cozy-corner:藤田浩司(ふじたこうじ)のblog

ラテン系ドラマー、またあるときはピアニストのマルチミュージシャン藤田浩司(Koji Fujita)が送る、日々の記録

このお方はどなた? 11 junio 2006

2006-06-11 | Brasil
ブラジル、サルバドールからフォルタレーザへと向かうバスの中で流れていたライブ映像が素晴らしかったので、是非手に入れたいと思っているのですが、どなたかこちらのアーティストをご存じの方、いらっしゃいましたら教えて下さい!
多分すごく有名な方なのでは。

バスの中で見たライブ映像.jpg

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藤田浩司のブラジル音楽旅行記- 「誕生日をナタルで迎える 5 mayo 2006」

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DOCOMO D902i アドレス帳編集中 10 junio 2006

2006-06-10 | Brasil
アドレス帳編集用にソースネクストの携快電話というのが安かったので使ってみる事に。
ホントはケーブルだけ買ってドコモで配布しているフリーのデータリンクソフトを使おうと考えていたのですが、五百円しか違わなかったので、つい。

使ってみて気付いた事。
アドレス帳一件あたりに登録出来る電話番号とメールアドレスが4つまでって事。
携帯端末本来の能力は一件あたり5つずつなので、ちょっと残念。

で、なぜかデータリンクソフトでは携帯端末の認識がうまくいかない。
全然難しい設定する場所もなさそうなのですが・・・。

さらに・・・以前のような豪華写真付きアドレス帳を復活させようとするも、以前のものはすべて端末でも認識するのに、今回PCで編集した写真は端末で認識してくれない。
属性やらファイル名やら大きさやら極力以前のファイルに合わせてみたんだけどなー。
なんでだろ?

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藤田浩司のブラジル音楽旅行記- 「ナタル ザス・トライス 4 mayo 2006」

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帰国! 21 mayo 2006

2006-05-22 | Brasil
本日、何とか帰国する事が出来ました。
ブラジル見聞録なども少しずつですがアップしていくつもりです。
どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。

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なんとか無事に日本へと帰国! 20 mayo 2006

2006-05-20 | Brasil
本日成田は雨、23℃との事。
1ヶ月ぶりに乗る超大型飛行機。
カナダ上空に入った辺り、非常に気流が悪く、頼んだダイエットコークをコップにつぐ事が出来ない。

ブラジル滞在中に見聞した音楽を振り返ってみれば、フォホー(バイオン、ショッチ)、コーコ、アシェ、アフォーシェと呼ばれるアフロパーカッションを中心とした音楽、カンドンブレ、ビリンバウを使ったカポエイラの音楽、トリオエレトリコ、マルシャ、素朴なものからソフィスティケートされたものまでのサンバ、パゴージ、ボサノバ、ショーロ(ショリーニョ)、フレーボ、カボクリーニョ、カリンボ、それになぜかレゲエにロック。さらには南インドのパーカッション、ガヴァオやケンジーラの演奏、それにジャズまで。
興味のあったレシフェのマラカトゥこそ見る事が出来なかったが、これだけのものをいちどきに見る事が出来て、大変満足している。
この1ヶ月の間にブラジルで見聞した事は、これから先に続く創作活動の大きなエネルギーとなるに違いない。

今回色々と情報やアドバイスを頂いた青木カナさんにはこの場でも厚く御礼申し上げたい。
フォホーの音楽は特に気に入った。
それkらショーロ。
サンバももちろん素晴らしいけれど。

こうして日記を不眠で書き続けて、フライト最後の食事時間を迎えた。
以降の鈍くなったアタマで何も考えずに出てきた言葉は「Cafe, por favor(コーヒー下さい)」、スチュワーデスに日本語で「お砂糖、クリームはお付け致しましょうか?」と聞かれているのに「De Negro(ブラックで)」。
その時は自然だったのですが、すぐ後でやっちまったと思いました。
スペイン語は私にとって完全な第二言語だ。
もちろん不足や間違いは多いけれど、自然に口をついて出てくる言葉は、やはりこの日本語かスペイン語。
もうしばらくはボケるかもしれません。
(あとでキューバ人から電話もらった時には「ベルダージ」とか、ボケてました。)

