋を散歩した。
今日は集落に地元の人が多い。
昼間、子供が一斉に船から下りてくるのに出くわしたけど、どうも彼らは週末のみサランに帰ってくるのかな。
また、桟橋脇のレストランは白人で賑わっていた。
砂浜にパラソル、というのがよいのか。
インダーはガラガラだったんだけど。

桟橋の灯りに魚が集まっている。
鰯系の魚、昼間見かける同じ魚の群れより、夜のものは個体が二まわりほど大きい。

釣りをしている人がたくさんいる。
イカのルアー釣りだ。
見ていると、あっという間に釣れる。
投げる度、海中でルアーを追いかけるイカが数匹見える。
イカは堤防に打ち上げられると、透明から黒っぽく色を変えるものもある。
またスミを吐き出すものも。
これには要注意だ。

イカ
イカ.jpg

釣りをしていたお姉ちゃんがわざわざ一度はずしたルアーをイカの口にもう一度つけて、写真撮れよって見せてくれた。

ちなみにマレーシア語で「サカナ」は「イカン」である。

集落で、今や日本では殆ど見かけなくなった三毛猫を二匹見かけた。

島の三毛猫
島の三毛猫.jpg

しかしマレーシアは猫ばかりだ。
なぜか犬は滅多に見かけない。

また、お爺ちゃんのビール屋を覗いてみたら、今日は動いていた。
お爺ちゃんはいつも見かける度に蝋人形の様に動かないでいる事や眠っている事が多いんだけど、何か良い事でもあったのかな。

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朝から一曲 28 sept. 2006

2006-09-28 | 
朝、起き抜けに一曲思い付く。
「Mi Gran Madrugada(私の夜明け)」、バラードです。
ピアニカで作ると自然と伸びる音が多くなる。
知らず知らずのうちに作曲する環境の影響を受けてしまうようだ。
対照的にピアノで作るときには自然と和声が細やかになる。

ブラジルのビール、懐かしきスコールを2缶開ける。
これはこれで結構うまいじゃないか。
ちなみに同じ値段でアムステルって銘柄が売られているけれど、これの味は最低です。

9時過ぎにチェックインの時にミスターポーと約束していた部屋替えの知らせがやってくる。
早いなぁ・・・部屋替えの約束はしたけれど、てっきり午後だろうと思っていたよ。
もう次のお客さん来てるし、知らせが遅く、ちょっと要領悪いね。
ポーはインダーのダイバーなんだけど、どうも個人的にはプロのダイバーって胡散臭い人が多いように感じる。
ちょろいお金儲けしていたり、始終女の子を口説いていたり。
ま、たまたま今までに出会ったインストラクターやってるダイバーたちがそうなだけかもしれませんが。

今回の部屋はAC25、なんだかさっきまでのAC24より全体のクオリティが高いぞ。
難を言えば洗面台の排水が漏れる事くらいか。
窓も二つで明るいし、今まででは一番気に入った。
この部屋が明るいというのは、私にとって大切な要素。
どうも暗い部屋だけは頂けない。
例えば窓のない部屋。
いくら安くてもなるべくなら泊まりたくない。

って、この部屋以前にも泊まったことあるんだけど。


お昼、泳ぎに行く。
波は荒めだがクラゲは殆ど消えている。
不思議なもので、ティオマン島、パヌーバやサラン辺りのクラゲは、大量に着岸しても二日後には消える。
いつものように桟橋の向こう側の砂浜から中国人宿方面へ向けて泳ぐ。
つまりサラン湾の端から端までなんだけど。
波が荒いから透明度は低い。
とはいえ浅いところなら海の底まで見える。
たぶんこれでも5~6mくらいまでの深さなら見えている。
満ち潮だったのでいつもは泳がない岸に近めのコースも泳いでみた。
浅瀬の珊瑚には魚がうようよ着いている。
もちろん少し沖合の大珊瑚も見に行った。
大珊瑚には船が座礁しないようにブイが立っているので、見つけるのは簡単だ。
中国人宿のさらに右奥沖合で、大潮の干潮時に陸から見た桃色珊瑚の群生を、今日は海中から眺めたくてあちこち泳いで探してみるが見あたらない。
海は広いからね。
そうこうしているうちに中国人宿の沖も越えてジャングルの断崖下まで辿り着いてしまった。
少し引き返して上陸すると、さっき泳いで越えてきた桟橋が、遙か彼方にかすんで見える。

そういえば泳いでいる途中、うっかりしてクラゲが手に当たった。
・・・全く痛くない。
あの丸っこい、ずんぐりとした、寒天質90%のクラゲは怖れる必要がないのだろうか。
触手に当たらなきゃ痛くないのか、はたまた毒を持たないクラゲもいるのか、見当が付かない。
一度思い切ってクラゲのあちらこちらを触ってみれば、どこに毒があるのか、あるいは毒を持っていないのか、はっきりとわかるのだろうが、それを試す勇気はない。
そういえば、今年はまだクラゲに刺されてないな。
クラゲは本体に当たってももちろん痛い思いをするけれど、見えづらい、ちぎれた触手の浮遊物に触れてもチクリと痛い。
過去最も痛かったのはやはりカツオノエボシだな。
俗に言う、電気クラゲはこれ。
触手のカタチ通りに何十センチメートルにもわたって、触れた場所が赤く腫れて痛む。
これがずっとヤケドをしているような、実に嫌な痛みなんだ。
その痛みも翌日にはおさまるけれど。
その他クラゲのくせに泳ぐのが速いヤツもいるので、これも要注意。
小さいが、当たると結構痛い。

午後、ピアニカを練習する合間、歌詞にメロディー付けを試みる。
これは案外集中力を必要とされる作業だ。
ただメロディーを奏でる自由さから打って変わって、歌詞という制約がある。
メロディーを付けるうちに歌詞にも若干の修正を加える。
いくつかやってみたが、いずれもまだ未完。

