cozy-corner:藤田浩司(ふじたこうじ)のblog

ラテン系ドラマー、またあるときはピアニストのマルチミュージシャン藤田浩司(Koji Fujita)が送る、日々の記録

セビージャでフラメンコ 30 sept. 2010

2010-09-30 | 
このリスボン-セビージャ間が今回の旅のうち、最大の難所。
車内でぐっすりと眠り、早朝着予定のバス・ターミナルで夜明かしをする予定なのだが…。


バスは順調、5:20にターミナルへと到着(ポルトガル時間4:20)。
ここで夜明かしするつもりだったのだが、ターミナルは開いておらず真っ暗で、発着所もすぐに閉めてしまうという。
仕方なく暗い夜道をセントロ方面へトボトボと歩いて行くのであった。
おそらく2キロ弱は歩いたと思うんだけど、とにかく店という店は全て閉まっていた。
頼りにしていたマクドナルドでさえも閉店中。スタバもダメ。
ダメダメダメ。
いやー参ったね、こりゃ。
6時を少し過ぎたあたりからバスや市電が動き出し、人の往来が活発になってきた。
とはいえ7時になっても街は真っ暗だ。
暁にもならない。
こりゃ参ったね。

カフェとかは何時になったら開くのだろうか。

とりあえずぽつねんと市電のベンチで過ごす。

仕方なくカテドラルとか、夜の観光。
http://art42.photozou.jp/pub/234/985234/photo/52138214.v1286374301.jpg

スタバ、7:30にオープン!
とりあえず一息。
http://art28.photozou.jp/pub/234/985234/photo/52139974.v1286375026.jpg

8:15。
付近は明るくなってきたものの、日の出はまだ。
人の往来は活発。

刻々と明るくなってくる。
日の出も近いな。

この後、まずバスターミナルへと行ってしまおうかと思う。
セビージャ-コルドバ間のバスは未予約。
当日でも良い可能性は高いのだろうけれど、さっきのバスの混み具合をみると、予約しないのは時間の無駄を生み出しそうで不安だ。

おっ、あれがヒラルダの塔か。
今、気付いた。
http://art42.photozou.jp/pub/234/985234/photo/52138259.v1286374317.jpg


8:30を過ぎて、ようやく塔の先端が陽の光を浴び始める。

結局たまっていた写真の整理をしていたらお昼近くになってしまったため、ヒダルダの塔とカテドラルを見学して、その後宿へと向かってみる。
チェックインの時間より早く入れてくれるところも多いから、一応望みをかけてみた。
http://art42.photozou.jp/pub/234/985234/photo/52138246.v1286374311.jpg

結果はアウト。
しかし荷物だけは部屋に置かせてもらえたので、軽くなった身でブラブラと散歩。
まずは到着したプラサ・デ・アルマスバスターミナルをチェック。
当たり前だがお昼には普通に開いている。

その後川縁をぶらぶら。
お相手はというビール。

その後再びヒラルダの塔を見に行こうとするも、ゼネストに阻まれてアウト。
http://art42.photozou.jp/pub/234/985234/photo/52138270_org.v1286374322.jpg

なんだよー、こんな日に限って。
早朝から騒がしかったが、お昼には道を埋め尽くす人の波。
爆竹?もバンバン鳴ってるし、ちょっと行く気が萎えた。

別の場所では優雅なコラールのオーケストラ(ブラスだけど)に乗って気勢を上げているスト集団が。
さすがはヨーロッパ。

ま、とにかくこのストライキの人混みをかき分けてカテドラルに到達する事は大変な難儀が予想されたので、すぐにコルドバ行きが発着するというバスターミナルへ。
…行ってみてがっかり。
窓口がプラサ・デ・アルマスバスターミナルへと移動したそうだ。
振り出しに戻る。
いやー、こなきゃよかったな。

引き返す。
セビージャには地下鉄が通っているが、観光には使いづらいルートだ。
徒歩で引き返す。
プラサ・デ・アルマスバスターミナルでチケットを買った。
明日の9時発。
近郊だからたくさん便があるだろうという考えは甘かった。
9時の次は13時半だ。

宿へ戻る。
14時。
しかしまだ掃除が終わっていない。
さすがはスペイン時間。

ほどなく部屋へ。
シャワーを浴びて再び街へ。
偶然フラメンコの有名タブラオ、ロス・ガーヨスのチケット販売所を見つけたので成り行き買い。
30ユーロ。
その後、慎重にサンタクルス街にあるというライブ会場を探すも見つからない。
地図上の場所には到達しているはずなんだが。
おそるべし、サンタクルス街。
モロッコのスークみたいだ。
城の近くを迷い道にしたのかなあ???

ヒラルダの塔はやはりモロッコのクトゥビアに似ている。
先っぽは違うけど。
カテドラルも、正面の意匠はもろキリスト教だ。
しかしカテドラルは全体を見て、すごいものを作ったねと思う。

結局道端で頂いた地図が一番有効で細かな道が載っていたので、これを採用した途端、ロス・ガーヨスへと無事に到着しました。
有料の地図二枚は使えなかったな。
日本の各ガイドも地図だけはロンプラみたいに詳細が載っているとありがたいな。

その後、ショーの開始にはやや時間が早かったのでカテドラル前の大通りを突き当たりまで散歩。
帰りは並行して走る一本、東寄りの道で戻って来る。
これで時間ぴったり!
http://art42.photozou.jp/pub/234/985234/photo/52138232.v1286374306.jpg

タブラオ、ロス・ガーヨスでのショーが始まる。

基本はボーカル2人にギター奏者1人、それにダンサー1名。
ダンサーは特に大変だ。
踊るだけでなく、主にウラのリズムをサパテオ(足のステップ)やフィンガースナップで刻む。
特に男性ダンサーと長身の女性ダンサーが良かったなー。

初めのうちはなんだかノレなかった。
リズムのアンサンブルは鋭いんだけど、ノリが太くないというか。
こんなものなのかと思った。
ではアフリカではなく、本当にあのノリはどこからやって来たのだろうって。
モザイクのように細かく重なり合うが、アップダウンの弱い・・・。
なんて印象をまとめていたら、しかし男性ダンサーになって、急に深くノレだした。
何が違うかって、彼の動きは単に激しいだけではなく、キマるところはスッとひくようにピタリと調和して静止するのである。
作用反作用というか。
最初の何人かのダンサーは、激しいんだけど、リズムがずれるわけではないんだけど…激しさ故にか止まってほしいところでわずかに動作がブレるんだよな。
で、このわずかなブレが濁りを出してリズムの深さをなくしてしまうという。

男性ダンサー、あとはちょっとだけ痩せればいいのにな。
少しずつ禿げるのは仕方ないとして、ダンサーの腹が出ているのは・・・オレ的には厳しいです。

歌い手の声帯はかなり厚ぼったく合わせている感じ。
オヤジの方が若者よりも声が太いのはさすが。

フラメンコのサパテオはメキシコのベラクルスで盛んな音楽「サパテオ」へ明らかに影響を与えていると思う。
ベラクルスのサパテオはもっと軽快だけど。
そのベラクルスのサパテオもキューバからの直輸入だというから、音楽は面白い。

リズムは変拍子が多い。
これはどこからやって来た要素であるのか、はたまたフラメンコ独自のものであるのか。
3/4と6/8の混合拍子も多くて、これは一段とノリやすい。

カスタネットのビートにはモロッコの鉄製二連カスタネット、クラークシュの影響がはっきりとみてとれる。
手拍子の感じや歌の節回しにもベルベル人の影響が見て取れるのだが、実際これは政治とともにヨーロッパへと伝播したものなのだろうか。

大満足なステージでした!
モロッコとスペインは血を分け合っている事がよくわかりました。

しかし、ダンサーだけは人種の系統が違うよね。
肌も褐色で。
あの方たちはどこからやって来たの???
インド系と言われれば、そうも見えるから北インドに起源をもつというジプシーなのだろうか。
ジプシーの話はマラケシュでも聞いたし、ジプシーの音楽は結構影響力が強いのかもしれない。
あの変拍子も、インド系といわれれば腑に落ちる。

帰り道、カテドラルの脇で学生がフラメンコの野外パフォーマンスをしていた。
これはまた・・・どちらかといえば軽快なフォークダンスみたいな。
カホンも使ってくれるのは嬉しいんだけど、音が鳴っていない。
シロウトの音だ。
カホンは鳴りでわかるとして、ダンスに関してはキューバのサルサでもプロと民間で踊られているものとではそれが良いとか、悪いとかではなくスタイルが違うので民間のフラメンコもそんな感じなのかもしれません。

*藤田浩司ライブ予定*

2010年10月9日(土)ギャラリー ウエストヒルズ『いのちを愛するものたちのコラボレーション ?新月を愛して?約束の青』
10月9日(土)イベント貸切日 ギターとピアノの生演奏と朗読、展示、他 12:30開場 13:00開演   16:00開場 16:30開演 
 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となりす。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
場所;生命の森リゾート(ふる里村)内『ギャラリー・ウエストヒルズ』
長生郡長柄町上野471ー12
外房線誉田駅より専用マイクロバスあり。土気駅より車15分


2010年10月22日(金)
ナチュラルハーモニー2000
大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
藤田浩司(Pf) http://kojifujita.com
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
小林勝彦(Ds)
炎のファンキーラテンキューバンナイト第2弾!