あと一時間半で成田到着です。

18日夕方リオを出て、こうして20日午後に成田に到着。
足かけ3日もかかるブラジルはやはり遠い国だ。

強盗に遭った事でこうしてチョー余分な仕事が増え、仕方なくそれでも一心不乱に少しでも記憶の新鮮なうちにと日記を書き続け、そんな中にも良い事はあった。
隣の座席に座っていたカワイらしい韓国の女子大生、リー・ミンオクちゃんから「ライターさんですか?」と声をかけられ、仲良しになった事!
今度は釜山にでも行ってみるか。

なんて、まずはしばらく日本で頑張らなければ、と気持ちを切り替えるのであった。

-藤田浩司のブラジル音楽旅行記- 2006年4月19日~5月20日


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成田へ 19 mayo 2006

2006-05-19 | Brasil
NYへは定刻の6:00より15分ほど早く到着した。
ニューヨークが持つ国際空港のうちの一つ、ニュ-アーク空港はやたら広い感じで見渡せる範囲にはお店も少ない。
もう一度インターネットをしたかったのだが、付近には見当たらなかった。
またトランジットの待ち時間のあいだにシャワーでも浴びておきたかったのだが、そういった施設も噂ではこの空港のどこかにあるはずなのに、これも付近ではまったく見当たらなかった。

成田行きの飛行機は定刻通りの出発。

ブラジル出国前日に警察署で日本人の女性と会話したせいか、日本語によるアナウンスも普通に耳に入ってきた。

こんな事を言うのも、海外へ行き始めた頃にはしばらく外国(西欧圏の)にいて日本に戻ると、漢字の看板があたかも外国の文字に見えたりして、おー外人が漢字を見るとこんな漢字に見えるのか、なんて感覚に陥った事もあったからだ。
しかし、最近はスムーズにアタマが切り替わるようになった。
また、以前は帰ってきてもしばらくつい西語が口をついて出てきてしまったりして恥ずかしい思いをした事もあったけれど、それも切り替えがスムーズになった。
噂ではその頃、寝言までスペイン語になっていたらしい。

こうしてみると、海外の文化に溺れる時代は過ぎ去ったのかもしれない。
それは寂しい事でもあり、しかしまた日本人として当然必要な事でもあるだろう。

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ありがとうブラジル! 18 mayo 2006

2006-05-18 | Brasil
今日はついにブラジル滞在最終日。
しかし、昨晩警察署でもらった書類にミスがあったのを見つけてしまったので、仕方なく朝早くから三日連続で観光警察のあるレブロンへと向かう。
過去二度ともパトカーで連れて行ってもらったし、帰りは辺りが暗かったので、今ひとつ観光警察の場所がよくわからない。
何しろ地図をも奪われてしまい、なおさら場所の見当を付けようがない。

とにかくレブロン行きのバスに乗り、書類に書いてあった住所の近くで降ろしてもらう事にする。
とはいえ、場所を尋ねてみたバスの車掌でさえ見当が付かずに、お客さんに質問していたようなマイナーな通り。
不安である。
一時間弱かかって宿のあるグローリアからレブロン地区に到着。

街ゆく人に場所を聞きまくるが、中々見当が付かない。
そのうち、とあるビルのガードマンが親切にも近くのキオスクの主人に尋ねてくれた。
ツーリストポリスの場所を聞くと、なんと書類の住所ではないという。

別の通りを教えられ、その方向に向かってみる。
途中交番があったので、ここでももう一度場所を確認してみる。
そこにいた警察官の確信に満ちた答えに私は安心し、教えられた方向へと向かう。

かくして、無事に観光警察に到着。
観光警察の正式名称はGoverno de Estado da Seguranca Publicaといって、なんと教えられた通りと表記されていた通りの交わる場所、すなわちR.Humberto de CamposとR.Afranin de Melo Francoの交差点にありました。
中には初回お世話になったとても親切な警察官がいて、再開を喜び合ったのでした!?
スムーズに書類へ必要事項を書き加えてもらい、挨拶もそこそこに警察署を後にする。

その後、地下鉄カリオカ駅へ最後の天然ガラナを飲みに行く。
より重要だったのはリオ市内の地図を買い直す事だったのだが、馴染みのお姉さんのところでカショーホなどを食べていたらなぜかうっかりそちらは忘れてしまった。

