cozy-corner:藤田浩司(ふじたこうじ)のblog

ラテン系ドラマー、またあるときはピアニストのマルチミュージシャン藤田浩司(Koji Fujita)が送る、日々の記録

民族音楽を訪ねて 27 mayo 2005

2005-05-27 | 徒然なるままに
 高校生の頃、深夜のFM放送に「民族音楽を訪ねて」という番組がありました。それを聴くのが趣味だったのを思い出し、久々に番組を録音したものや、その他、声明を聴くのも好きだったので、そんなのも合わせて、聞き直してみました。
 チベット仏教の音楽なんか、心に響きますな。何を言っているのか全くわかりませんが、超低音の合唱や独特なラッパの音、それに小さい銅鑼にも似たシンバルの音。
 近いようでそれとはやはり別物に響く日本の声明。宗派によってかなり違った響きを持ちますが、私は華やかな真言宗豊山派(ぶざんは)のものが好きです。日蓮宗の勇ましい団扇太鼓も、また良いものですけど。
 「民族音楽を訪ねて」・・この番組のおかげで、まだ高校生のうちに世界各地の民族音楽を知る事が出来ました。
 例えば、一口にアフリカの民族音楽といっても、北部ではイスラムの影響が強いですし(アラベスク模様のようなイメージがあります)、キューバ音楽へはもちろん、世界のポピュラー音楽に大きな影響を与えた躍動するリズムは主に西部低緯度地域のものです。ヨルバ、ダホメ、イボ、コンゴ、カラバリなんて民族、あるいは古王国の名をキューバでは良く耳にします。
 東アジアでも日本、韓国、中国等音楽が違いますものね。国内でも地方によって多様な違いがありますね。この場合は民俗音楽でしょうか。
 またこの番組の中で紹介されるタイトル、例えば「トゥアレグの太鼓」とか「救済者ゴンポに捧げる音楽」「トングサ谷のフォークソング」等々の、当時何か怪しい呪文のように聞こえた言葉が心の隅に留まり、それが世界各地への興味をさらなるものにしてくれました。

藤田浩司
DrumStudio LA FIESTA

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ラテンアメリカ情報  21 mayo 2005

2005-05-21 | 
ラテンアメリカ諸国を巡る旅に出かける知人に、メールを書きました。せっかくの情報ですのでこちらに転載しておきます。

 ○○○○様

 こんにちは。いいですね、数ヶ月のラテンアメリカ。

 その中で私が行った事のある国はメキシコ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドルです。

 メキシコではベラクルスなんかキューバ音楽とも繋がりが濃厚で面白いかもしれません。

 ベネズエラは首都カラカスが面白いです。黒人がたくさんいます。たまにハバナでやるような道路に野外ステージを組んでの無料ライブがあります。これは見物です。が、治安にはくれぐれもご注意を。野外ステージが出る地区は、黒人以外の人からは行くなと言われていました。実際近所で撃たれた人の話をたくさん聞きましたし、カラカスでは夜間撃たれる危険性があるので、誰も赤信号で止まりません。

 コロンビアではカルタヘナなんか面白いですよ。ご当地の陽気な音楽、バジェナートの楽団を乗せた観光バス(オープンカー)で町中を走り回ったり、ビーチでだらだらしているとバジェナートの楽団が自分を囲んで演奏してくれます。これは最高にリッチです。ただし物売りはキューバ以上、強烈にうるさいです。
 それから季節によっては南米サルサの首都、カリ。クリスマスの頃にはライブ目白押しだそうです。
 カリからほど近い太平洋に面した港町、ブエナベントゥーラはここに行けば音楽がたくさん聴けると言われて行ってはみたものの、とてもそんな雰囲気ではなく黒人100%、湿度100%、太陽光線0%の長逗留すると病気になってしまいそうな街でした。シャワーを水にして浴びた後に体を拭いても全く乾きません。洗濯物も洗ったら最後、濡れたままです。行ったのは冬でしたが、もしかして季節によっては劇的爽快になるのかもしれません。
 それからボゴタはとても市街地が広いです。ライブハウスがある地区は歴史的建造物が連なる中心街とは離れていたと思います。

 エクアドルには全くサルサは存在しません。全くです。山の音楽が聴けます。物価は非常に安く、お店で1ドル出せば大瓶のビールが飲めました。

 また、ここいらへんの南米三カ国は石油が採れるせいか、バス賃がとても安価です。それからベネズエラは外で食事すると非常に高く付きます。日本以上かもしれません。

 私の知っているところではそんなところですが、どうぞ気をつけて行ってらっしゃい
 藤田浩司

藤田浩司
DrumStudio LA FIESTA

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Googleの地図はすごい! 20 mayo 2005

2005-05-20 | 徒然なるままに
最近のWeb地図はすごい!特にアメリカ合衆国の部分は詳細です。
衛星から見た写真で、友達の家までわかります。
国防上問題がないか、心配になるくらい詳細・鮮明です。
ちなみに日本の部分は他に比べてかなり縮尺率低いです

http://maps.google.com/maps?ll=71.281357,-24.569550&spn=0.345383,0.506744&t=k&hl=en
藤田浩司
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「マイティ・ハート」マリエンヌ・パールの手記を読んで 19 mayo 2005

2005-05-19 | 徒然なるままに
 2002年1月パキスタンのイスラム過激派によって誘拐、殺害されたウォールストリート・ジャーナル紙記者、ダニエル・パール氏の妻、マリエンヌ(キューバ系二世フランス人にして仏教徒)の、当該事件当時を綴った手記を読みました。