2010年11月14日(日)茂原混声合唱団「四季」第18回定期演奏会
東部台文化会館
茂原市東部台1-7-15
13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


2010年11月24日(水)茂原市立豊田小学校
藤田浩司打楽器Duo
藤田浩司Perc.&Piano、高崎洋平Perc.)
千葉県茂原市立豊田小学校


2010年12月17日(金)
千葉県茂原市東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台1丁目7番15
Tel:0475-23-8711
「UMIBOUZ」
藤田浩司(Pf&Dr) http://www.kojifujita.com/
五十嵐洋平(Marimba&Perc)


藤田浩司-koji fujita-
DrumStudio LA FIESTA

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リスボアは素敵過ぎる街だ。 29 sept. 2010

2010-09-29 | 
リスボア三日目最終日。
今晩から明朝にかけてがおそらく旅のクライマックス、最もきつい日程なのでチェックアウトは11時。
宿で荷物を預かって頂き、街を巡る事にする。

本日は歩くのみではなく「ヴィヴァ・ヴィアージェン」という1日フリーパスを購入。
デポジットのカード代込みで4.2ユーロ。
まずは名物サンタ・ジュスタのエレベーターへ。
すごい行列。
これ、普通なら徒歩で登るわ。
30分近く待ってあっと言う間のエレベータータイム。
大して眺めが良いというわけでもない。
20100928PaisajeDesdeSantaJusuta.jpg


すぐさま徒歩でバイシャ・チアードの方へと下り、28番の路面電車に乗る。
20100928TrollyBus.jpg

これはいい!
途中眺めた国会議事堂が印象的。
終点で降りて何の気なしに歩いていると、教会の脇からとても良い眺め!
街の向こうにサンジョルジュ城がそびえる。
28番で今度反対側、初日にちょっと登ったアルファマ方面へと向かう。
こちらも終点で降りてちょっと歩くと教会の脇に絶景ポイントが。
20100928PaisajeDesdeLisboaOeste.jpg

20100928PaisajeDesdeLisboaOeste3.jpg


で、ここまで来る途中テージョ川方面に開けた絶景ポイントを見つけたので、折り返してそこで降りる。
20100928PaisajeDeMarLisboa.jpg

20100928PaisajeDeMarLisboa%26KojiFujita.jpg

さて今度はいよいよサン・ジョルジュ城へ。
マルティン・モニスの駅が近いようだったので、行き先の表示してあるバスに飛び乗りマルティン・モニスへ。
意外や意外、ここは中華街だった。
「サン・ジョルジュはこちら」の案内を見つけたので石段の坂を登る。
お城なだけにストレートには行き着かなかったが20分ほどで到着。
入城は8ユーロ。

ヨーロッパの城も堅牢だ。
空爆のなかった中世なら、これはそう簡単に落ちないだろう。
20100928Canon.jpg

20100928KojiFujitaEnCastilloSanJorge.jpg

ここからの眺めはもちろん絶景!
20100928PaisajeDesdeCastillo.jpg


お城を出たところに737番のマイクロバスが停まっていたので思わず乗ってみた。
何のことはない、一つ前の絶景ポイント前を通過して地下鉄ロッシオ駅の真ん前に停まった。
ここが終点。
20100928MicroBusFrenteDeEntranceDeMetroRossioLisboa.jpg


さらに気になっていたマルケシュ・ポンバウの広場を巡る。
これは地下鉄で。

最後に…日本で調べてあった地ビール屋へ。
地図での所在は確認出来ていないが、果たして辿り着けるのかだろうか。
まずはグローリア線のケーブルカーで。
ここは以前歩いて登ったところ。
20100928CableCarInLisbon%26KojiFujita.jpg

ケーブルカーを降りて左にビューポイントがあったので景色を堪能。
リスボンの街は美しいな。
今まで訪れた事のある街の中でも一番きれいだ。
そんな気持ち。
20100928PaisajeAlLadoDeTerminalDeCocheDeCabre.jpg

メーカーが経営するトリニダーデを教会脇を少し下ったあたりに発見!
20100928CervejariaTrinidade-Frente.jpg

すごい、迷わなかった。
もちろんサグレシュの生を一杯。
300ml1.65ユーロ。
意外にも庶民的なのであった。
味はヱビスに酷似。
20100928CervejaSagres%26KojiFujita.jpg

さらに引き返し、その教会前の階段をグッと降りていつものお店でも一杯。
20100928EscaleraBajar.jpg

今度はサグレシュ・プレータ(黒)。
これとチキンカツサンド。
20100928SgresPreta%26Pan.jpg

ここのチキンカツカンドは硬派だ。
カツを葉っぱ一枚と共にパンにはさむだけ。
ソースも何もなし!
手元に調味料もなし!
でも美味しい。
ロッシオ広場の風景を楽しみながらしばしゆったり。

夕方の景色となり、荷物引き取りに約束した時間は迫っていたが、今一度コメルシオ広場先の川縁へ。
やはり良い景色。
それに満ち潮で臭くない!
20100928TejoLisboa.jpg

いよいよ荷物を預けておいた宿へ戻る。

まだ少々時間があったので、もう一回だけと例の店へ。
ヴィーニョ・ベルデ。コップ一杯1ユーロ。

これで本当にリスボンとさよなら。
20100928AdiosLisboaKojiFujita.jpg

バスターミナルへはチケットを買いに行っていたから迷わずにすんなりと到着。

セビージャ行きのバスは快適とは言い難い。
足下が狭く、殆ど普通のバスなんだな。

実はこの一晩がヤマであると思っている。
ちゃんと夜が明けるまで無事に過ごせるかどうか。

バスには途中、人がどんどん乗ってきてファロの次のターミナルで満員。
窮屈だ。
20100928EuroLine.jpg


*藤田浩司ライブ予定*

2010年10月9日(土)ギャラリー ウエストヒルズ『いのちを愛するものたちのコラボレーション ?新月を愛して?約束の青』
10月9日(土)イベント貸切日 ギターとピアノの生演奏と朗読、展示、他 12:30開場 13:00開演   16:00開場 16:30開演 
 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となりす。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
場所;生命の森リゾート(ふる里村)内『ギャラリー・ウエストヒルズ』
長生郡長柄町上野471ー12
外房線誉田駅より専用マイクロバスあり。土気駅より車15分


2010年10月22日(金)
ナチュラルハーモニー2000
大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
藤田浩司(Pf) http://kojifujita.com
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
小林勝彦(Ds)
炎のファンキーラテンキューバンナイト第2弾!


2010年11月14日(日)茂原混声合唱団「四季」第18回定期演奏会
東部台文化会館
茂原市東部台1-7-15
13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


2010年11月24日(水)茂原市立豊田小学校
藤田浩司打楽器Duo
藤田浩司Perc.&Piano、高崎洋平Perc.)
千葉県茂原市立豊田小学校


2010年12月17日(金)
千葉県茂原市東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台1丁目7番15
Tel:0475-23-8711
「UMIBOUZ」
藤田浩司(Pf&Dr) http://www.kojifujita.com/
五十嵐洋平(Marimba&Perc)


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ヨーロッパ最西端に立つ 28 sept. 2010

2010-09-28 | 
リスボンの朝も遅い。
がマドリッドほどではない。
はっきりとした日の出はわからないけれど、7時頃にはかなり明るい感じだ。

本日は古都シントラやヨーロッパ最西端のロカ岬などを訪ねてみたいと思う。
ロカ岬、地元ではホカ岬?(あとで「R」をらりるれろで読むのを聞いたので、ロカで良いようです)
ブラジルならリオはヒオだしね。

「ビリェーテ・ジ・ウンジア」(これも本国ではデ・ウンディアで良い様です。発音はスペイン語により近くてらくちん!)というのを使うと、1日乗り放題で12ユーロ。
これは駅の窓口で。
同じ内容で「ビバ・ヴィアージェン」というのが自動券売機で買える。
リチャージャブルで自動改札を通る事が出来るから、もしかしたらこちらの方が便利なのかもしれない。
ただし、カード代分割り増し。

列車はスピードがありかなり快適だが、シートが良くない。
20100927EnTren.jpg

駅からシントラの中心部までは歩いてすぐだった。
途中にモウロの泉というのがあったので飲んでみた。
20100927FuenteDeMouro.jpg

嫌な成分ではないが、かなりな硬水だ。
20100927FuenteDeMouro%26KojiFujita.jpg

土地柄なのだろう。
王宮をぐるりとした後、
20100927Sintra1.jpg
ダス・メレンダス公園を登っていったらとても良い眺め!
20100927ViewFromForest.jpg

このままモウロの城まで登れるらしいんだけど、時間が足りず今回は途中で引き返す。

ドンピシャのタイミングで今度はロカ岬行き403番のバスに乗る。
岬に下っていくのはわくわくするものだ。

途中の景色はとても印象に残っているポルトガル映画の中の風景のようだった。
名前も粗筋も登場人物の顔も忘れてしまったが、景色だけがアタマに焼き付いている。ナントカ渓谷という…

やがて海が近くなると、植生が宮崎県南部海岸地域あたりと似てくる。
フェニックスやら椰子の木やら、はたまた針葉樹やら、温帯の樹木など、ごちゃ混ぜだ。


ロカ岬の景色は素晴らしいの一言。
20100927CaboDaRoca2.jpg

そよ風が吹き渡る。
20100927CaboDaRoca3.jpg

ヨーロッパ大陸最西端に位置する断崖絶壁、その上に立つ十字架のモニュメントなんて、出来過ぎだ。
誰が考えたんだろう?
20100927CaboDaRoca.jpg

20100927CaboDaRoca%26KojiFujita.jpg

さて、次の目的地カスカイシュ行きのバスは中々やって来ない。
遅れも遅れ、50分後にバスはやって来た。
これでも次のバスよりはよっぽど早いから、やはりこれが目当ての便なのだろう。
ならばもっとゆっくりと岬をまわってればよかったな。
20100927CaboDaRoca4.jpg