地下鉄カリオカ駅前の教会
地下鉄カリオカ駅前の教会.jpg



それから昨日強盗にあったフラメンゴ海岸へと行く。
というのも、強盗に遭ったその時にminiSDカードだけは返してくれと言ったら、犯人は何かを地面に投げ捨てる仕草をしてカードはそこにあると言ったから。
その時、投げ捨てられた物体が着地したであろうその辺りを私は探してみたけれど見つからなかったので、一応今日もう一度探さなければ悔いが残ると思ったから。

警察でさえSDカードって何?って認識だったので、あの時の犯人がそれを理解してケータイ脇のふたを開けてカードを押して抜き取るという一連の作業を出来たとは到底思えないのだが、とはいえ、まだ探す時間があり一縷の望みがあるうちに諦めてしまってはあとで非常に後悔しそうだった。

もう一つは現場検証をしたかったから。
強盗なんて滅多に遭う事のない貴重な経験だから、その現場をもう一度よく見ておきたかったのである。

さて問題のフラメンゴ海岸に到着してみると、今日はなんて事のないのんびりとした雰囲気が漂う。

昨日も今日も快晴、平日の午後、条件はあまり変わらない。
昨日も海岸にはそれなりの人がいた。

結局、一瞬周囲誰も人がいなくなるとか、ちょっとした瞬間に犯罪に巻き込まれてしまうようだ。
一時たりとも周囲に安全そうな人がいなくなる瞬間をは作らないように心がけた方がよいだろう。
また、昨日も一昨日も犯人はまず穏やかに話しかけてくる。
ここが難しいところで、こういった瞬間をすべて避けてしまえば無味乾燥な旅になってしまう。
気さくに話しかけてくれる良い人が圧倒的に多いのです。
私の場合、運が悪かったらそれまでと、半ば諦めてよほど特別怪しくない限りは話しかけに応えるようにしている。

また、どんなに注意いていても一度目を付けられてしまえばそれまでかもしれない。
とにかく目立たないようにするのが安全確保、この手の犯罪を避けるための最善策であろう。
しかしとはいえ、東アジアの国以外では私たち日本人の顔はどうしても目立ってしまうけれど。

それから・・・ブラジルの警察では強盗の犯人を捕まえるなんていう意欲は誰からも、どの警察官からも感じられなかった事も付け加えておきたい。
捕まらないのではこの先も、この手の犯罪が犯罪が減る事など絶対にないと思う。

フラメンゴ海岸を後にして宿へと戻り最後の準備、長い旅だからシャワーを浴びておいてから荷造りをする。

夕方のフラメンゴ海岸(リオ初日に訪れたもの)
夕方のフラメンゴ海岸.jpg


空港へと向かうのに、市内は渋滞するだろうと考え、メトロで空港付近のDel Castilho駅へと向かう。
この駅前にある賑やかなショッピングセンターでタクシーを拾い、空港へと向かう。
メトロタクシーは高めだが、それでもここからなら20ヘアイス、しかもスムーズ。



空港。
アメリカ合衆国に向かう便は相変わらずセキュリティチェックが厳しく長蛇の列。
ブラジル国内線はとてもスムーズだったから、列の中で待たされる時間がとても長く感じる。
USAの政府が第二次世界大戦以来、今に続く傲慢な態度を改めなければ、この長蛇の列も解消されないだろう。
日本、キューバ、メキシコ、ハワイ、ベトナム、パナマ、ニカラグア、イラン、アフガニスタン、イラク・・・その他アメリカに一杯食わされた国は世界中に数多い。
残念である。
多くのブラジル人も思うところがあるようだ。


今、時計もないので詳しくはわからないが、飛行機はおそらく定刻通りの出発。
まずはサンパウロへと向かう。

サンパウロでの乗り継ぎは非常にスムーズである。
乗り継ぎ時間わずか1時間だったので心配していたのだが、まったく問題なかった。

今回ものすごい量の日記を書きためていたのだが、残念な事に帰国わずか二日前にして全てを失ってしまったので、記憶を辿りながら搭乗機内で日記を書き続ける。

ところで米系航空会社の国際線スチュワーデスには英語しか出来ないのに平気でいる人が結構いる。
国際線なのだから少なくとも出発地と到着地の2カ国語では、たとえカタコトでもよいから対応出来るようにしてほしいものである。
これって常識だと思うけれど、英語しかわかりませんって、恥ずかしげもなく言う彼女等はまったくそう思っていないようだ。
私は極力英語を口にしたくはないのだが・・・。
これは大変残念な事である。



とにもかくにもありがとう、ブラジル!
親切にして下さったたくさんの皆さん!