夕方にも泳ぎに出かけた。
なんとしてもここでこの先半年分の体力を付けておかねば。
日本に帰っての日常の中では、運動する余裕は全くないから、とにかく今ここで鍛えられるだけ体を鍛えておく。
海に入ってみると、お昼に引き続き、いや、むしろ今の方が潮が濁りを増している。
小型から中型くらいまで色とりどりの魚が珊瑚礁に群れている。
クラゲは全くいなくなった。
いい気になって、クロールでスイスイ泳ぐ。

・・・イタタ・・・痛っ。
やっぱりな。
クロールで泳ぐときに限ってクラゲに当たるんだ。
それでも個体は見えなかった。
痛かった前方には海草のようなものが浮かんでいる。
だから多分、触手の切れ端に引っかかったんだな。
紐の形に沿うように顔の両頬がヒリヒリする。
ちょっとパニックって、腰をヒネッたっぽかったのですぐに岸へと引き返す。
すぐと言っても、ここから岸まで目測300m。
あわてずゆっくりと泳ぐしかない。

部屋に戻ってシャワーを浴びても、まだ両頬が痺れている。

今日は夕陽が綺麗だ。
部屋の一方の窓から西日が射し込む。
といえ、遮熱ガラスのようだし、エアコンが入っているからまったくもって快適だ。
ベランダに出て西日に当たっても暑くない。
赤道直下とはいえ、島は案外涼しいのである。
ここでは運動しないなら、ちょっと歩いたくらいでは汗なんてまったくかかないな。

隣の部屋に中国系のカップルが入った。

再び歌詞にメロディー付けをしてみるが、どうも自分にはピアノを弾きながらメロディーを歌うような感じで作曲した方がしっくりくるようだ。
頭の中だけや、ピアニカで思い付いたメロディーを吹くのみだと、曲調がストレートになり過ぎるきらいがある。
今回作っている曲はどれも直球っぽい作品ばかりだ。
ちょっとしたスパイスとしてひとひねりした和声付けをするには、ピアノという楽器が強い味方になる。
歌詞にメロディー付けするのは、もしかしたら帰国後にサクッとやってしまった方がよいかもしれないなと考え始めている。

今は、とりあえずピアニカをあてもなく吹くのが楽しい。
作曲や作詞もよいけれど、こうして思い付くままにピアニカを吹き続けるのが最も楽しいな。
ピアニカでアドリブする場合、ピアノでする時とは随分感覚が違ってくる。
左手でコード付けする必要もないから(出来ないし)、より自由な感じがする。
・・・と、いうか、よくよく考えてみれば、ピアノでアドリブする時も別に無理矢理コード弾く必要はないやね。
今度ライブで試してみよう。
ピアニカなどの、基本的には単音のメロディー楽器でアドリブする時は、コードをイメージするのではなく、いつの間にかテーマのメロディーを常に頭に置きながらその上にアドリブのイメージを重ねて演奏している。
私の場合はそんな感じだけど、他の管楽器奏者は一体どうしているのだろうか。

クラゲに当たった頬の痺れは夜半過ぎに消えた。

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叩くに限る 27 sept. 2006

2006-09-27 | 
調節が効かなくなったエアコンを仕方なく切って寝たら、夜中に暑苦しくて目が覚めた。
・・・一度切ったら、これが二度とスイッチが入らない。
リセットしたり電源を抜き差ししてみたり、またリモコンを色々な位置にかざしてみたりしたが全てダメ、反応ナシ。
思い余って本体を「ドン!」と叩いたら、突然エアコンが動き始めた。
調子に乗ってもう何回か叩いたら、今度はさらにリモコンも再び効くようになった。

忘れていたけれど、振動を与えると機器の調子が良くなるのって、こういった場所の基本でした。
叩くと直る・・・冗談のような話ですが、実際これで随分と助かった覚えが。

叩くと直ると言えば車にも同じ事が言え、私の乗ってきた歴代の車は、例えば運転席側前タイヤの少し後ろを木鎚で叩くとうまい具合にエンジンがかかるものがあったり、車全体を揺らすとエンジンがかかったりするものが多かった。
今乗っている車、これもまた、揺らすとエンジンがかかる(笑)。
とにかく調子の悪い機械は一度叩いてみる事をお勧めします。

朝からピアニカを吹く。
ふと思うに今回のように和音楽器ナシで作曲すると、ストレートなメロディーばかりが思い浮かぶようだ。
今回はそんな曲ばかり。
ピアニカは和音楽器だって?
いやいやあの楽器、和音を吹くには適さないと思いますよ。
和音を吹くと息抜けが多すぎて。
ベースでさえ、つけてみれば低音の方がメロディーを越えて音も響いてしまい、また極端にその部分だけ息量を要求され、不愉快。
またマウスピース使用時にはどうせ殆ど片手での演奏だ。
ピアニカはやはりメロディーを奏でるに限る。
朝、2曲作った。
メランコリックな「La Liuvia(雨)」と、サンバ調で思い付いた「Adios,Saudage(悲しみよ、さようなら)」。

こうして頭の中で鳴った曲をそのままの音程で楽譜に記してみると、調性はEb 、C、Am、Cmばかりだ。
これらは単に弾き易いというばかりではなく、どうも自分にとっては特別な響きを持つものらしい。

陰のない明るさのCや透明なAm、柔らかなEb、それからなぜか格好良いCm。

インターネットをしようかと思い、部屋を出たがあいにくと今日は店が閉まっている。
残念。
営業中のはずなのだが、そんな決め事は全くアテにならない。

クラゲが減ったように見えたので、泳ぎに行く。
が、いざ行ってみると中華系宿の前にはうようよ。
仕方なく桟橋方面の浜へ行ってみる。
こちらは砂地で安全だが、同時に魚も少ない。
クラゲはちらほら程度。
桟橋をくぐって宿側に来るとクラゲが増えたので、引き返す。
魚は少な目だが、砂地の方でしばらく泳ぐ。
たまに美味しそうな回遊魚が目の前を通り過ぎる。
焼き物にしたら美味しそうだ。
一匹は食べきれないな。

