スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

瞳の輝き

2012-11-22 14:40:27 | インドにて

12年前ムンバイ近郊の列車の中で、ボロボロの身なりの5,6歳の女の子が膝を付いて床を雑巾がけしていた。夜10時を回っていたので、その車両にいたのは、ぼくと若いインド人のカップルだけ

最初は何をしているのかわからなかったが、すぐにその女の子がホームレスで、雑巾がけをすることでお金を恵んでもらおうとしていることに気づいた。その子は、インド人カップルの座っているところへ行き、両膝を付いたまま必死に雑巾がけをしている。すると、男の方が「あっちへ行け」と言わんばかりの表情で追い払った。

案の定、次にぼくのところへやって来たのだが、ぼくは両足を座席に上げ、思う存分雑巾がけをさせてあげた。一通り終わると頭を上げ満面の笑みを見せてくれた。その瞳の輝きは未だに忘れられない。この年齢にして必死に生きようとする姿には大いに感動した。

つい先日、中国の子供達(ホームレス)が暖を取ろうとして木炭を燃やし、ゴミ箱の中で死んでいるのが見つかったというニュースを見て、こんなことを思い出した。

一体あの子は今何をしているのだろう・・・・・・・・・・

 


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