20100927CaboDaRoca%26KojiFujita2.jpg

ともかくバスは発車して終点っぽいところに到着した。
20100927EntranceDeAutobus.jpg

ターミナルはショッピングモールに併設されている。
駅への道は相当にわかりづらいが、緑の階段を下りて上ってすぐって感じだ。
いったん電車に乗ったものの、水平線が見えて海岸は近そうだったので、もう一度駅を出てみた。
海へ近づいてみるとカスカイシュは中々に素晴らしいビーチリゾートだ。
太陽がまぶしい。
泳いでいる人もちらほら。
20100927CascaisPlaya.jpg

午後3時の気温は23℃。
日本は急に寒くなって来たらしいけれど、ヨーロッパはまだまだ夏だ。
日本といっても首都圏、ヨーロッパといってもスペインポルトガル南部海岸地域ですけどね。
20100927Cascais.jpg

終点のカイシュ・ド・ソドレ駅に到着。
実はずっと完全四度と完全五度のみで出来た音楽がアタマの中で
鳴り響いていました。
ソーッ、ソドレソドレーッて感じで。
バカだねー。

そうしてみれば、今回の旅の間中、現実には存在しないサルサの曲がずっとアタマの中で鳴り響いている。
これを楽譜に落とすなり、レコーディングするなりすれば、すなわち作曲という行為だ。
自分は、絵はうまく描けないが、絵描きは現実にない構図をくっきりとアタマの中に浮かべることが出来て、それを現実化出来る人って事なんだろうね。

こうしてブラブラと街を歩いていると様々な誘惑の罠が(笑)
薬。
マドリッドでは「マリワナ」としか声が掛からなかったけれど、ここリスボンは薬物のデパートって感じ。

まずきたのが「コカイン」
夏のライブで「レッツ・コカイン!ダイ・アウェイ!」というTシャツを着ていたから、この「コカイン」という言葉が特にアタマに響く。
次はやはり「マリワナ」。
さらに「ハッシッシ」。
有名大量に使われどころはこんなあたりなんじゃありませんか???
この24時間に十度は声掛かってるな。
隠れた麻薬大国ポルトガル恐るべし。
と、いうかヨーロッパは全体的に薬物に対して大らかなんだろうね。
全てOKはまずいだろうけれど、日本もマリワナくらいは必要に応じて解禁してもいいんじゃないかな。
使用量を加減すれば害もないわけだし。

セッテ・リオシュ(アナウンスでこう言ってた。ブラジルなら「セッチ・ヒオシュ」かな…?)ホドビアリア(これもじゃあ「ロドビアリア」でいいのか?)へ明日の切符を買いに行った。
切符売り場の人がとても気さくでバンバン日本語を使おうとしてくれる。
こういうのはマジ嬉しい。
セビージャまでの国債バスは35ユーロ。
もう一度なぜか別の切符売り場へ並んで本切符と交換する必要がある。
ちなみにメトロやコンボイ(鉄道)からバスターミナルへは行き方がわかりづらい。
鉄道の切符売り場を左にすり抜けるとバスターミナルへの入り口に到達出来る。

ヨーロッパはすべて控え目だ。
宿の表示もビルの入り口に小さく表示されているだけだったりする。
まあ街割りが整理されているから番号でたどり着けるし、いらないじゃん、って事なのだろう。
同じ様に駅やバスターミナルの所在がわかりづらい。
ポルトガルもスペインもわかりづらい。
こちらは何とかしてほしいよな。

ところでポルトガルでは駅構内での喫煙者が多い。
これは非常に残念なところ。
ロンドンもそうだったし、スペインもそうだったから公共の場所での喫煙に対しては残念ながら大らかなようだ、ヨーロッパ。

カンポリーデの駅でシントラ線は上り下りが同じホームなので迷わないように。


スペインもそうだったけれど、こうして首都を見ている限りにおいてはポルトガルも全てが満ち足りている感じだ。
鉄道も大変機能的。
食べ物も高くはない。
身なりはカジュアルだがきれいだ。
日本みたいな小国が世界第二位の地位にいるなんてそうそう有り得ないことなのだから、30位40位に落ちたとしてももしかしたら案外幸せなままなのかもしれない。
楽観的すぎるかな…。

切符も買った事だし、ロッシオ駅に戻って来てまた例のビール屋で一杯。
いくつか行ったけれど、やっぱここが1番良いビールでしかも安い。景色も良い。ロッシオ広場にそびえる塔が目の前だ。

夜。
ア・セベーラでファドを聴いている。
20100927ASevera.jpg
これまたブラジリアンな感じ。
ショーロの匂いがする。
歌付きだけど。
すっきりとした和声やその進行、それにギター中心のアンサンブルなどがそう感じさせるのだろう。
リズムもすっきりとした4拍子だ。
ブラジルの白人音楽こうあるべし。
そんな感じでもある。
どちらがどちらに影響しているかだなんて、もう立証のしようもないのだろうけれど、やはり音楽は歴史と切り離せないんだろうな。
こうしてリスボンであちこちの音楽を聴いてみれば、フォルクローレから都市の音楽であるファド、それにヒット曲系の音楽まで全てがブラジルとつながっている感じだ。
面白いね。

受験生Hは今、オペラ歌手を目指しているけれど、本当に自分が充実する音楽の形はどのようなものなのだろうか。
大舞台で歌うアリアも良いだろう。
しかしファドみたいな観客と近いところの歌も同じように良いものだよ。
私は同じ人のライブを聴くならば極力小さいハコの時を選ぶようにしている。
というか、大ホールのはまず聴きにはいかない。
伝わるものが大きいのは、やはり近い距離での関係なんだよな。
そりゃ商業的に少ないお客さん相手では難しいかもしれないけれど、音楽家と観客がより反応し合えるのはやはり小さいハコだ。
彼女がこれからどういう道に進むのか知る由もないが、イタリアならカンツォーネも良いだろうし、大舞台志向ならポピュラー歌手という手もある。
歌い手のカバーする範囲は広い。
レコーディングやツアーをまわるプロ中のプロとしての活動も考えられるだろう。
言葉とノリが掴めるのならば、ジャズ、サルサ、ボッサノーヴァ、シャンソン、ファドもあればソンもあるし、演歌もロックもある。
オペラ歌手が親しみやすい曲を歌うライブなんて需要が多いかもしれない。
ま、色々と考えたら良いと思う。

ファドは出し物が次々に変わる。
器楽だけのステージもあった。
3拍子系の音楽もある。

歌い手をはじめ、すべて拡声なしの生であるが、歌手の声帯は厚ぼったく合わせている感じだ。
ちなみにヴィブラートは全くかけない人もいれば、逆に自分には不自然に聞こえるくらい細かく震わす人もいる。
何がベストなのかはわからないが、自分の感性にはストレートな方が好ましい。

バランスをとって受験生LOVEの事をいえば、彼女はオケがやりたいと言っていたけれど…いや、もちろんオケも良いと思う。
しかし集中講義後、やってみろとも言っていないのにドラムの前に座り中々離れなかった君の姿を忘れる事は出来ない。
本当の本当にはポピュラー好きなんじゃないか???
ま、オケの道に進むのを止めはしないよー。

あと一人。クラリネットのMがいるのだが、君もセンスは良いと思うよ。
また演奏を聴かせてください。


*藤田浩司ライブ予定*

2010年10月9日(土)ギャラリー ウエストヒルズ『いのちを愛するものたちのコラボレーション ?新月を愛して?約束の青』
10月9日(土)イベント貸切日 ギターとピアノの生演奏と朗読、展示、他 12:30開場 13:00開演   16:00開場 16:30開演 
 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となりす。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
場所;生命の森リゾート(ふる里村)内『ギャラリー・ウエストヒルズ』
長生郡長柄町上野471ー12
外房線誉田駅より専用マイクロバスあり。土気駅より車15分


2010年10月22日(金)
ナチュラルハーモニー2000
大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
藤田浩司(Pf) http://kojifujita.com
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
小林勝彦(Ds)
炎のファンキーラテンキューバンナイト第2弾!


2010年11月14日(日)茂原混声合唱団「四季」第18回定期演奏会
東部台文化会館
茂原市東部台1-7-15
13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


2010年11月24日(水)茂原市立豊田小学校
藤田浩司打楽器Duo
藤田浩司Perc.&Piano、高崎洋平Perc.)
千葉県茂原市立豊田小学校


2010年12月17日(金)
千葉県茂原市東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台1丁目7番15
Tel:0475-23-8711
「UMIBOUZ」
藤田浩司(Pf&Dr) http://www.kojifujita.com/
五十嵐洋平(Marimba&Perc)


藤田浩司-koji fujita-
DrumStudio LA FIESTA

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リスボンはブラジルの街に似ている 27 sept. 2010

2010-09-27 | 
3:50起床。
旅の朝は早い。
外ではまだまだ酔っぱらいが騒いでいる。

地下鉄で空港へ向かう。
とかく巷で騒がれやすい海外地下鉄の治安だが、どこの国で使っても結構何でもない。
ここマドリッドはかなり密に警察のパトロールがあり、犯罪は起こりにくそうだ。
ちなみにメトロの市内料金は1ユーロだが、空港行きだけは特別で2ユーロする。
6:05発予定の地下鉄は3分遅れての発車。
しかしその後のつながりが非常によく、2回の乗換を経て空港には6:40には到着。
メトロの到着するT2ターミナルから、チェックインカウンターのあるT1まではかなりな距離を歩く。
とはいえ6:50頃にはカウンター着。
イージージェットのチェックインはとてもスロウだ。
ドキドキしながら7:30頃通過。
さらにドキドキしたのはメインリュックの底が破れてきていた事。
これは一大事だが、今すぐにはなんともし難く手元にあった航空会社の粘着テープを貼って急場をしのぐ。
リスボン行きの搭乗は間もなく始まった。
8時を過ぎても日の出をみないとは…摩訶不思議な国である。
あっ、どうかな…8:05頃日の出???微妙。