砂地海岸中央付近でクラゲの集団に出くわす。
おっかねえ。
海の地雷源だ。
海面近くから海中深くまでうようよと前方は見渡す限りのクラゲ。
密度はびっしりと言うほどではないが、もし、この集団が想像する以上に長大なラインだとすると、行くもクラゲ、返すもクラゲという状態に陥り、抜けるに抜けられなくなるのが嫌だったので、ここは突っ切らずに引き返す事とする。

海で泳ぐ時にクロールはあまり芳しくない。
スピードは出るが、クラゲにやられる時は大抵得意になってクロールで泳いでいる時だ。
クロールは前がよく見えないから危険。
日本で泳いでいてもよくクラゲにやられるが、やはりクロールで泳いでいる時が危ない。
海では平泳ぎに限る。
海中もゆっくりと見る事が出来るしね。

午後、サランコンプレックスへご飯を食べに行くが、本日もレストラン休業中。
シーズンオフぎりぎりだから、この時期のサランは活気ないのかも。

仕方ないのでお店でマレー風アンパンや、カレーのルウみたいなヤツをカリカリの皮に包んで揚げたおやつのようなものを買って食べる。
これはCarryPuffと言うらしい。
それぞれアンパン1RM、揚げスナックは3つで1RM。
結構美味しい。
具は鰯のものとジャガイモのものがあった。

アンパン、アジアでは小豆を甘くして食べるのに、中南米では絶対にしない。
キューバ人は甘い餡とか、えらく嫌がる。
そのかわりアイツラは、お米を甘いデザートにして食べる。

再び泳ぐ。
昨日と同じように端から端まで泳ごうと思う。
お昼頃にやや風か強かったせいか、午前中より視界が悪い。
クラゲは今の方が少ない。
サランインダー高級宿前でクラゲの群れに当たる。
残念だが、今日はここまで。
明日にはクラゲがいなくなりそうな予感。
クラゲの着岸は年によってたまにあるが、いつも大抵2日くらいで個体が消える。

ピアニカは結構自分のオリジナルの練習も余念なくやっているが、「Infanta657」のアドリブは難しい。
自分で曲を書いておいてナンですが、展開の速さがまだ今の自分にはキツく感じる。
さあビールを飲みながら練習だ!

タイガーを飲みながらピアニカを吹いていたら嵐がやってきた。
突風、沖の白波、雷鳴。そして雨が降ってくる。
風が止み、しかし沖に見えていたプラウ・トゥライ(珊瑚島)や白波は視界から消える。
この島のこの季節には、何日かに一度はこうして嵐がやって来る。
シーズンは10月半ばまで。
その後、この島は雨期に入る。

雨はひとしきり降ると、すぐに再びプラウ・トゥライの島影が見え出す。

ところでティオマン島では19時頃に日が暮れる。
朝、明るくなるのは6時頃。
ほぼ赤道直下だし、今は秋分の頃だから、昼夜がちょうど半分ずつだ。
それに暁と夕闇の時間を足すと、明るい時間は13時間くらいである。
また、真昼の太陽はほぼ真上に来る。

若干事務作業などもこなしてみた。
W-ZERO3にはエクセルやワードが持ち込めるから、これはなかなか便利だ。

集落に繰り出すと・・・なんと、今夜はついにあのお爺ちゃんのビール屋が開いている!!!

くつろぐお爺ちゃん
くつろぐお爺ちゃん.jpg

いやー、待ち遠しかった。
相変わらず店の前で横になってベンチで寝ているのが嬉しい。
ブラジルのビール、スコールを9本買った。

タイガーとスコール
タイガーとスコール.jpg

30RM。
ここでこのビールを買うなら1本100円ちょっとだ。

その後、これもオープンしていたのでインターネットをしてみる。
他にアクセスしている人がいるせいか、前回に輪をかけて超遅い。
冗談抜きで5分待っても一画面切り替え、あるいはタイムアウトだ。
ソネット等、普通のウェブメールは全くダメ、ヤフーやインター7も送信された事にはなるが、お返事が来ないから届いていないのかも。
そんな中、なぜかミクシイだけは健闘している。
まぁまぁ速い。ってか、とりあえずこれだけは見ることが出来る。
場合によっては1分以内に画面が切り替わってくれている気がする。
へぇ、ルーディーがミクシイ始めたんだ???

藤田浩司-koji fujita-
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クラゲが一杯 26 sept. 2006

2006-09-26 | 
6時過ぎ、早起きしてベランダで海に向かってピアニカを吹いていたら色々な曲のイメージが湧いてくる。
これを急いで譜面に書き付ければ相当な曲数を作曲出来るのだろうけれど、吹く事自体が楽しくて止められずなかなかそうもいかない。
そうしているうちに思い付いた曲は泡となって消え去る。
一曲だけノートに書き付けた。
ピアニカかアコーデオンがよく似合いそうな曲、「Hada Enana(アダ・エナーナ -ちっちゃな妖精-)」。

ピッと音を立ててエアコン本体側のセンサーが壊れた。
ちょっといじってみるが温度調整が効かない。

ふと海を眺めると今日は満ち潮に乗ってクラゲの大群が押し寄せて来た。
いくつもの固まりになって海面近くを浮遊している。
アレ、避けて泳げるだろうか・・・。
不安になり桟橋へ様子を見に行ってみた。
結論・・・無理だ。
宿に戻っても前の海岸線は波打ち際に沿って数十メートルに渡りクラゲがびっしり。
クラゲに当たらずに海と陸を行き来するのは難しそうだ。

午前中にもう2曲作った。
「君は振り向いた」これは歌もので本日作詞&作曲。
「Me has robado el corazon(君は僕のこころを奪った)」
こちらはラテンキューバンとJ-Fusionのミクスチュア。
だからこれもJ-Fusion。