 確かにテロは許されない悪ですが、著者の無邪気な西欧的価値観絶対主義が気になって、私はこの本を気持ちよく読み通す事は出来ませんでした。

 彼女はイスラムのテロに対する米国の戦いについて、米国が善の側である事に全く疑いないようでした。
 しかし、歴史は連綿と続いていて、根はもっと深いのではないでしょうか。
 私には今の、イスラム社会対米国の戦いが、イスラムのスペイン侵攻、ヨーロッパの十字軍から連綿と続く動きのように感じられます。
 また、ここ六十数年の米国外交政策は、かなりな理不尽を押し通してきているなとも思っています。

 彼女は文明、人種間を繋ぐ架け橋となる仕事をしたいと語っていますが、それならイスラムやその他の地域の事をもっと尊重しなければならないと感じました。
 事件の被疑者、パキスタンのムスリムへの拷問には目をつぶると受け取れる記述等々にはびっくりしました。
 彼女の言う「地球市民」という言葉も、無邪気にも考え無しに全世界の西欧化を目指しているように私には受け取れました。
 一般西洋人ならば仕方ないとして、ジャーナリストであるという彼女の、見識には少し悲観させられます。
 彼女は少しでも世界を良くしたいと願い頑張っていて、その姿勢には共感出来るのですが・・。
 オビに書いてあるような「感動の書」としては、とても私は読む事が出来ませんでしたけれど、はたしてみなさん感動するのでしょうか・・・。

 批判的な内容となってしまいましたが、最後に、善良な志を持ちながら不幸にして当該事件の犠牲者となってしまったダニエル・パール氏に哀悼の意を捧げ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
おんあぼきゃべいろしゃのうまかぼだらまにはんどまじんばらはらばりたやうん
この世界にいつか真の平和が訪れますように。

藤田浩司
DrumStudio LA FIESTA

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タバコの投げ捨て  15 mayo 2005

2005-05-15 | 徒然なるままに
 先日、とあるスーパーの駐車場に車を止めたら、となりで男性二人が何かもめているようでした。
ちょっと聞こえてきた話では、走行中に車の窓から煙草を投げ捨てたのを、後ろを走っていたもう一人の男性が注意したところ、前を走っていた投げ捨ての男性は窓も開けずにそれを無視したので、車を止めるところまで追いかけて注意していたようでした。
 私も用事を済ませて車に戻ってみると、その後、辺りに警察官が何人も来ていて、投げ捨てた男性が調書を取られていました。
 警察まで呼んでしまうとはすごい根性だ。大体見知らぬ人を注意するのは物騒な事件の多い昨今、とても勇気がいる事です。

 車からの煙草の投げ捨てはマナーとしても問題ですが、後続車に危険ですよね。まだ火の着いたままで投げ捨てられた煙草を、後続車が反射的によけてしまうと、正面衝突などの大事故につながりかねないなと、かねてより思っていました。
 また、場所によっては山火事も心配ですしね。実際に、たばこの投げ捨てが原因の山火事も多いようです。
藤田浩司
DrumStudio LA FIESTA

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湯治  6 mayo 2005

2005-05-06 | 
 実は3月半ばから右肩がうまく動かせない程に痛くて、早く治したいと思っていたのですがこの度、蔵王温泉の湯でカラッと治ってしまいました。
 ドラムセットでライドシンバルを叩くのに、右手をあげている姿勢を長年続けていたのが今回、ついに限界を超えてしまったようです。今後、ワンタムワンフロアの人のように、ライドシンバルを低くセッティングする事も考えなければならないかもしれません。

 蔵王温泉といえば、世界でも指折りの酸性泉ですが、この他にphの強烈さを誇る有名どころとしては、群馬の草津温泉、秋田の玉川温泉、それに河原毛地獄、北海道の川湯温泉・・・etcが思い浮かびます。
 個人的に、療養にはこの酸性泉が自分のからだに合っているようです。以前にもベネズエラで患った皮膚病とか、その他諸々をこの手の温泉で完治させています。

蔵王川原湯
F1040432蔵王川原湯.JPG
 ここのお湯は湯口から流れ出てくるのではなく、温泉の湧出口に湯船を組み立てた、大変贅沢なものです。つまり空気に触れて酸化する前の、完璧な処女泉にひたる事が出来るのです。こんな贅沢、体験出来るところは滅多にありません。
藤田浩司
DrumStudio LA FIESTA

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色々な作品をつくりたいなあ・・・  5 mayo 2005

2005-05-05 | レコーディング
実は今日、誕生日を迎えました。
こんな日には色々考える事があって、今後やっていきたい事が沸々とアタマに浮かんできます。
ラテンジャズはもちろんですが、本格サルサもやってみたいし、歌ものポップスも久々にやりたい。癒し系のピアノも弾いてみたければ、それから・・演歌とか、音頭とか、冗談ものも真剣にやってみたいし・・。
片っ端からカタチにしていこうと思っています。

藤田浩司
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続東北ネーミング 4 mayo 2005

2005-05-04 | 
またまたありました、渋いネーミング。福島県本宮町のお弁当屋さん「炊きた亭」。青森で見た「すぱげ亭」「ラコス亭」に続くスマッシュヒット!

藤田浩司
DrumStudio LA FIESTA

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