~わずかに残るリオの想い出写真~

独立の英雄、チラデンテス
独立の英雄、チラデンテス.jpg

リオで見かけた警察の音楽隊
リオで見かけた警察の音楽隊.jpg

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再び強盗に 17 mayo 2006

2006-05-17 | Brasil
本日快晴。
ただ写真を撮るためにのみ、カリオカ付近へと向かう。
一通りぐるっと散歩する。
途中天然ガラナを飲む。
このカリオカ駅前の露店と、コパカバーナの一店のみしか「天然」である事ををアピールしてガラナを売っている店を私は知らない。
こちらは一杯50センターボ。
うまい。

その後、今度はコパカバーナへ。
まずは見つけておいたお店でインターネットをする。
日本語OKだとしても、読めるが書く事が出来ない。
もしかして私のよく知らない操作方法があるのかもしれない。
ミクシイ等日本のサイトは和文で読む事が出来るが、ヤフーUSAに頂いた和文のメールはすべて文字化けしている。
サルバドールでもそうだった。
日本語は少し特別な言語だからインストールされているマシンは少ない。

その後、コパカバーナの海岸を散歩。
昨日登ったコルコバドの丘にそびえる両手を大きく拡げたキリスト像がまぶしい青空に映える。
海岸では泳いでいる人たちもちらほら。
しかし、コパカバーナ海岸の波は殊の外荒い。
どうやら複雑な潮の流れをしているようだ。
それが証拠に、小規模ながら三角波が頻繁に立つ。

ひとしきり散歩した後、本日の目的であるモダンサウンドでのDVD購入へと向かう。
ブラジルでは他に見た事のない充実の品揃え。

が、結局買わなかった。
W-ZERO3を失った今、どれを買うべきか判断するための指針がない。
ジャケ買いするようなピンと来るジャケットにもあわなかったし、何を買うべきか途方にくれるのみであった。
それに同じ品にサンクリストバンの市場で見た値段に比べ、ほぼ五割増しの価格が付けられている。


店内では午後、生ピアノのソロ演奏をしている。
それを聴きながら休憩がてらこうして日記をつける。

思わぬアクシデントのため、昨日ここに出勤出来なかったのが残念でならない。

おお、ピアニストがコパカバーナを弾き始めた。
コパカバーナでこの名曲を聴くのは非常に感慨深いものがある。
とはいえ、これはおそらくブラジルの曲ではないだろうけれど。
おっ、今度はジェット機のサンバを弾いてくれている。
これはボサノバの好きな曲。

その後、有名なショッピングセンター、リオ・スールに行ってみる。
ウインドウを眺め、商品を冷やかしてみればブラジルの物価は高い。

建物の外に出てみると泳ぐ人がいるだけあって、13時半現在の気温は29℃、これなら確かに泳げそうだ。

乗り込んだバスの中でこの日記を書いていたら、隣の席の女の子に、日本語のかき方を教えて下さいと話しかけられた。
現代の和文中では、ひらがな、カタカナ、漢字、それにアルファベットを混ぜて使っている事を説明する。
漢字の読みには何通りもある事に興味深げであった。


そのまま宿へは戻らずに近所のフラメンゴ海岸へ散歩しに行ってみる。

そこで・・・


人通りはあったものの一瞬のスキを突かれて今度は刃渡り20㎝ほどの刃物を突き付けられ、今度はケータイ等を奪われてしまった。
これで携帯内のminiSDカード1GBに入っていた何千枚もの資料写真までもがフイになってしまった。
今回は大人と子どもの二人連れ、話しかけられ、一瞬の間をつかれた。
しかし、まさか親子で強盗をするなんてね。
日本的な心情からいけば、普段強盗を働く親であっても、自分の子どもの前ではそういう姿は見せないだろうと思うのだけど、ここブラジルでは違うらしい。
あの子もポケットを探ってきて親のシゴトを手伝っていたから、このままいけば何の疑問も持つ事なく立派な強盗を働く大人になってしまうのであろう。