8:45離陸。
8:40着陸。
時差1時間。

リスボン寒っ!
初めて上着を必要に感じる。
まだ朝だから、日中は暖かいのかもしれないけれど。(結局のところ、日中は暑かった)

機内誌で市内への足として3.5ユーロで20分毎に発車するAerobusというのがある事を確認してあったが、人の流れをみて思わず745番のバスに乗車してしまった。
1.75ユーロ。
運転手に市内行きである事は確かめたものの、市内をどのように走るのか見当が付かなかったので、始終地図とにらめっこ。
バスの行き先に示してあった「ブラジル通り」もどこだかさっぱり見つからない。
程なくしてメトロ駅の脇を通り、大体の見当が付き始めた。
しかしどこで降りるのが宿に最も近いのか、もうルートはわかったが停留所の位置はわからないので、もしかしたら一番近かったかもしれないロシオ広場付近では降りずにさらに最短を狙った。
しかし次の停留所までは意外に距離があって作戦失敗。
それでも宿まで歩いて2~300mのところには着けたのだから、メクラ滅法乗りにしては大成功だ。
しかも速くて安かった。

まだ10時頃なのに宿はチェックインOK。
マドリッドより部屋は広い、ベッドは倍近く大きい、しかし部屋には洗面用の水場があるのみでバス・トイレ別だった。
あれっ???バス・トイレ付きのつもりだったんだけど・・・。
まあ快適です。
またまた超中心部でどこへ出掛けるにも便利。

まずはリュックの補修。
フロントで針を借りて3重縫い。
布地自体がやばい感じだからいずれにしても、もうこれはダメかも・・・。
この赤いリュックは福井のプラント2で1980円で約10年前に買って以来の長い付き合いであったが、そろそろお別れなのかなあ。
値段に見合わない強靱な作りでよくぞここまで耐えてきてくれたものよ。
一緒にキューバへ行きブラジルへ行き米国へ行き、メキシコやタイやベトナムやシンガポールやマレーシアや韓国や台湾や・・・カナダも行ったか、そういやバハマも・・・そして今回、英国にスペインにモロッコにポルトガルと・・・とにかく!あちこち連れて回ったリュックだったのである。
この間ブランドものの旅行カバンはいくつもダメになっていったが、なぜかこれだけはずっと大丈夫だった、おそらく因縁のあるカバンだ。
20100926MiBolso.jpg

20100926MiBolsoDetail.jpg

リスボンも絵になる街だな。
壁の黄色と空の青がいい感じ。
坂が多くてダウンタウンとアップタウンをつなぐエレベーターなどがあり・・・ブラジルのサルバドールにとてもよく似た街だ。
20100926ElevadorDeSantaJusta.jpg
って、それは逆なのかな。
リスボンに似せてサルバドールを建設したというのが筋なのだろう。

街には黒人が目立つ。
しかもピュアに黒い人たち。
どこからやって来ているのだろう?
ブラジル?アンゴラ???
ロッシオ広場の上に美味しいビールのレストランを発見。
20100926PlazaRossio.jpg
(ロッシオ広場)
セルベージャ・サグレシュのプレータ(黒生)、ドライな感じ。
20100926SagresPreta.jpg
モンドセレクションを受賞しているそうだ。
オ・アドリアノという店。
ヴィーニョ・ヴェルジというのが気になる。

宿近辺には方々から楽隊のパレードがやって来る。
20100926LosMusicosDeLosboa.jpg
トライアングル、ギター、カバキーニョ、ボンボに歌とペアダンス・・・あれっ???ブラジルみたい。
変拍子のものもあったように感じた。
あとはまったりした4/4。

いつの間にかアルファマ地区を歩いていたらオンダジャズという粋の良さげなライブハウスを発見!
しかぁし!よりによって本日日曜日と明日月曜日のみ休業・・・オレの滞在に関係ないぢゃん。
20100926Se.jpg
(アルファマ地区にあるセ教会)

一休憩にサグレシュのボエミアを補給。
20100926SagresBohemia.jpg

宿近くのツーリストインフォメーションが午後3時くらいになって開いたので、何か催しはないかとのぞきこむ。

これまたやられてしまった。
オクトーバーフェストリスボン!!!
オクトーバーフェストリスボン!!!!
名前の通りビールの祭典で、しかもコンサートなども開かれているという。
木金土日で、本日最終日により16時まで。ガーン!
見つけたのが15時過ぎでは、もうどうにもならない。

初めて行く土地というのはどうしても効率良くはまわれないものではある。
しかしダブルで惜しい事をしたものよ。

夕方、テージョ川を二度三度(ふたたびみたび)、見に行ってみた。
20100926Tejo.jpg

夜はファドを聴きに。
ア・セヴェーラという有名店を目指したが、あいにく満席。
いや日曜の夜だし大丈夫だろうと油断してしまいました。
明日の晩は予約。

坂を下ったら偶然またオ・アドリアーノの前に出たので、気になっていた例のヴィーニョ・ヴェルジ(ポルトガルでは「ヴェルデ」だろうか)を注文してみた。
コップ一杯(コップです)1ユーロ。
若いシャンパンだな、これは。
いや、シャンパンという程の発泡性はないから、やはりワインか。
20100926VinhoVerde.jpg

さらに下るとまだ野外ライブが続いていたのでぶらぶらと観に行ってみる。
ポルトガルでも流行っているのはどうやらラテン音楽だ。
コロンビア辺りでもよく聞かれるようなタイプの音楽、ブラジルで聞かれるようなタイプの音楽、それにドミニカっぽいやつ。
腰のうねりやらなにやら南米カリビアンを想起させるような音楽だ。
まだバンド3つ4つしか聞いていないので、もしかして全体の把握としては正しくないのかもしれない。
20100926ConciertoPorLaNoche.jpg

黒い血は少ないけれど、音楽も建物も風景もリスボンはブラジルの街に似ている。



*藤田浩司ライブ予定*

2010年10月9日(土)ギャラリー ウエストヒルズ『いのちを愛するものたちのコラボレーション ?新月を愛して?約束の青』
10月9日(土)イベント貸切日 ギターとピアノの生演奏と朗読、展示、他 12:30開場 13:00開演   16:00開場 16:30開演 
 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となりす。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
場所;生命の森リゾート(ふる里村)内『ギャラリー・ウエストヒルズ』
長生郡長柄町上野471ー12
外房線誉田駅より専用マイクロバスあり。土気駅より車15分


2010年10月22日(金)
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大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
藤田浩司(Pf) http://kojifujita.com
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
小林勝彦(Ds)
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2010年11月14日(日)茂原混声合唱団「四季」第18回定期演奏会
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茂原市東部台1-7-15
13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


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藤田浩司Perc.&Piano、高崎洋平Perc.)
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千葉県茂原市東部台1丁目7番15
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マドリッドの辻音楽師 26 sept. 2010

2010-09-26 | 
マドリッドの朝は非常に遅い。
11時を過ぎても、まだ朝の雰囲気だ。
昨晩は6時過ぎになっても酔っぱらいたちが雄叫びを上げていたし、ちょっと時間の感覚が違う感じ。

とあるお勧めによりトレドへ行く事を思い立つ。
新幹線が通っているようなのでアトーチャ駅へ行ってみた。
が、トレド行きはしばらくないし、窓口は長蛇の列だしで、仕方なく今度は南バスターミナルへ行ってみる。
歩いて行ったら思いの外遠かったけれど、こちらもトレド行きはしばらくなし。
アランフェス行きがあったけれど、距離がどれくらいなのかわからないので今回は止めておく事にする。
大体出発予定が遅すぎた。
反省。

いったんアムステル生を補給。
地下鉄には流しのアコーディオン弾きがちょろちょろとしている。

気持ちを切り替え、ぶらぶらとレティロ公園へ。
マドリッドはどこで写真を撮っても絵になる感じ。
空気が乾いているから空がとても青い。
日本だったら高原か高峰の山頂に行かなければお目にかかれないような青がすぐ目の前にある。
どれくらい空気が乾いているかというと、何気なく宿の机の上に紙を置いておくとやばいくらいパリパリになってしまう感じ。
家族連れやら恋人やらスポーツする人、あるいは自分のような観光客まで色々な人がいる。
ここで見る人たちみんな幸せそうなんですけど。
街を歩き回ったところ、物乞いもいないわけではないけれど少ないし、この物価で生きていけるって事はマドリッド市民、相当な購買力を持っているのではないだろうか。
スペインの経済は今、良くないと言われているけれど、経済が悪かったとしても結構それなりにやっていけるものなのだろうか。

翻って日本。
日本の経済も80年代までの成長力を失って久しい。
このまま落ちていったとしても、意外に幸せなままなのだろうか。
日本は何か既存の価値観にとらわれない生き方をしなければ落ちる一方だろう。