お昼頃、意を決して泳ぎに行く。
注意深く浅瀬からエントリーしてみる。
・・・やっぱこりゃダメだ。沖に行ったら溺れます。
とにかくクラゲが多くて気が抜けない。
沖でこれの大群にぶち当たり逃げ場を失い、刺されまくってパニックになり、そんな事で溺れて死んでしまうのはみっともない。
鮫に喰われるのはある意味ロマンがある。
が、クラゲに刺されて・・・ではちょっと、ね。

お昼を中華系宿のレストランへと食べに行く。
ここはタイガービールが7RM。

タイガービール(ただしこれはビン)
タイガービール.jpg

ご飯も高めだ。
印度炒麺というのを頼んでみた。
6RM。
味付けはなかなか微妙である。
日本には絶対ない味付けのしよう。

午後、もう1曲作る。
なぜかダンソン。
「Danzon del Salang(サランのダンソン)」ベタなタイトル。

午前中に作った「君は振り向いた」を楽譜に書いて歌詞を割り付けてみるが、結構面倒な作業だ。
歌ものを作ったなんて何年振りだろう。
割り付けているうちに同じ歌詞に別のメロディーを思い付いてしまう。

ベランダで海を眺めながらビール片手にピアニカを練習する。
ウィントンマルサリスのアルバムをかけながら音を追っかけてみる。
ピアノもトランペットも心地よい。

今回、影響を受けようと思ってミシェルペトルチアーニとピアニカ前田さんのアルバムを持ってくるつもりだったのに、これらもやはり置き忘れてきた。
手元にアルトゥーロサンドバルのピアノアルバムがあるが、ベラベラと弾きまくっているだけであまり感心しない。

夜7時。
街(集落???)に出てみるが、まだレストランは開いていない。
桟橋までぶらぶらと歩いてみる。海を覗くと、数は減ったもののまだまだ泳ぐには気持ち悪いクラゲの数。

浮遊するクラゲ
浮遊するクラゲ.jpg

うーん、残念。
明日にはクラゲさん、消えていますように。

レストランはビールを買った帰り際にやっとオーダーを取っている姿を見かけるが、早くビールを冷蔵庫に冷やしておきたかったので、いったん宿へと戻る。
ビールだけは相変わらずよく飲むなぁ。
お爺ちゃんのビール屋は今日も閉店中。

8時。
再びレストラン。
今度は賑わっている。
野菜カレーとパイナップルジュースを頼んだ。

お店の前にいつ行っても愛想の良い、だけどまだ学生だろって年頃の娘さんがいる。
学校はどうしているのか、少し気になった。

藤田浩司-koji fujita-
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ウミガメをみた -サラン- 25 sept. 2006

2006-09-25 | 
朝のうちに今まで書きためてあった詞をW-ZERO3にまとめる。

午前中に今回初めてとなるインターネットをしてみた。
朝は1時間6リンギット。
・・・遅い。
とにかく遅い。
次のページへと行くのに1分2分待つ事もザラだ。
衛星だから遅いという断り書きはあったものの、まさかこれほどとは。
遅すぎてウェブメールなんか、送る前にタイムアウトになってしまうようだ。

自動ログアウト発生
自動ログアウト発生.jpg

ヤフー日本&US、ソネット、ロリポップ・・・いずれもメールを送れない中、なぜかインター7のサイトからだけはメールを送る事が出来た。
なんとか送れたものの、全てを書き上げた後に一瞬にして文章がフイになる喪失感といったら・・・。
ミクシィなども開いてみたが、日本語で書く事が出来ないし、ちょっと閲覧するのみに留めておく。
何しろ遅い。
1時間かかって1通のメールを送るのがせいぜいであった。
次回は一発でインター7経由のみにして送るだろうから、ずっと短い時間で済むだろう。

ネットした後、まだ潮が満ちている午前中泳いだら、ウミガメを見かけた。
中国系宿前の沖合。
今回初めて。
こうしてウミガメを追いかけながら泳ぐのは最高だ。
どうも満ち潮の時の方が大きい獲物に出会えるように思う。

中国人宿界隈
中国人宿界隈.jpg

午後ご飯を食べに出るが、2時半ではやはりサランコンプレックスは閉店中。
もっとフツーにご飯を食べる時間でなきゃやっていないみたい。
で、今回もサランインダーのレストランで。
野菜カレーの他にマレー風チャーハン(ナシゴレン)を頼んでしまったが、量が多い。
私には野菜カレーならそれ1品でよい。
反省。

野菜カレースープ
野菜カレースープ.jpg

月曜になってリゾートは閑散としている。
お爺ちゃんのビール屋は今日も閉店中。
昨年もよくお店の前で居眠りしていて体調が芳しくないようだったし、ついに旅立ってしまったのだろうか・・・。
それとも普通に旅行中とか。
昨年の記憶によれば、お店には彼が若かった頃、世界中あちらこちらへと行った時の写真がたくさん飾ってあった。

午後、今日は大潮なのか、海岸線が200mくらい後退していたけれど、メゲずに泳ぐ。
砂浜はフェリーの着く桟橋の向こう側にしかないので、そちらからエントリー。
桟橋の先をまわって宿側の浜へと泳いで戻ってくるが、桟橋の突端周辺は急深になっていて底が見えず、さすがに何か不気味な感じがする。
ずっと下に小魚の固まりが見える。
そのまま1kmくらい、サラン最奥の宿前の海付近までずっと泳ぐ。

途中の珊瑚礁・・・
まずは桟橋突端部付け根から海に向かって右30mくらいのところによく発達した珊瑚礁。
あっ、いた!
ナポレオンフィッシュ!
今回お初の巨大魚。

それから我が宿、AC24の沖合にも巨大な珊瑚の柱が1本。

次にサランインダーで一番高級そうな、海に突き出た部屋の沖合には巨大な珊瑚の柱が3~4本。

さらに岸を右手に見ながら泳ぎ進むと、中華系宿のダイバーショップ沖合に到達するが・・・
ここの珊瑚礁はすごい!
ここから中華系宿沖合の方に向かって軽く100m以上も珊瑚礁が続く。
黄色い珊瑚の柱や緑の珊瑚、それにおなじみ桃色珊瑚。柔らかくて波にそよぐ珊瑚もある。
もちろん魚も群れているよ。
熱帯魚系のカラフルなひらひらした魚が何種類も、それに南方ベラ系の派手な魚、アジ系の泳ぐのが速い魚、それにサヨリ系やフグ、ボラ、名前知らないけれどそこそこ大きいヤツ、その他諸々。