リオは本当に物騒である。

また警察お世話になる事に。

サンタテレーザでやられたというフランス人の夫婦と一緒にパトカーで観光警察へ護送される。
途中婦警さんに聞いたら、私の散歩場所サンタテレーザは市内で最も危ない場所の一つ、だそうである。

警察署に着いたら今度は日本人の女性がいた。
コパカバーナの繁華街でバッグをやられたという。
あそこが危ないなら行く場所ないじゃん、ってところです。

二日連続で強盗にやられ、彼等の手口がわかってきた。
彼等ははじめ穏やかに話しかけてくる。
そしてものを奪う時には必ずズボンのポケットにも合わせて探りを入れてくる。
今回はすでに財布を盗られ、持っていなかったので、素のままポケットに現金を入れておいたのだが、それには気が付かなかったようだ。
探すところが決まっているようなので、若干の小銭を財布に入れ、あとは貴重品と共にトラベルグッズとして売られているような隠しポケットにしまっておくと被害が少なくて済むかもしれない。
とはいえ、何も盗るものがないと逆上して命を狙いに来る事もあるらしいので、若干の現金は分かり易い場所へと忍ばせておいた方が良いだろう。


さて、またまた面倒な手続きを終えて、夜も再び本日二度目のモダンサウンド出勤をする事にした。

来てみれば、なんとリッチな編成でショーロをやっている。
これは昨夜のBip Bipより聞き応えがあるぞ。
楽器間の絡み方がよく練られている感じ。
こういうのを聴きたかったのです。
来てみて本当に良かった!

今、なんとあのコルコバドを演奏してくれている。
なんだか涙が出そうになった。
様々な世の中の不条理を憂えて涙腺が緩んだものか。

弦の柔らかい響きの上に乗る、低域で吹く、優しいフルートの音色が心地よい。

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楽器店で大サンバ大会! 16 mayo 2006

2006-05-16 | Brasil
朝、まずはカリオカ駅近くの楽器店街へ行く。
昨日買ったパンデイロの演奏法をビデオに撮らせてもらおうと思ったからだ。
というのも、パンデイロの教則DVDくらいブラジルだし絶対あるだろうと思っていたらどこの店にもなかったので。

店員さん達はみんな快く演奏してくれました。
解説する時にジョークも入ったりしてじわじわと場が盛り上がっていき、気が付いた時には店内が大サンバ大会に。
これは本当に行ってみてよかったな、と思いました。

サンバのパンデイロは、ワントゥーと2拍子でとった時の1拍目、4分割した4つめに、上に抜ける感覚を伴うアクセントが来る。
タンボリンは右手3連で箒みたいに細かな棒を何本か束ねたスティックを使って叩く1拍目と2拍目のあいだに、左手で楽器をそのスティックに当てにいき、合わせて1拍に4つ音を入れるような何とも捉えがたいノリ。

ついでに買い忘れていたタンボリンとトリアングロを購入。


そうしてビデオに撮らせてもらった後、地下鉄を使って体力を温存しながらカテーチにある宿へと引き返す。
そう、今日こそコルコバド登山を決行するために。

一度購入した楽器等の荷物を降ろした後、すぐにバスで登山の起点になりそうと目星を付けたコスメベーリョへと向かう。

12:50、コスメベーリョより登はん開始。
13:12シルベストレ病院へ向かう道との分岐。
ここまでは立派な住宅が連なる。
どうやらセントロ行きのバスはここいらへんまで来るようだ。
Ladeira dos Guararapes通りを登る。
その後Almirante Alexandrino通りに入る。
13:20平坦な道から十字路をぐっとターンするように急な登坂路に入る。
13:30 D.Martaというビューポイントとの分岐にさしかかる。
途中、車に乗りなよって声がかかったけど、自分の足で登りたいんです、と丁寧にお断りする。
14:06 Corcovadoあと100メートルとの表示。
しかし、これは有料のゲートまでの事だったらしい。
この後、一層急な坂道が続く。
中々頂上へはたどり着かない。
14:30コルコバドの丘、キリスト像の足元まで登頂!!