話は変わるが…今回の中国人船長の事件をみても、近隣の中国とごく普通に仲良くやっていけるわけがない事は明白だ。
結局は力と力でせめぎ合いながら、その緊張感の中でしか近隣諸国との友好関係が成り立たないのは明らかだ。
持てる国と持たざる国…まともにやり合ったら大東亜戦の様に敗北するのは明らかだろう。
この際思い切って、まともにやり合わなくても強力なプレゼンスをみせてくれる北朝鮮あたりを見習ってみてはどうだろうか。
日本にもまずは核の保持をお勧めする。
結局のところ、なにかで相手よりも優位に立つものがなければやられる一方なのが現実の歴史であり、政治である。
とにかく!
今のままの政治姿勢で行くならば日本が落ちる一方なのは目に見えている。
日本が光り輝いていた時代には栄光の日本海軍、日本陸軍があった事を忘れてはならないだろう。
あるいは世界に先駆けて何か絶対的に必要となるであろうハイテク、新エネルギー資源でも開発してもらいたいものだ。
今の背任政府は研究開発予算も削ってるからなぁ…。
今の政府はナントカ奉行…だっけ?そんな事は止めて研究開発費や軍事費をバンバン増やすべし!
お金は…結構どうにでもなっちゃうんじゃないかなぁー。
まぁ国債を買い込んでいる人には悪いけれど、経済が悪いなら一定の範囲でバンバンと通貨を刷ってしまうような政策も、ある。
そこいらへんはもう少し流動的であっても良いのではないだろうか。
インフレになったらなったで、市民はすぐさま対応するだろう。

とにかく!
力がほしいところ。
力とは、悪いものじゃない。
正しいと思うところを為すためには、やはり力が必要なのである。
夢はないが、それが現実というものだろう。

別の方向を模索するならば…
ま、別に中国人として生きて行くのも一般市民的には悪くはないのかもしれない。
日本人の自分として、それは非常に嫌なものではあるが、結局のところ力を持つものに徒手空拳で抗えはしまい。
硬派な政府を作り出さぬ限りは誇りを打ち捨てて生きるしかなかろう。
有無を言わさぬ強力で善意に溢れた独裁者でも生み出さなければ、日本の社会はそうそう変わることはないだろう。

脱線してしまったが、レティロ公園からアルカラ門、独立広場へ。
さらにグラン・ビア通りをはじめっから上る。
間もなく勝手知ったるグラン・ビア駅周辺、その後スペイン広場へ。
ここのドン・キホーテ像はどうしても見たかった。
なんとなく親しみが湧くんだよな、ドン・キホーテ。

こうしてマドリッドの市街地を徒歩でほぼ縦断してその後王宮方面へと下る。
土曜日である今日の方が人が多い。
王宮の向こうには広大な森が広がっている。

マドリッドの辻音楽師たち。
さすがはヨーロッパ、野蛮な打楽器類をついに見かける事はなかった。
公園で見かけた木琴弾きはこれまた自分なんかとは違うグリップで興味深い。
20100925MarimbaGrip.jpg

圧倒的に多いのはヴァイオリン弾きである。
こんなところにヨーロッパを感じてしまう。
次いでアコーデオン弾き。
グラスハープもいい感じ。
それにクラリネット!
ラッパ。
演奏される曲も洒落ているものが多い。
ポップスのようなヨーロピアンクラシックとか。
ちなみに木琴弾きはラグでした。

アルカラ門ではウェディングの撮影が。
20100925Matrimonio1.jpg

さらにグラン・ビア通りをはじめっから上る。
20100925MetroGranVia.jpg
間もなく勝手知ったるグラン・ビア駅周辺、その後スペイン広場へ。
ここのドン・キホーテ像はどうしても見たかった。
なんとなく親しみが湧くんだよな、ドン・キホーテ。
20100925DonQuijote-KojiFujita.jpg

こうしてマドリッドの市街地を徒歩でほぼ縦断してその後王宮方面へと下る。
土曜日である今日の方が人が多い。
王宮の向こうには広大な森が広がっている。

そしてそして…再びあのセルベッサリアへ!
あちこち見てまわったところ、このお店が美味しくて値段も安いのは明白なのである。
いやー最初に入ったところがマドリッド一良いバルだったなんて!
2回目だからウェイトレスの覚えも良く、挨拶して入店。
ヴァイツェンの大を注文する。
美味い!
当たり前だが美味い!
しかもなぜか今回はグラスをプレゼントされた(ハァト)

このセルベッサリアはとにかくビール好きには大お勧めのポイントだ。
王宮となりのアルムデナ寺院からマヨール通りをワンブロック上ったところにある。
美味い、安い!有り得ない!
他のバルはこれほど極上のビールでなくてももっと高かったりする。
どうかつぶれませんように!

次いでトラッペを注文。
今度はピーナッツがサービスで付いてきた。
20100925LaTrappe.jpg

前の席にボゴタの人が座った。

またまた話は変わって…
マドリッドには様々な人種の人々が存在する。
例えばなぜかボデガのような小売りの売店は殆ど東アジア系の人がきりもりしている。
白人以外にカリビアーンな黒人やメキシカンな顔立ちの人、それにアンデス系の人とか、いやー実に多民族な街である。
イスラミックな人もたまにいるし。
日本は肌の色が違う人たちの国を領土に持ったことがないからこうはならないんだろうけれど。
しかしロンドンといい、マラケシュといい、このマドリッドといい、世界の大都市は殆ど多民族なのかもしれない。
日本だって東京の一部にはそんな感じがあるにはある。

さらにヴァイヘンシュテファンの生大を注文。
もう今日はどうでもいいっす。
20100925Weihenstephan.jpg

街は20:30頃、ようやくにして宵の口。
土曜日のせいか、大道芸人多し。
いとおかし。

マヨール広場付近でまたまた新婚さん!
20100925Matrimonio2.jpg

スーパーで買ったら水は10円20円の世界だった。


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全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


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マドリッドへ 25 sept. 2010

2010-09-25 | 
3時半起床。
4時半にチェックアウト。
マラケシュの空港まではタクシーですぐ。
100DH。

搭乗口。
ライアンエアーの搭乗ゲートはぎりぎりまで何番なのか表示されなかった。
メキシコのカンクンみたいだ。

マドリッドまでは2時間弱の空の旅。
時差は2時間。

空からみたマラケシュの街は赤くて、土の色と同化していた。
どこまで行っても乾燥した荒廃した土地が続く感じ。
森とかないから、ここで生きて行くのは大変だろう。

眼下に地中海を見下ろしてアフリカ大陸を去ると、ほどなくしてヨーロッパ大陸の上空へとやって来た。
おおっ、確かに街がヨーロッパっぽい!

マドリッドのバラハス空港までに到着。
パスポートコントロールは恐ろしいほどのスムーズさ。
懐深いぜ、ヨーロッパ!

さて市内へは地下鉄で。
これまた非常にスムーズかつ安全な雰囲気。
さすがは先進国だ。

チュエカ駅を降りて宿を探すも、予想位置を通り過ぎてしまった。
広場から今来た道を注意深く引き返すと…ビルの1階入り口付近に小さ~くホテルの名前が出ていた。
アパートの一室を改装しているらしい。
宿はとても狭いが、一応全て揃ってはいるし文句は言うまい。
何しろここは物価の高いヨーロッパ。
こうしてみると同じ様な値段でもマラケシュのホテルはそれなりに豪華であったなあ。

早速街に出る。
のどが渇いていたのでまずはコカコーラライト0.75ユーロ。
こちらに到着してからマドリッドに関しては何のガイド資料もない事に気付く。
ま、ひとまずはグランビア駅周辺からプエルタデルソル、さらに王宮周辺へと歩いてみた。
プエルタデルソルには辻音楽師がいたけれど、クラリネットとかアコーディオンとか、なんだかヨーロピアンだ。
黒人トランペッターもいた。

辺りには日本からの方かなあという観光客の姿もちらほら。
マドリッドは憧れの観光都市だもんね。

一通り観光する途中、なんと「シメイ」の看板を掲げたバルを発見してしまった。
王宮のとなり、アルムデナ寺院の前、マヨール通りを1ブロック行ったところにある素晴らしきバル!
20100924Palacio.jpg
(王宮)

20100924Almudena.jpg
(アルムデナ寺院)

20100924PlazaMayor.jpg
(マヨール広場)

スペイン滞在最大の目的は…そう、バルで飲むことであった。
トラピストビールを頼もうと思って入ったら、なんとWeihenstephanのバイツェン生を発見!
20100924Weihenstephan.jpg

思わず頼んでしまったーーー!
うまぁーい!
当たり前だが美味い。
これは瓶1本日本のスーパーで500円くらいで売っている事もあり、目にしたら必ず買うビール。
この生がわずか200円ちょいで飲めるとはー!
しかもきちんとヴァイツェン用のグラスに注がれて出てくる。
マドリッドでは酒に溺れることにしよう。

次いであのデュベルが出している「トラッペ」というヤツの生を注文する。
20100924LaTrappe.jpg

当たり前だが…うまぁーい!
こ、これがわずか200円ちょいとは…スペイン恐るべし!
こちらもきちんとデュベル用のグラスに注がれて出てきた。

タパスも全然大した値段ではない。
これらも一品200円くらいだ。
チーズもサラミもツナも美味いぜ!
いやー参ったなーヨーロッパ(ハァト)

ちょっと覗いていたら、バルによって相当ビールのチョイスにバラツキがあるようだ。
1番多いのはやはり「マオウ」ビールだが、これは別に取り立てて飲みたくはならないビールだ。

「ダフ」ビールというのは結構人気があるらしく良い値段。
ここのバルではその他ババリアの生、アイルランドのムーフィーズ生、ギネス生などが置いてあった。
スコールの看板もあった。
見ていると、瓶を注文する人も多いようだ。

いやー、この極楽からは去り難いぞ…

・・・その後、ベルギーのハイアルコールビールを立て続けに飲んでしまっては当たり前だが、宿に帰って撃沈。
起きたらもう22時!
あわてて事前に調べておいた宿至近にあるジャズクラブへと出掛けてみる。

宿を一歩出てみたら・・・ここいらへんはChueca地区という繁華街らしいのだが、夜の方が人が多いのにびっくり!
すごい賑わいだ。
バルも混み過ぎていて、少々入る気にならない。

で、ジャズクラブ。
見つかりませんでした。
と、いうか何かの理由でなくなっちゃったみたいです。
うーん、残念。

グランビアからソル、プラサマヨール辺りまでぶらぶらと散歩。

途中売春婦が腕に抱きついて離れない。
男一人でいると、どこの世界に行ってもこれは必ずある。
以前ブラジルのリゾート地で道路の筋向かいから大声で声を掛けてくる鬼のような売春婦がいたが、それに比べたらかわいいもんだ。
しかし、売春婦というのはなぜ一目でそれとわかる顔を作るのだろうか・・・。

お次は初めて!
「コカイン」と麻薬の売人から声が掛かった。
こちらもあまり危険な感じはしない。

さすが大都市には色々なお方がいらっしゃるようで。
20100924-0100AMChueca.jpg



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 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となります。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
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小林勝彦(Ds)
炎のファンキーラテンキューバンナイト第2弾!