さて湾のはじっこまで来たし、そろそろ陸に上がるか。
いや、しまった・・・干潮で珊瑚が波打ち際まで生え揃っていて着岸出来ない!
少しだけ無理矢理珊瑚の上に乗って岸に向かって歩こうとしたが2~3歩で断念。
このまま歩いたら絶対ケガするわ。

引き潮で地上に顔を出した珊瑚
引き潮で地上に顔を出した珊瑚.jpg

仕方なく泳ぎ始めた場所、桟橋付近の砂浜まで再び1km泳いで戻る。
まぁからだを鍛えるのも今回の大きな目的なのでいぃんだけどね。
それでも休みたいときに休めないのは若干辛くもある。

干潮時にサランで珊瑚を眺めながら泳ぐ場合は、たとえ疲れたとしても思った場所でそうそう岸に上がる事が出来ないので、ある程度の泳力が必要だ。

夜。ベランダで海に向かってピアニカを吹き続けた。
滅多に出来ない事だが、なかなか気持ちが良い。
今回持って来るのを忘れたものの、思い切ってシンガポールまで買いに行っておいて本当に良かった。
ヤマハ製の良さを再確認出来たのも意義深い。
今回の事がなければ初めの頃のインプレッションのみでスズキPro V2を使い続けただろう。
もちろんアレはアレで良い楽器なのですが。

今日も曲を作った。
「Paseo al Cabo(岬を散歩)」、これはちょっとラテンを離れてファンキーな16ビートでやってみたい。
実は最近、ある面ではJ-Fusionがやりたくて仕方がないのである。

昨日も今日も島のバーでビールを4本お持ち帰り。
食べないけれど、飲むのは止められない。

島のバーの看板
島のバーの看板.jpg

今年のブラジル旅で思ったけれど、人間相当ローカロリーでも生きていけるし、からだも動く。
それこそ一日にパン一個(ただし色々と具の入ったもの)、生ジュース一杯でも調子が良い。
肉類は三日か四日毎に一食とれば充分。
また、ある程度お腹を空かせた状態の方が、健康にも精神にも良いのではないかとさえ感じられる。
どうも最近は三食きちんと食べる生活に疑問を感じている。
実際はどうなんだろう。
もちろん成長期の子供はたくさん食べる必要があるだろう。
だが、大人に関してはどうか。
三食も食べて満ち足りてしまうと、からだもこころも必要以上に緩んでしまわないだろうか。

最近は空腹を感じたときのみ食べることにしている。
今日は午後に一食食べたのみ。
2品頼んでしまったけれど、1品は殆どカロリーのなさそうな野菜カレーだ。
その中に肉は皆無。

別に我慢するわけでもなく、これで全然OKだ。

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ティオマン島、サランにて 24 sept. 2006

2006-09-24 | 
朝、ご飯を食べようとしたが、どこのレストランにもマレーメニューが全く見あたらないのでつい、食べそびれてしまった。
何もここまで来て朝からトースト食べなくても・・・ねぇ。

散歩したあと、午前中密かにノルマになっていた作曲を2題片付ける。
これで相当気が楽になった。

ノルマの作曲するよりか楽器を吹いている方が遙かに楽しいので、ついピアニカを練習してしまう。
ヤマハ、茶色のフルスケール、案外良いかも。
軽いし、音柔らかめでそれに何よりもブロウに対しての反応がよい。
そこいらへんはスズキのPro V2より優れているかも。
Pro V2は音色が管楽器にも似てきらびやか、そこが魅力なのだが、どうも弱音から強音までの吹きに対する反応ではヤマハに軍配が上がるようだ。
Pro V2でレコーディングした時にはここぞというフォルテに限ってリードの振動が止まってしまい、NG出してがっかりする事がよくあったが、ヤマハでは今のところそんな事がない。
またPro V2で感じたような低音を吹いたときのリード発音の遅れなんかもヤマハの方が軽そうだ。
とはいえ、今2台を吹き比べているわけではないので帰国後にもう一度吹き比べてみよう。

お昼を食べに来た。
久々のカンポンライス(ナシゴレンカンポン)。
デザートを一緒に頼んだら先に出てきてしまった。
サランインダーのカンポンライスは唐辛子が丸ごと入っていたりしてサランで一番ピリ辛い。
辛いと言えば、パヌーバの野菜カレースープは美味しいんだよなぁ。
今年は我慢だ。

サランインダーのレストラン
サランインダーのレストラン.jpg


ティオマン島は涼しい風が吹き渡り、いつ来ても快適だ。
昨日も今日もよく晴れている。

ティオマン島は今日も晴れ渡る!
ティオマン島は今日も晴れ渡る!ピアニカ!.jpg

それに小さな島だから犯罪もない。
刺激も少ないし、こうして書き仕事を進めるには最高の環境で、これまでに3度仕事を持ち込んできている。
一度めは「ラテンキューバンドラム教本上・下巻」をパヌーバで書き上げ、さらに「ベネズエラのリズム」を殆ど書き上げた。
二度めはピアノの教則本合わせて3冊だ。
まだ印刷まで手が回らないのが残念。
原稿は全て揃っているのにね。

食事を済ませて宿に戻るとすぐ部屋の変更が可能との知らせが。
喜んで早速シーサイドビューの部屋に移ってみるが・・・なんと海側に窓がない。
クレームを付けて別の部屋に換えてもらう。
やっと落ち着くも、この部屋はクーラーの水が室内に垂れる。
やれやれ。