結局1時間40分もかかってしまった。
登山道がなく、車道を登らなければならないので想像した以上にアプローチが長かった。

30分ばかり景色を眺め楽しむ。

コルコバドの丘の上にあるキリスト像を街から仰ぎ見るのと、こうしてキリスト像のそびえ立つ丘の上から街を見下ろすのでは、同じコルコバドの丘と言っても随分と印象は違ってくる。
ジョビンの名曲は、はたしてどちらを歌ったものであるか。

しばし自分の足でこの丘に登った充実感にひたる。

15:05下山開始。
15:20有料のゲート。
下りは写真を撮ったり景色を眺めたりしないからとても速い。
15:40 D.Martaとの分岐。
15:56例の急な折り返し。

と、ここまでは順調だったのですが、その後すぐさまセントロ行きのバス停を目前にして背後から走ってきた年の頃18くらいの少年達5人に囲まれてしまいました。
この一カ所だけがファベーラと隣接していて危なかった。

なるほど強盗とはこういうものか。
少年達の顔はまだあどけない。
これから悪い事をしようとする興奮からか、荒い息をしている。
ある一人の少年は棍棒を振りかざして目を見開いている。
される側よりする側の方が事に対して構えるから緊張するのかもしれない。
このまま大人になると慣れて冷静に強盗するようになるのであろうか。
幸いな事にケガはなく、現場の50メートルほど先、カーブを一つ曲がったところに停まっていたパトカーのお世話になる事に。
事情を話すと警官二人がチャッとマシンガンを構えた。
マシンガンの弾倉を動かす音を始めて生で聴いた。
このままフェベーラへ討ち入ってくれるのかと思いきや、しばらくあたりを警戒した後、そのままパトカーはコスメベーリョの交番へ。
それからレブロンの観光警察へと連れていってもらう。
今にして思えば、警察もファベーラの連中に自分らが撃たれるのを警戒してマシンガンを構えたのであろう。

ところでリオの警察官はとても親切です。
警察署から保険会社、カード会社それに銀行へと電話をかけさせてもらう。

モノは保険である程度補填されるだろうから大して痛くはないけれど、W-ZERO3につけていた日記を失ったのが何とも痛かった。
コンサートの印象や様子には特にページを割いて詳細に記述してあったのだが。
またあちこちへの行き方、その他諸々の情報を出来る限り詳細に記述してあったので、もし残っていればこれからブラジルへ行く人にとって非常に有益な情報をブログにアップ出来ただろうに。
それと写真、幸いな事にはリオに入ってからSDカードを替えてあったので、こちらのデータは殆どが無事である。
とはいえ、コルコバドからの絶景は思い出のみになってしまった。

警察での手続きを済ませた後、宿へ戻りシャワーを浴びてすぐにコパカバーナのBip Bipへ出かけてみる。
そう、今夜は楽しみにしていたホーダ・ド・ショーロの日なのである。

聴いてみると、これはこれで美しいのだが、ちょっと寂しかったかも。
ギター二人にバンドリン一人。ショーロの曲は大して知らないが、アドリブは全くなかったように感じた。
テンポも常にゆったりとしていて一定。
日が悪かったのか。
サルバドールで聴いたショーロは素晴らしく、それには非常な感銘を受けたのだが、それに比べると今夜は内容が寂しかったように思う。

それはそれとして、近くのテーブルにいた子達と少し会話をして、ショーロのよい楽譜について教えてもらったりもした。
Escola Macional de Musica(国立音楽学校)でコピー出来る楽譜が良いらしい。
みんなコピーしてそれを使っているとの事。
まるで以前のジャズにおけるリアルブックのようである。

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マラカトゥ・ブラジル(Maracatu Brasil) 15 mayo 2006

2006-05-15 | Brasil
朝、現地で購入したガイドに載っていたマラカトゥ・ブラジルというお店に行ってみる。

場所は宿のあるカテーチ(Catete)駅の南隣にあるラルゴ・ド・マチャド(Largo do Machado)駅より歩5分くらい山に向かって歩き左に折れるイピランガ通り沿いにあります。