2010年11月14日(日)茂原混声合唱団「四季」第18回定期演奏会
東部台文化会館
茂原市東部台1-7-15
13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


2010年11月24日(水)茂原市立豊田小学校
藤田浩司打楽器Duo
藤田浩司Perc.&Piano、高崎洋平Perc.)
千葉県茂原市立豊田小学校


2010年12月17日(金)
千葉県茂原市東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台1丁目7番15
Tel:0475-23-8711
「UMIBOUZ」
藤田浩司(Pf&Dr) http://www.kojifujita.com/
五十嵐洋平(Marimba&Perc)


藤田浩司-koji fujita-
DrumStudio LA FIESTA

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クラークシュ 24 sept. 2010

2010-09-24 | 
昨日買ったストークプレミエレ330mlはややコク有り。
とはいえ、自分が考えるピルスナーの味ではないが、まあハイネケン的な。

朝食。
卵を焼く人が出てきたが、ものの10分でいなくなった。
あんまりサービス精神とか、ないのかねー?

ホテルの目の前にそびえるクトゥビアはその手のものとしてセビージャにあるヒラルダの塔の次に高いそうだ。
また、ここマラケシュのスークは世界最大らしい。
出てくるのに時間が掛かりそうでちょっと萎えるけど、また行ってみるか。

スーク。
広場からガイドに載っている通りに行ったら、道が真っ直ぐでまったく迷う感じではなかった。
スークにもメインストリートがあるようだ。
拍子抜け。
マラケシュ博物館やベン・ユーセフ・モスクを見学。

帰りに広場でオレンジジュースを飲む。
こんなにオレンジジュースを飲む事は人生でそうそうないだろう(笑)
だがつぶつぶ感のあるピュアなオレンジジュースはマジ美味いのである。
20100923Naranja.jpg

午後。
再び広場からスークへ。
(写真:広場からスークへの入り口)
20100923TheEntranceOfSouk.jpg


ベン・ユーセフ・マドラサというパティオを見逃した事に気付いたのでそれを探しに行く。
いやー迷った迷った。
全然見つからなかったんだけど、諦めた頃目の前に登場。
しかし帰り道も迷う。
行ってみて違うと感じたら確信のあるところまで引き返す。
これをマメに繰り返し、這々の体でスークのメインストリートに復帰!

今回、行きに楽器屋を見つけたんだけど、帰りには見つからない。
広場でいったんオレンジジュースを補給し、再びスークへ。
ほどなくして右に入った路地に楽器屋発見!

色々な民族楽器について説明を受ける。
三弦のゲンブリ、胴体はオリーブの実らしい。
それに動物の皮、ナイロン弦。
これをつまびく。

ジェンベとダラブーカは似たようなものかと思っていたら、明確に区別があるそうだ。
ダラブーカにもジプシーのものとマラケシュのものがある。

指シンバルもいい感じ!

それから超小振りなカホンがあった。
指先で演奏する。
いや、カホンに見えたけれど、これには動物の皮が張ってあるそうだ。
四角い、本みたいな太鼓。

2連カスタネットは「クラークシュ」というそうだ。
プロ用のものは大ぶり。
これを買う事にするが、いかんせん旅の終わりで手持ちの現地通貨がない。
仕方なく帰ろうとすると180DHと言っていた値段がいきなり100DHに下がった。
この国の物の値段は難しすぎる!
先日買った布も150DHといわれ、すぐに100DHに下がり、しかし20DHで売り出しがあり、今日はそれがたったの10DH!
なんなんだよ!
オレ、こういうの苦手!

手にしてみるとクラークシュはやはり鉄製だ。
20100923Kracsh2.jpg

その後、またまたビール購入の為のみに新市街へ!
バス1番。

モロッコ、良いところも多々あるけれどマラケシュの排ガスではオレ、生きていけないな・・・。
気管支が弱いから今回かなりその点参ってます。
キューバのハバナとかは貿易風が吹いて逃げ場があるんだけど、マラケシュはダメだ。

本日はフラッグ・スペシアレとカサ・ブランカ。
フラッグ・スペシアレはドライではあるものの、ぎりぎりのピルスナー。
今回一番気に入った。
モロッコのビールは意外や意外、西洋の味がする。
カサ・ブランカはドルトムンダーだろう。
エビスみたいな感じ。
20100923FlagSpeciale%26CasablancaBeer%26Kracsh.jpg


今、手持ち200DHしかないが、明日の朝無事に空港まで辿り着けるだろうか・・・
ものの本によると空港までは80DHらしいが、早朝なので割増が予想される。
いやードキドキするねー。

夜はもちろんフナ広場を堪能して・・・明日は初スペイン!
中南米はさんざんに行っているけれど、いよいよ本国送還。
初めてのヨーロッパ大陸です。

明日の朝を乗り切れば、アラビア語やフランス語とおさらばだー!
ちなみにアガディールくらいの規模ではダメでしたが、マラケシュは英語が通じる場合も多々あります。




*藤田浩司ライブ予定*

2010年10月9日(土)ギャラリー ウエストヒルズ『いのちを愛するものたちのコラボレーション ?新月を愛して?約束の青』
10月9日(土)イベント貸切日 ギターとピアノの生演奏と朗読、展示、他
 12:30開場 13:00開演   16:00開場 16:30開演 
 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となります。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
場所;生命の森リゾート(ふる里村)内『ギャラリー・ウエストヒルズ』
長生郡長柄町上野471ー12
外房線誉田駅より専用マイクロバスあり。土気駅より車15分


2010年10月22日(金)
ナチュラルハーモニー2000
大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
藤田浩司(Pf) http://kojifujita.com
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
小林勝彦(Ds)
炎のファンキーラテンキューバンナイト第2弾!


2010年11月14日(日)茂原混声合唱団「四季」第18回定期演奏会
東部台文化会館
茂原市東部台1-7-15
13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


2010年11月24日(水)茂原市立豊田小学校
藤田浩司打楽器Duo
藤田浩司Perc.&Piano、高崎洋平Perc.)
千葉県茂原市立豊田小学校


2010年12月17日(金)
千葉県茂原市東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台1丁目7番15
Tel:0475-23-8711
「UMIBOUZ」
藤田浩司(Pf&Dr) http://www.kojifujita.com/
五十嵐洋平(Marimba&Perc)


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最も黒いビート 23 sept. 2010

2010-09-23 | 
朝。快晴。
5時頃の街は静か。
活気を帯びてくるのは7時過ぎからだろうか。
7時ではレストランもガラガラ。
賑わい出すのは8時頃から。

ここの朝食もチープだった。
パンにコーヒーとオレンジジュースのみ。
これで別払いの人は120DHもするそうだ。
卵料理の設備は出ていたので、時間によっては卵付きなのだろう。しかし、いつ?
今日は8時半過ぎの一番賑わってそうな時間に来たんだけどな。


ところでこのマラケシュはベルベルの言葉で「神の国」を意味するそうだ。
人口80万ちょいで、商都カサブランカ、首都ラバトに次いで大きい。
イスラムの版図は広いね。
古くはヨーロッパのスペイン南部からフィリピンの南部まで。
もちろんアフリカも。
モロッコの音楽にはおそらくカリブ海のそれと同じ様に西アフリカから連れて来られた黒人奴隷の影響が強いのではないだろうか。
そうとしか思えない特徴が、そのリズムにははっきりとある。
結局のところ、世の中に存在する面白そうなリズムは全て西アフリカに繋がっている感がある。

昨晩天気予報を見たら本日のマラケシュはなんと46℃。!
かつてこれほど高温なところに来たことはない。
太陽が真上ってわけではないので、陽が当たり尚始末が悪い。
いくら空気が乾いていても、これでは汗がひくことはない。

とはいえ外出。
まずはクトゥビアの後ろ。
観光バスがびっしりと停まっていたので、中へ入れるかと思いきや門は堅く閉ざされたままだった。

ジャマエルフナ。
日中はやはり蛇使いと猿回しが目立つ。
蛇使いはチャルメラを吹く。
器用な指の動き。

オレンジジュースはパスして1番のバスで新市街ギリーズへ。
20100922UnaEsquinaDeMarrakech.jpg

レストランでゴハンしてみた。
鶏のセットが25DH。
ハーブが香ばしい。
これがモロッコ料理の特徴か。
メニューを見て「P」から始まる肉は「Pork・・・豚」かと思ったら「鶏・・・Pollo」だった。
20100922pollo.jpg

フランス語というのは自分の目から見るとラテン語とゲルマン語のちゃんぽんだから、単語がどちらよりであるのかは常に悩ましいところ。
それにいイスラム圏で「豚肉ですか?」はないよなー(笑)