桟橋よりサランインダーの部屋を望む
桟橋よりサランインダーの部屋を望む.jpg


今まで過去にここで嫌な思いをしなかったのは奇跡だったのだろうか。
27番長屋の部屋は論外、窓がなく上から配管の水が垂れてくる&水シャワー。6番シーサイドビューは窓がなく閉塞している。24番は何とか及第点だが、シャワーの水圧が足りない感じ。それにクーラーの水。6と24は冷蔵庫付き。TVはナシ。
ちなみにこの島では部屋の番号がちょくちょく変わるので注意した方がよいです。
同じ建物、同じ部屋の番号のみがなぜか変更になる。

宿は秘境パヌーバの方が断然いいな。
ここより安いけれど、設備も手入れも行き届いている。TVも付いている。あちらははずれた事ないもの。
次回はまた秘境パヌーバに宿を取ろうかな。
どっちもどっちというか、あちらは一軒宿なので自由さは犠牲になるかな。レストランを選んだりは出来ない。
レストランは宿にしかないから。
まぁジャングルの夜道を15分懐中電灯持って、しかも時にはロープを伝って山道を上り下りすれば隣の集落ABC(アイルバタン村)に出る事も出来るけどね。

午後、曇って来ちゃったけれど泳いでみる。
曇ると日焼けしないで済むのはありがたいが、やはり日が射していた方が海中の視界が良くて気持ち良い。
今日はクラゲをぱらぱら見かける。
これを注意深く避けながら泳ぐ。
集落の最奥、中華系の宿がある場所の沖合に巨大な珊瑚が密集している。
引き潮の時には手前の海岸が浅くなり過ぎ、珊瑚でお腹をこすりそうになるからダイレクトに最短距離ではそこへ到達する事が出来ない。
桟橋近くの海岸からかなりの距離を泳がなければここにはたどり着けない。
魚は今回小魚ばかり。表層を泳ぐサヨリを除けば大きくてもせいぜい50cmくらいまで。
まだ今回は巨大なナポレオンやウミガメ君たちには会えていない。

ピアニカは指換えのコツを覚えた。
ピアノを弾く時のように滑らかに音を繋げようとすると親指をくぐる時に肘が痛くなってくるが、それを犠牲にして丁度速いアルペジオのパッセージを弾くときの要領で手の甲を移動させると案外音がはずれずにうまくつながる事を発見。
まだまだこの楽器に関しては残念ながら素人くさい感じ。

部屋のベランダでピアニカ
部屋のベランダでピアニカ.jpg

夕方、2曲作った。
「Por Camino,Contigo(君と一緒に)」「Tulipan(チューリップ)」。タイトルに意味はあんまりないけど。
前者はゆったりとした明るめのバラード、後者は爽やかなフュージョンだ。

夜、ご飯を食べに行くが、私が贔屓にしているマレー人の溜まり場、サランコンプレックスはこの時間(20時過ぎ)では既に閉店。
仕方なく引き返し、サランインダーのレストランで、お昼に思いを馳せた野菜カレースープを注文してみる。5RM。
スープだけじゃどうかと思い、半チャーハンをも食べてみたが、かつてないほどお腹一杯になり、マジ歩くのに支障が出る。
こんな程度でと、改めて自分は胃が小さいんだと実感。
今後は野菜カレースープだけにしよう。
むせるくらい辛くて、それがイィ感じ。

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ティオマン島へ -Kluang→Plau Tioman(Salang)- 23 sept. 2006

2006-09-23 | 
朝10時半クルアン発のバスでティオマン島行きフェリー乗り場のある港町、メルシンへ向かう。
途中の道はワインディングが大きく、かなり揺れる。

メルシン着12時。
今回初めてフェリー発着所のバスターミナルにバスが着いた。
ここでもやはりどこからか声をかけてくる人が現れる。
バスターミナルでも必ず声がかかるが、マレーシアでそのテの人から声がかかった時には、まず真面目な仕事人だから安心してよいだろう。

メルシン市街
メルシン市街.jpg


付いていくと、やはり旅行会社の人だった。
ここで宿とボートを予約する。
サランインダーリゾートのシーサイドビュー1泊120RM。
ちなみにヒルサイドは90RM。
いやいや、年々高くなるなぁ。
今回は絶海の一軒宿、パヌーバに泊まるのはやめてしまった。
サランでノラリクラリだな。
こちらはリゾートに適度な規模があり、あまり不自由を感じない。
ビールも歩いて買いに行けるし。
ここでピアニカを練習しまくり、曲を書きまくり、そしてノルマの仕事を全部やっつけるのである。
ちなみに秘境パヌーバの宿はエアコン付きシーサイドのドリアンルーム1泊朝食付き90RM位だ。

島の中心地テケッにある免税店でタイガービールをしこたま買い占めようともくろんだが、それは許されなかった。
途中下船のアレンジは出来ないとの事。残念。

スピードボートは13:45にティオマン島へと向けて出発した。
相変わらず猛スピードで波がお尻に固く響く。
今日は土曜日のせいかチャイニーズがやたら多い。
普段は白人ばかりなんだけど。
チャイニーズ、多分シンガポーリアンだと思うんだけど、この人達はよくゲンティンというリゾートで下船する。

スピードボート
スピードボート.jpg

ティオマン島はじめの港、ゲンティンには14:45に着、その後テケッ、ABCを経由してサランには15:15に到着。
早速宿へと向かう。
今日1日だけシーサイドビューの部屋が満室で取れなかったのだが・・・
今日の部屋はひどかった。
長屋の一室で確かにエアコンはあったが、陽の当たらない、窓が一つの風通しの悪い部屋であった。しかもテレビ、冷蔵庫、それに電源もないときている。
上から配管の水漏れが壁づたいに垂れてくるポイントがあるし、なるほど、これでこの宿の評価が割れるのか、という事がよくわかった。
今までティオマン島の宿ではずれに出くわしたことがなかったので油断した。