10時開店のはずなのに、時間になっても門の鍵を閉めたままボール遊びをしていたが、外から声をかけると快くお店を開けてくれた(当たり前か・・・)。

色々と話を聞かせて頂いたり楽器について聞きながら、お店の推薦するマラカトゥのCDを2枚購入。
マラカトゥのリズムはイントネーションがキューバのモザンビーケに似ていて、中々アグレッシブだ。

さらに本日午後に行われるドラムクリニックに無料ご招待。
クリニシャンはニューヨーク在住のアメリカ人、タッド・イスレール(Todd Isler)というドラマーです。

南インドでグル(師)についてあちらの太鼓をマスターしてきたそうである。
インドも大変興味ある土地なので、リオでこういったクリニックに顔を出すのも悪くはない。

その後、続いて地下鉄カリオカ駅から延びるカリオカ通り沿いにある楽器店街へ。
メトロのカリオカ駅を出てすぐのカリオカ通り沿いに楽器店が並んでいる。
6軒ほどあるうちの一番駅に近いところは楽器が充実、また二番目に駅から遠いところは楽譜が充実している。

試奏を重ね、迷った挙げ句コンテンポラネア社製のパンデイロを購入。
やはりプラスティックヘッドのものより繊細で好みであったので本皮ヘッドのものを購入。
252ヘアル。
さて、日本で買うといくらくらいするものであるか。

パンデイロを買ったお店にはショーロの楽譜がなかったので、こちらのお店で推薦してくれた別の店でショーロの楽譜を4冊購入。
買ったのは、そう、2番目に駅から遠い店です。
帰国後石井幸枝さんに見てもらったら良い楽譜だったらしい。
しかも続き物4冊のうち第1巻は、日本で中々手に入らないとも。


一度カテーチの宿に帰った後、再びクリニックの会場、マラカトゥ・ブラジルのスタジオへと足を運ぶ。
定刻10分前に会場に着いたら中にはミュージシャンと関係者しかいませんでした。
タッドと雑談を交わす。
いい人だ。
彼の、南インドのリズムをドラムセットに応用するという教則本も面白そう。

クリニックはケンジーラというジングルを一枚のみ付けた、小さなフレームドラムのソロに始まり、続いてガヴァオという大きなフレームドラムのパフォーマンスに移る。
親指を使って真ん中を弾き低音を出し、また縁を人差し指で弾き高音を出す。
その後、ブラシを使って7/8拍子のドラムソロを披露。

クリニックでは南インドのリズムを「タ・ディ・キ・ナ・ドゥム」と発音して五拍子、「タ・カ・ディ・ミ・タ・ディ・キ・ナ・ドゥム」と発音して9拍子、また、「タ・キ・タ」と歌って3拍子を刻んでいました。

終盤にはかなり長い時間サックスやギターのゲストを絡めて模範演奏。
リアルなジャズコンボの演奏は久々に聴いた。
サックスよかったなあ。
曲はビリーズバウンスやオールザシングスユーアー等のジャズスタンダードやサンバ。

クリニック終了後、コパカバーナのモダンサウンドへと今日も出勤。
店に入るとCD売り場の方にまで椅子席が出来ている。
CDのケースが塞がれて即席のテーブルに。
まだ18時前なのに、もうショップの方は閉店状態。
こんな事もあるのですね。

かなりな大物が出るのであろう。
ワインなど頼みつつ、20時スタートのステージを待つ間、W-ZERO3で日記を付ける。

久々に座席へと座った。
リオのライブでは初めてだ。

ステージが始まる頃、気が付けばお店の中は大ライブハウスと化していました。

ステージは三人の女性ボーカルを中心としたもので、小野リサのCDを聴いているかのようなアレンジでした。
こういったソフィスティケートされた音楽に、私はブラジルらしさを感じる。
ちなみに私の好きなノルデスチ(ブラジル北東部)の音楽は、私の感覚ではこれ、もはやラテンです。

ドラムのBDはほぼ2,4拍のみを刻み、その適度な抜け方が心地よい。

終演後、名店Bip Bipに行ってみたが、今夜ライブはないとの事。
一部には火曜だけでなく月曜にもショーロがあるとの噂もあって一応お店に来てみたのですが、お店の人が言うにはショーロは火曜20:30~、水曜は21:00からボサノバ、そして日曜は20時からサンバのライブがそれぞれあるそうです。