トマトも細かく刻まれて、オリーブオイル和えで出てくる。
それにフライドポテトとパン。
辛いソース付き。

飲み物は「レモナーダ」というのが清涼飲料を指すらしく「何にする?」と聞かれたのでコカコーラゼロを注文した。
なぜかもれなく炭酸水のペットボトル付き。
こちらは6DH。
いざ会計をしてみたら合計40DH。
どうやらあのサラダや炭酸水は別料金であったらしい。

帰り際にスーパーでビールを買う。
今回はフラッグピルス500mlとストークプレミエレ330ml。
しめて25DH。
先日のカサブランカ瓶とかよりずっと安いけれど、どちらもモルト100%だ。
フラッグピルスはさっぱりしている。
ミラーとか、そんなのと同系統の味。
20100922FlagPils%26Stork.jpg

夕方、またまたジャマエルフナ広場へ。
こんなにも広場に近いホテル、近さで選んで大正解だった。
気軽に何度でも出掛けて、休憩したくなったらすぐに部屋へと戻る事が出来る。
いくら音楽が好きで広場にずっといたくても、さすがに16時間とかいられないからねー。
こうして異なる時間帯にマメマメしく出掛けられるのは、とても便利な事なのである。

さて、広場の入り口に達するとモロッコに到着して以来、聞いた事のない激しいビートが聞こえてくる。
近づいてみると、今回のどこのミュージシャンたちより肌の色が黒い。
彼らもまたモロッコ人なのだろうか。
強烈に速い6/8拍子を複数の両面太鼓と複数の金属2連カスタネットのみで演奏する。
両面太鼓はバチ先が演奏者の方を向く、J字状に曲がったバチを2本使って演奏している。
太鼓もカスタネットも技術的にみれば単純なオルタネートの手順を繰り返しているに過ぎないのだが、やはりアウフタクトにリズムの重心を持っており強烈にスイングする。
ダンサーは飛んだり跳ねたりと元気が良い!
チップに対する執着心の強さからも、より黒い感じを受ける。
1056年に始まったマラケシュを首都とするムラービト朝は、セネガル出身のベルベル人を王としていたそうだから、そんなところからも西アフリカの人々が古くからマラケシュには移り住んでいるのかもしれない。
20100922TamborDeMorroco.jpg

20100922TamborDeMorroco2.jpg


夜。
当然ジャマエルフナ詣出。
三晩目ともなると、大体どこにどんな人のバンドが位置しているのか見当が付くようになる。
つまりは同じ顔ぶれだ。
メタルギロみたいな「タッタカタッタカ」したリズムにダラブーカ?(ジェンベみたいな)や大きな鈴なし響き線入りタンバリンをトゥンバオとして使う全くカリビアンなリズム。
これは2/2拍子。
しかし広場で圧倒的なシェアを誇るのは6/8拍子のリズムだ。
6/8とはいっても、3/4と混交したりする。
これもカリビアンなリズムと一緒の特徴。
ベネズエラあたりでよく聞かれるリズムと同じ感じのノリ。
3/4の3つめにアクセントが来る。
二拍子系でシンキージョ「タッカタッカタッ・タッカタッカタッ」。
これもまたカリビアンの典型だ。
ハイチやキューバ。
2拍子でウラ拍を強調するリズムも黒人の典型だろう。
ロックみたいな。
6/8拍子にクラーベ感たっぷりのアクセントがのるリズムはハイチ-キューバ系。
6/8拍子に高音の太鼓で3つめと6つめに規則正しいリズムが入るのもある。
西アフリカから北アフリカからスペイン、そしてカリブ海世界と、音楽は歴史と同様に密接な関連を持っている。

民族音楽を賑やかに楽しみたいのなら、すっぱりとカリビアンなリズムでも良いのではないだろうか。
こうしてみると、それらには氾世界的に広がりどうやら優性なリズムのエッセンスが凝縮されている。

どこからかお囃子の笛のような音が聞こえてきた。
これはアジア的?

鈴なしシングル響き線入りのタンバリンが時折入れるエフェクトはティバレスのそれと音も役割も酷似している。
6つの太鼓を組み合わせて地べたに置いてあるキットは、何かの杯みたいに地面に向かって先細る不安定な格好をしている。
一つ弦の弓で弾く弦楽器は何というのだろうか。

ただ歌の節はブルースではなくイスラム的だ。
アンダルシア的ともいえる。
あるいは垢抜けないペンタトニック。

ベルベルのカスタネット、カルカベ・・・欲しいなあ。
20100922KoutoubiaFromDjemaaElFna.jpg


*藤田浩司ライブ予定*

2010年10月9日(土)ギャラリー ウエストヒルズ『いのちを愛するものたちのコラボレーション ?新月を愛して?約束の青』
10月9日(土)イベント貸切日 ギターとピアノの生演奏と朗読、展示、他
 12:30開場 13:00開演   16:00開場 16:30開演 
 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となります。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
場所;生命の森リゾート(ふる里村)内『ギャラリー・ウエストヒルズ』
長生郡長柄町上野471ー12
外房線誉田駅より専用マイクロバスあり。土気駅より車15分


2010年10月22日(金)
ナチュラルハーモニー2000
大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
藤田浩司(Pf) http://kojifujita.com
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
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2010年11月14日(日)茂原混声合唱団「四季」第18回定期演奏会
東部台文化会館
茂原市東部台1-7-15
13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


2010年11月24日(水)茂原市立豊田小学校
藤田浩司打楽器Duo
藤田浩司Perc.&Piano、高崎洋平Perc.)
千葉県茂原市立豊田小学校


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千葉県茂原市東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台1丁目7番15
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マラケシュ 22 sept. 2010

2010-09-22 | 
深夜には車の通りがぱったりと止む、マラケシュの夜明けは6時頃。
5時頃、目が覚めてしまい語学の勉強。

朝食をとりに行くが、待てど暮らせどもやって来ない。
みんなで待ちくたびれていたら9時になってようやくウェイター登場。
調理人のおばさんはいたのに…みんなで待ちぼうけた。
マラケシュの朝は涼しい。

朝食が揃うのにさらに30分。
こりゃ何か予定があったらまったく使えないホテルだな。
さらに全部揃ってみたら肉も卵もなしの、パンに牛乳、オレンジジュース。
これはおそらく10DHの価値しかないだろうというシンプルなサービス。
なんだこりゃ。

さっさと出て予約してあったホテル・イスレーンへ移る。
11時、しかしチェックインOK!

こちらの方がはるかにクオリティが高い。
泊まるならイスレーン・ホテルだ。
それにシンボルマークに使えるクトゥビアの道路向かいだから、ここは迷いづらい。
大きいホテルの中はどこも迷宮のような作りだ。
街の作りと相関性があるのかどうか。

王宮へ行ってみる。
入場10DH。
20100921Palace1.jpg

カスパ周辺とか、改修中のところが多くて残念。
トシのせいかやや寂しく感じる一人旅のお供にマスコットを連れて歩いているのだが、このマスコットと記念写真を撮っていたらヨーロッパ人に大ウケ(笑)
マスコットを手に取って撮影するのを助けてくれました(笑)。
20100921Palace2.jpg

王宮からスークへ入ってみた。
絶対に出られないってくらい見当が付かない。
一度クトゥビアを見かけたが、つい好奇心で反対の方向へ行ってしまった。
全く出られない…ともがいていると、フッとタクシーの通る道に出た。
再びクトゥビア発見!

今度はジャマエルフナ広場へ。
オレンジジュースを立て続けに4杯飲む。
それでもトイレに行きたくはならないくらい汗をかく。
数日前にマラケシュの気温を見たら42℃となっていたが、確かに日本の真夏を彷彿とさせる暑さだ。
いや、本日風はやや涼しいか。

広場ではチャルメラの音が鳴り響いている。

広場から今度は別の迷路へ入ってみる。
地図なんかあっても全く無駄だ。
役に立たない。
ここもグールグルして、そうこうするうちに日本人がいるという店に連れて行かれた。
民族衣装を着ているけれど、おお確かに日本人だ。
何やってるんだろう???
興味は尽きないけれど、先へと進む。
布を買おうと思うが、布の価値がわからずとまどう。
何で同じ布が150DHだったり20DHだったりするのだろう?
まったく同じに見えたけどな。
ちなみに150DHのは、店を立ち去ろうとしただけで100DHに値が下がった。
さあ、こちらも全く見当の付かぬままに歩く。
やはりタクシーが見えたから、その流れに逆らって歩くと再びクトゥビアが見えた。

リアドホテル近所で炭酸水を買って一休憩。
20100921Gaseosa.jpg

藤田さん海外で水分の補給は全てビールなんだけど、イスラムの国モロッコでそうはいかない。
飲酒禁止の刑。
いや、夕方またスーパーへ買いに行くつもりだけど。

と思いきや、雨が降ってきて新市街行きは中止。

夜20時になっても、まだパラパラとはいえ降っている。
しかし思い切って今晩もジャマエルフナ広場へと出掛けてみる。

うわっ、結構な降りになってきた。
しかし誰一人として傘をさすものがいない。
ここいらへんが砂漠の国である所以か。
20100921LaLluvia.jpg

広場には楽隊がいるにはいるけれども太鼓類は全滅。
カバーをかけて雨宿り。
辛抱強く待っていたら雨が止んで月が出てきた。
なるほど、この国で雨が長く降り続く事はない。

楽隊が太鼓を火であぶり出した。
うぉっ、直火!
時折、鼓面を火に当てて炙っている。
そうか、皮が濡れているのならば直火でも焦げはしないという理屈なのだろう。

やがて演奏が始まりだした。
今晩はしっかりと輪の中心とに腰掛けて観戦。

拍のラストにアクセントが来るところは黒人のリズムの特徴だ。
大きな鈴なしタンバリンでそのアクセントを刻んでいる。
タンバリン類にはガットの様な響き線が裏に一本取り付けてある。
このバンドでギロとかハイハットが刻むような役割を担っているのが、両手に持つ薄い金属で出来た2連カスタネット。
オルタネイティヴな手順で「タッタカタッタカ」と刻むから、速くなれば自然と6/8系のノリになる。
このカスタネットが活躍するバンドにはホイールでの刻みが入らない。
小さな組太鼓はボンゴ奏者のように頭のアクセントをキープする事が多い。
これは細いバチで打つ。

2~5歳くらいの子どもたちが数人踊り出した。
まだ足もおぼつかないような子でも腰で上手にリズムを取っている。

やがてムスリムのおばあさんが気持ちよさそうに目をつぶって踊り出した。

ポピュラーな歌なのだろう、観客までバンドに合わせて歌い出した。
隣に座っているお父さんのハンドクラップが強烈!
ブライトな音でリズムにも切れがある。
手拍子のうまい受験生LOVEの様な音だったぜ!