サランインダーリゾートレセプション
サランインダーリゾートレセプション.jpg

油断といえば、今回のエージェントの仲介料は高かった。直接予約するのに比べ一泊毎に20リンギットも加算されていた。
これも今までマレーシアで嫌な目にあった事がなかったので、油断したものである。

手数料の高い旅行社、パラダイスアイランド
手数料の高いパラダイスアイランド.jpg

てっきり宿が値上げをしたのかと思っていたが、そうではなかった。
仲介料なし、宿に直接予約した場合の料金、この長屋は1泊70RM、明日から移るシーサイドビューの快適な部屋は100RMだ。
直接の予約と、ここでは長屋より上のランクの部屋に泊まる事をお勧めする。
値段以上にクオリティの開きが大きい。

久々に数年前に出来たサランコンプレックスでご飯を食べる。

桟橋から見るサランコンプレックス
桟橋から見るサランコンプレックス.jpg

ナシゴレン4.5RM。

ナシゴレンカンポン
ナシゴレンカンポン.jpg

この場所にはなぜか地元のマレー系とインド系のみがたむろする。
なぜか中華系の人もいない。会話もマレーシア語でだ。
私はこの場所、結構落ち着く。

さて、夕方18時半を過ぎ、お爺ちゃんのビール屋が開店する時間になったので出かけてみた。
が、なぜか本日は店が開かない。

お爺ちゃんのビール屋
お爺ちゃんのビール屋.jpg

これもはじめて。
うーん、残念。ブラジルのスコールが3本10リンギットだったのだが。
仕方なく近所のレストランでタイガーを飲む。
こちらは1本5リンギット。160円くらいか。
海外でこの値段は高く感じるが、まぁマレーシア本土並の値段だ。
通常島の物価は高いが、ティオマン島が数年前にフリーポート指定を受けた後、ビールはグッと安くなった。

今まで行った国の中で最もビールが安かったのはエクアドルだろうか。レストランで大瓶1本頼んで100円くらいだった。その他ベネズエラやブラジルもかなり安いように感じた。
逆に一番高かったのはバハマ。ここではスーパーで小瓶1本買っても250円くらいしたように思う。

6年前からの友人、インドネシア人のゲイボーイ、ラダに会った。
一年振りの再会。また少しふっくらとしたようだ。
歳を取るということは、悲しいかな、肉体を崩してゆく。

ピアニカを練習する。
レコーディングの時には弾くのが難しい曲はホースを使って鍵盤を机に置いての演奏だったので、かなり普通に弾けたのだが、ライブでのビジュアル面を考えるとやはり管楽器のように構えた方が見てくれが良いと思い、マウスピースで練習している。
うん、オクターブのアルペジオがまずまともに当たらない。
鍵盤と手の関係が不自然でやたらキツい。
今日のところは楽器を真下に構えると若干良いように感じた。
これから約二週間、試行錯誤してみます。

作詞は順調。「君とドライブ」、「戻れないかな・・・」、「愛することをやめよう」、「君は素敵さ」と今日だけで4つ出来た。丸二日で10作。もうこれくらいあればアルバム一枚には充分かな。
さらに昨日までに作詞した「君はかわいいね」と「卒業前の告白」には完璧にメロディーを付けてみた。

その他ノルマの仕事、テレビコマーシャルの曲を一応作ってみた。

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再びシンガポールへピアニカを買いに 22 sept. 2006

2006-09-22 | 
今回ピアニカを日本に置き忘れてきてしまったのだが、これだけは期間中どうしてもさらっておきたかったので、仕方なく本日再び国境を越え、ピアニカを買いにシンガポールへと戻ることにする。
ここクルアンではピアニカはおろか、現在楽器屋さえ一軒もないが、いくら何でもシンガポールでなら確実に手に入るだろうと目論んだ。

クルアンの街角
クルアンの街角.jpg


アニカホテルの馬、洋、華折衷の素敵な朝食を頂いた後、9時半にバスターミナルを出発。
マレーシア第2の都市、ジョホールバルのラーキンバスターミナルに11時着。星柔快車で国境のコーズウェイも順調に抜け、シンガポール市内、ブギス駅付近のターミナルにはお昼前に到着。

アニカホテル
アニカホテル.jpg

ラーキンバスターミナル
ラーキンバスターミナル.jpg

星柔快車
星柔快車.jpg


全く見当が付かないので、まずはインフォメーションの多いオーチャード通りを目指す。
街中にあるツーリストインフォメーションの人はとても親切で、市内あちこちの楽器店をネットで調べた上、電話をかけて問い合わせてくれた。シティーホール近くのカワイには25鍵のものがあるとのこと。また、その他の楽器店にはまったく在庫がないとのこと。う~ん、25鍵・・・ソプラノか・・・。

あきらめずにJCBプラザにも聞きに言ってみた。ここの人も超親切。感じのよい、超親切で笑顔の素敵なきれいなお姉ちゃん。
近所のヤマハでピアニカを見かけたという。また彼女もあちこち問い合わせしてくれたが、やはり確実にあるのはカワイにある25鍵のものだけだった。
ヤマハはなぜか電話がつながらなかったけれど、見かけたという情報を頼りに、あいさつもそこそこにして買いに行ってみた。


カルフールが入居するビルの中にあるヤマハはかなり大きかった。
期待して店に入ると・・・ありました!フルスケールのと25鍵のがどちらも。
ヤマハのフルスケールのは既に持っているけれど仕方ない、購入する事にする。
日本で買うよりかなり高めだが、致し方ない。
茶色いピアニカ「P-37D」インドネシア製。
本当はホーナーに似ているという台湾製のものがあったらいいな、と思っていたのですが。
ヤマハの25鍵のものはちょっと吹かせてもらったら、どうもソプラノではなかった。

カルフールも入居するショッピングセンター
ヤマハの入っていたショッピングセンター.jpg

ヤマハシンガポール店
ヤマハシンガポール.jpg

買ったピアニカ、ヤマハP-37D
買ったピアニカを吹く.jpg


お昼にマレー風ラーメン???ラクサを食べた。シンガポールでもビールは高い。ほぼ日本並の値段。
スーパードライがなぜかあのエビスより高値。

ラクサ
ラクサ.jpg


シンガポール市内にはたくさんの日系商店がある。
西友、伊勢丹、高島屋、ヤマハ、カワイ、ベスト電器、ダイソー、紀ノ国屋etc...