藤田浩司-koji fujita-
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フェイラ・ジ・トラジソン・ノルデスチーナス 14 mayo 2006

2006-05-14 | Brasil
今日は朝、まずあの有名な両手を拡げたキリスト像の建つ、コルコバドへの登山を試みてみる事にする。

まずは芸術家が多く住むという、サンタテレーザの街への階段を登る。
振り返ればポンジアスーカルの山がよく見える。
階段を登り切ると出る曲がりくねった道路沿いには綺麗な家が続く。
そして街の中心付近にはツーリストインフォメーションもあった。
そこをもう少し登った先にバス停らしきものがあり、フォルクスワーゲンの乗り合いバンが通りかかったので、ふいに乗ってしまう。

市電の線路づたいに、車はグングン高度を上げながら登る。
右手にセントロを見下ろす絶景が続く。
市電の線路はかなり状態が悪く、また一台も通りかからないので、もしかしたらこれは廃線なのかもしれない。
日曜なのでちょっと判断に困る。

さて乗り合いバンの到着した地点は・・・
・・・なんとファベーラの入り口でした。
写真を撮っていると、近くにいた少年がこちらで絶景を撮るのはよいけれど、ファベーラを指差しながらあちらに入ってはダメと言う。

・・・それではこの先、登る道がない。
仕方なくあきらめて今日は引き返す事にする。
付近に建つ文化施設が絶好のビューポイントで、登りたかったコルコバドの丘がよく見える。
ここからは丘の頂上まで標高差400メートルくらいじゃないだろうか。
距離は、山道はくねるので6~7キロくらい。
おそらくここから登り始めれば、1時間半くらいで頂上に到達出来るだろう。
しかし今日はこの文化施設からの景色を眺めて満足する。
ここからは以前散歩したフラメンゴ海岸やセントロ方面までもぐるっと見渡す事が出来る。

ほどなくして再び乗り合いバンがやって来たので、それに乗って一度宿へと戻る。
そしてまだお昼だし、昨日も行ったサン・クリストバンのフェイラ(正式名称:フェイラ・ジ・トラジソン・ノルデスチーナス)へと再び行ってみる事にする。


今回はメトロのエスタシオ駅からバスを乗り継いで行ってみた。
首尾良く会場至近のバス停で降りる。
これは一度行ったものの強み。

会場に入ってみれば、今日は日曜ですごい人出!
ライブの音もあちらこちらから聞こえてくる。

会場のメインステージではいくつかのフォホーバンドが入れ替わりで演奏している。
サンバを聴き慣れた耳に、バイオンのリズムが懐かしく心地よく響く。

何カ所もあるうちのライブ会場のうち、お店ではなく道端のちょっとしたスペースを使って演奏していたフォホーは、特に私の心に訴えかけるものがあった。
サンフォーナ、トリアングロ、ザブンバのベーシックなトリオ編成。
長距離バスの中でよく聴いた、ルイスゴンザガのCDのようなサウンドだった。

日曜日、街中ではどこのライブハウスもお休みであまり見ものがない事もあり、リオで過ごす日曜日、一度はここに来る事を強くお薦めします。
生演奏がたくさんあるし、食べるところもたくさん。
ライブを聴くのに疲れたら席に座ってビールを飲んでいればよいし、一日中いられるところです。

充分楽しんだところで再び宿へ帰る事にする。


夜はラランジェイラス地区にあるカーザローザというお店へホーダ・ジ・サンバを聴きに行ってみる。
これは楽しそうだ。
一杯やりながらテーブルを囲んでサンバを演奏するというもの。
20時頃到着したら会場はすでに大賑わいであった。
明らかにプロの人もいれば、アマチュアと見受けられる人もみんな一緒になって演奏している。

いい音楽だ。
ブラジルを代表する音楽、サンバには楽しさの中に哀愁といったものが含まれていて、私はそういったところに強くブラジルらしさを感じてしまうのである。

藤田浩司-koji fujita-
DrumStudio LA FIESTA


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cozy-corner~藤田浩司(ふじたこうじ/koji fujita)のblog

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