大変に満足して宿に帰る。
エアコンのリモコンの在処を尋ねると、フロントマンが点けに来た。
エアコンは不自由なのか。
これでチップを要求されるとは・・・。

多少ネットをして就寝。



*藤田浩司ライブ予定*

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 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となります。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
場所;生命の森リゾート(ふる里村)内『ギャラリー・ウエストヒルズ』
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13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
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アガディールからマラケシュへ 21 sept. 2010

2010-09-21 | 
マラケシュは今回の旅、最大の目的地。
さてどんなんだろう。

昨晩、いざ出掛けようかという時になって雨が降ってしまい、取り止めたせいでわりと早く寝てしまったから本日は5時半起床。
辺りはまだ真っ暗でものおと一つしない。
耳がつーんとする。
6時半頃朝食を摂りに行ったが、卵料理はまだ出ていなかった。

時間が余るから食後プールでひと泳ぎ。

さらにその後、みたび大西洋を見に行った。
20100920PlayaDeAgadir.jpg

宿に戻り、荷造りを終えてタクシーでバスターミナルへ。
20DH。
20100920TerminalDelAutobusDeAgadir.jpg

荷物預かり手数料が5DH(ディルハム)。

バス、来ないなーと思っていたらカサブランカ行きと表示のバスがマラケシュ行きだった。
しかもチケットにはバス停17番となっているのに23番に停車中の。
これは尋ねなければ絶対にわからない。
滅茶苦茶だ。

オマケに11:03に車内の時計は21:24の表示。
滅茶苦茶だ。

バスは定刻を16分過ぎて11:16に発車。

少し走るだけでカラカラに乾燥した景色が広がる。

ところどころに土であるのか家であるのか見分け難い家がポツポツと集落をなしている。
畑も見かけるが、この土、この環境で作物を育てるのはとても大変そうだ。

峠を越えトンネルを抜けてもまだまだ乾燥した景色…と、いうか海岸地帯では山にポツポツとゴマ塩のように緑が広がるステップ的な景色であったが、内陸へと進むに従って緑がなくなっていく。

車内に流れる音楽が中々魅力的。
アラブの節回しに賑やかに連打する打楽器が特徴的。
20100920CasaDeMaroc.jpg

マラケシュには予定より全然早い14:20に到着。
所用約3時間。

ターミナルを出てバス停を探すも、地図と照らし合わせてみてまったく場所の見当が付かないのでプチタクシーを拾う。
メディナの中へは40DHだと言う。
乗ったら乗ったで良いホテルを知っているからというのでそちらへ行ってもらった。
タクシーは見当の付かない街では便利な乗り物だ。
最終手段的な。
とはいえ結構使ってしまうけれど。

案内されたのはリアド・クトゥビアホテル。
エアコン、バス、トイレ付きでジャマエルフナ至近。
明るいし、まあ悪くはない。
これで400DHが高いのか安いのかは知る由もないが、明日から泊まるイスレーンホテルと同じくらいの値段だ。

宿でもらった地図にCTMバスターミナルの場所が載っていたが、手持ちの地図とは全く別の場所だった。
これでは何度地図を見てもわかるわけがなかった。

荷を解き、早速ジャマエルフナ広場へと繰り出す。
夜が賑やかだと聞いていたが、午後でも既に十分賑やかだ。
20100920PlazaDjemaaElFna.jpg

蛇遣いと太鼓、チャルメラの音楽という組み合わせがポピュラーなようだ。
名物だという屋台のオレンジジュースを飲む。
果実感たっぷりで美味い。
これは得した気分。
3DH。
20100920Naranja.jpg

その後あまりに誘ってくるので4DHのジュース屋でも飲んでみた。
オヤジがオレの語学本を掴んで離さない。
金はいらないからこれをくれという。
いやー参ったわー。
さんざんにからかわれてしまった。

その後、一番のバスに乗ってなんとなく新市街ギリーズへ。
両替商を見つけた。
宿のそばの銀行よりずーっと率が良かった。
とはいえ、この両替商近所には無茶苦茶両替率の悪いところもあったので、新市街だから良いというわけではなく注意してマメに探すべし。
ま、よくよく考えてみれば多少両替率が良かろうが悪かろうが、貧乏旅行者の1万円や2万円では大して損にも得にもならない。
20100920MoneyGram.jpg

スーパーマルシェを見つけた。
予想に反して飲み物ばかりの扱いなれど、ビール有り!
カサブランカとエスペシアルの二本で30DH。

冷えているうちにと、さっさとバスに乗る。
満員。
クトゥビア前ではたくさんの人が降りた。
20100920Koutobia-Marrakech.jpg

飲んでみる。
どちらも南国系だが、カサブランカがコク、エスペシアルはドライという感じだ。
瓶とか缶に関して言えば、日本のプレミアムモルツを超えるビールは世界中に中々存在しない。
あくまで「ピルスナー」の範疇において、ですが。
20100920CervezaCasaBlancaYEspeciale.jpg

18:40くらいには相当に暗くなってくる。
クトゥビアの方からコーランがよく聞こえてくる。

さて夜の広場に繰り出してみる。
途中の店で食べたモロッコ風のお好み焼き?が美味い!
3DH。

広場は昼間以上に賑やかだ。
20100920NocheDeDjemaaElFna2.jpg

昼間はチャルメラが目立っていたが、夜はなぜか聞こえてこない。
圧倒的に打楽器類が目立っている。
20100920Tambor-NocheDeDjemaaElFna.jpg

やはりここもアフリカなんだ。
イスラム圏ながら、そのリズムにはアフロ的特徴が色濃い。
3拍子と2拍子の行ったり来たり混ざったりや、3拍子の真ん中をアクセントし続けたり、ベースパターンのシンキージョ的リズム、ソロ打楽器の入り具合、段々とスピードを上げて2拍子がやがて3連になって終わったり、それからカスタネットや鐘のハイハット的リズムと、いつもではないがそれらがアフロ音楽的特徴を表している。
楽器はジェンベ・・・しかし甲高くない・・・、ぺらぺらな金属の両側カスタネット、自動車のホイールを利用した鐘、いくつかの円筒状の太鼓セットを細いスティックで、それに響き線入りの鈴なしタンバリン。
バンジョーやバイオリン、それにチャルメラ等々が広場で演奏されている。
自動車のホイールやチャルメラは楽器としてキューバ東部のコンガともカブる。
20100920Violin-NocheDeDjemaaElFna.jpg

これは面白いぜ!

しかし、様々なスタイルのリズムがあるものだ。
ガイドが欲しいところ。



*藤田浩司ライブ予定*

2010年10月9日(土)ギャラリー ウエストヒルズ『いのちを愛するものたちのコラボレーション ?新月を愛して?約束の青』
10月9日(土)イベント貸切日 ギターとピアノの生演奏と朗読、展示、他
 12:30開場 13:00開演   16:00開場 16:30開演 
 それぞれ定員20名です。チケットお一人2,500円
 尚、通してご覧の方は、特別共通チケット4,000円となります。(少数の為、要予約)
参加アーティスト; ギター;平野壮、 ピアノ;藤田浩司、 パワーストーンアクセサリー;Kaju☆かじゅ、絵画;Yoshi、 花・色彩;風戸彩耶加
場所;生命の森リゾート(ふる里村)内『ギャラリー・ウエストヒルズ』
長生郡長柄町上野471ー12
外房線誉田駅より専用マイクロバスあり。土気駅より車15分


2010年10月22日(金)
ナチュラルハーモニー2000
大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
藤田浩司(Pf) http://kojifujita.com
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
小林勝彦(Ds)
炎のファンキーラテンキューバンナイト第2弾!


2010年11月14日(日)茂原混声合唱団「四季」第18回定期演奏会
東部台文化会館
茂原市東部台1-7-15
13:30開場 14:00開演
チケット1000円、高校生以下500円
全席自由
指揮:中川知夫
ピアノ:菊元睦
ベース:藤巻良康
ドラム:藤田浩司


2010年11月24日(水)茂原市立豊田小学校
藤田浩司打楽器Duo
藤田浩司Perc.&Piano、高崎洋平Perc.)
千葉県茂原市立豊田小学校


2010年12月17日(金)
千葉県茂原市東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台1丁目7番15
Tel:0475-23-8711
「UMIBOUZ」
藤田浩司(Pf&Dr) http://www.kojifujita.com/
五十嵐洋平(Marimba&Perc)


藤田浩司-koji fujita-
DrumStudio LA FIESTA

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cozy-corner?藤田浩司(ふじたこうじ/koji fujita)のblog

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