なんだかんだいって結構体力を消耗し、シンガポールの秋葉原、シンリンタワーに少しだけ寄り道してさっさとマレーシアに戻る。

・・・帰りは夕方の帰宅ラッシュと重なり大渋滞。
クルアンに戻ったのはシンガポール市内のバスターミナルを出てから3時間半後、今までのワースト記録だ。

クルアンのスーパーで蚊取り線香用のライターを探すがどこも売っていない。
2リンギットショップでようやく見つける。

金曜日、クルアンのお店は夜9時を過ぎてもまだまだ賑わっている。

クルアンマック
マレーシアのマック.jpg

クルアンケンタ
マレーシアのケンタ.jpg


そうそう、移動中に詞を五つ書いた。
「恋に変わった」「君はかわいいね」「君に逢う時のときめき」「思い遂げようか」「ただ君が好き」
飛行機内で書いた「卒業前の告白」と合わせてこれで6つ。
思いがけずまずは順調かも。

今までに詞を書いた経験は殆どないが、どうもメロディーと一緒に出てくるようだ。
全ての詞にもう大体のメロディーが付いている。

現実と切り離して、あくまでもきれいな世界を描いてみたい。

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シンガポールを通り抜けてクルアンへ -Singapura→Kluang- 21 sept. 2006

2006-09-21 | 
朝の1時頃シンガポール(チャンギ)国際空港に到着。
チャンギではインターネットがフリーアクセスなので、まずはメール等色々とチェックしてみる。
フリーと言っても一応15分がリミット、大した事は出来ない。

観光案内所なんかも冷やかしながらダラダラした後、2時頃荷物を受け取る。
チャンギはセキュリティがしっかりしていて荷物を放っておいても安心だ。
市内のホテルに宿を取るにはあまりに時間が中途なので空港で夜明かしする。
これで二晩徹夜だ、さすがにキツいだろうな。


6時に地下鉄でブギスへと向かう。
ブギスから国境を越える星柔快車に乗る。
地下鉄はS$1.5+デポジットS$1、星柔快車はS$2.4、マレーシア国境の街、ジョホールバルには7時半頃到達。その後ラーキンバスターミナルからクルアンへ。8時発車で9時20分クルアン着。
市内の常宿は市内の高級ホテル???「アニカホテル」だ。
ここは早着でもすぐにチェックイン出来るのが嬉しい。
また高級と言っても料金は3000円弱である。
ビジネス系では1000円くらいから市内にホテルはいくらでもある。

昨晩から何も食べていなかったのでマレー料理屋でかねてから気になっていた「ムルタバ」を食べる。
これはドライカレー味のインド風お好み焼きといったところか。
美味しいし、栄養バランスもなかなかよいかも。小麦粉の生地にタマネギと挽き肉が入っている。

さて、その次は両替。首都クアラルンプールに次ぐ大都市、ジョホールバルやティオマン島への中継基地、メルシン、それにティオマン島のテケッやサランのどこよりもここ、クルアンの両替率がよい。
なぜだかはわからない。普通こういった地方都市の両替率は落ちるんだけどなぁ。

クルアンなんて街、おそらくこれを読む誰もがご存じないでしょうが、私はクルアンフリークです。
ほぼ毎年訪れるこの街の規模は、なぜか私に丁度よい。

今年もまた新たな建物を建設中、来年はさらに賑やかになりそうだ。

両替の後は、旅の必要品と忘れ物の補強買い出し。
今回やはり色々な忘れ物をした。
充電器のアダプター、磯歩き用の短い靴下、コンタクトレンズの洗浄保存液、おしぼりウェッティ、石鹸、蚊取り線香、ポータブルオーディオを鳴らすためのスピーカー、それにピアニカ!
今回ピアニカを練習するのが一つの大きな目的だったのに出かけ際まで忙しくて、つい持ってくるのを忘れてしまった。
昨年まで市内に楽器屋があったので、いいや買えばってタカをくくっていたらなんと市内唯一の楽器店が今年閉店に。唖然。仕方ないのでこれは明日シンガポールへと買いに戻る事にする。
とはいえ、ないだろうな、スズキのPro V2。
洗浄保存液は空港で買い足したものの、ホテルで荷をほどいたみたらなんと元々ちゃんと持って来ていて愕然。
わざわざ重くなるものを買い足してしまった。
何しろ忙しい中、ただ詰めただけの荷物だったので発見が困難だった。
アダプターは環球というマレーシアのチェーン系デパートで無事購入。日本より安い。
マレーシアでは忘れ物があっっても大抵のものは買う事が出来る。

さらにいえば寝間着用の短パンとかあとで交換しようと思いつつとりあえずカバンの中に放り投げておいた不便なもののままだったし、タオルなんかつい6枚も持って来ちゃって、一体何やってるんだか、って感じです。

夜はホテル近所の酒屋でビールを買ってみたが、日本より高くなってる。
シンガポールのタイガー大瓶が10.5リンギット。量販店で大瓶を買えば日本なら280円と言ったところだろうが、しかしこちらでこれは350円くらいする。

充電器、今回買ったアダプターでは単四は充電できるものの、単三はNG。
電圧は充分だが、電流があと200mAh足りなかった。
これくらい何とかなるかと思ったんだけどな。
結構デリケートだ。
仕方ないので充電池を使う機器は、針金で結線して単4電池で駆動させる事にする。

藤田浩司-koji fujita-
DrumStudio LA FIESTA

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cozy-corner~藤田浩司(ふじたこうじ/koji fujita)のblog

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