グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

『The King of Madison Avenue』を読んで

2012-03-05 13:05:08 | 書評
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お知らせ情報
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☆★第13回『退職金や金融資産をしっかり運用するためのセミナー』開催します!★☆
-こうすればセカンドライフを豊かに過ごすことができる-

混迷の世の中、本当のことを知ることが難しくなっています。特に資産運用は、情報があふれかえり、中でも手数料収入を何とか取り込もうとしてリスクの高い金 融商品を売り込む金融機関や証券会社、FX会社、商品先物会社の営業活動は激しくなっていて、利用者が本当に正しい資産運用の方法を学ぶ機会は、大変限ら れています。

これからの人生は、国の制度や周囲に頼ることはできません。自分でしっかり判断して、人生を切り開いていく必要があります。 資産運用もまさにその通り。このセミナーで、人生を安心して過ごすことができる「正しい資産運用法」を、ぜひ学んでください。きっとかけがいのない時間と なることでしょう。

~参加無料 限定10名~

日時:2012年3月24日(土)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階)(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
http://tkpteigeki.net/access/index.shtml


申し込みは、下記メールまたは電話にて「3月24日セミナー参加希望」
として、お名前とご連絡先をお知らせください。
E-メール: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386


講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役

講師プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。


◆このセミナーで「セカンドライフを豊かに過ごすための資産運用法」がわかる!◆

30年以上の経験と資産運用の頂点の資格を持つ、FP・資産運用アドバイザー
尾藤 峰男だからこそ語ることのできる「セカンドライフを豊かに過ごすため
の資産運用法」をお話します。

日本の将来が不透明で、先行き閉塞感がつのる中、老後や家族の将来はどうな
るか、一人で考えあぐねていても、解決の糸口はなかなか見つかりません。

証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれません。自
分たちが売りたい商品のための情報しか話さないのです。

一度きりしかない人生を幸せに生きるためには、資産運用で失敗はできません。
金融機関から完全独立で、お客様の利益を最優先におくびとうファイナンシャ
ルサービスだからこそお話できることがあります。土曜の午後のひと時を、「
本当の資産運用とは」を学び、セカンドライフを豊かに過ごすために使ってみ
ませんか。



◆『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスのご案内 ◆

弊社は、『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスを実施しています。次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをさせていただきます。

● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。

● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。

● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。

● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
  わからない。

● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。

● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。

● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたらいいかわからない。

資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
毎週水曜日 18:30~
毎週土曜日 13:00~、15:00~、17:00~

なお、他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。
完全予約制ですので、事前に下記までご氏名、ご連絡先をお知らせください。
E-mail: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386



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『The King of Madison Avenue』を読んで


この本は、英書でアメリカの広告王といわれたデーヴィッド・オグリビーの生涯を記したものだ。著者は、オグリビーが創業したオグリビー&メーザーの前会長兼CEOだ。オグリビーの経歴を見ると、大変興味深い。もともとスコットランドの生まれで、貧困のためオックスフォード大学の奨学生となったが勉学に興味湧かず卒業できず、パリの一流レストランの見習いコックとしてしばらく働いた。その後はスコットランドに戻り、今度は戸別訪問による料理オーブン売りのセールスマンになっている。これらの経験が、のちになって貴重な財産となった。

単身アメリカに渡り、第二次世界大戦のときはアメリカとイギリスが連携する情報機関にいて調査・情報活動に携わり、ここでは広告でも重要なデータによる調査を学び、その後広告の世界に入った。オグリビーの広告業界での活躍は特に1950年代~60年代に目覚しく、たちまちのうちに広告王といわれるまでになった。

・ もし自分自身を宣伝することができなければ、なんで他のものを売ることができるか?

・ オグリビーの偉大な成功の秘密は、質問精神にある。アインシュタインはいう。天才の特徴は、好奇心の塊ということだ。

・ 人をもてなし、良いマナーを重んじる。「われわれは、お客様をエレベーターのところまでお連れしない。通りまでお連れする。」

・ オグリビーの成功はその大方が、望むものを得ようとして注ぎ込むエネルギーにある。まず始まりは、何気なくアイディアを口頭で伝え、それからはメモやレター、記事の抜粋、さらにメモ―コミュニケーションの津波でフォローアップする。オグリビーは決してあきらめない。

・ オグリビーの隣人は、窓のそばのデスクでオグリビーが夜という夜を問わず、時間を問わず働いているのを見ている。

・ セールスレターの反応がなかった相手先に、フォローアップレターを送る。

・ 料理オーブンを買う人に6回の無料料理レッスン(パリのホテルでのコックの経験が役立っている)をすることで、オグリビーは、“無料”という言葉の力を学んだ。

・ ブレークスルーは料理オーブンを、セントアンドリュース・エジンバラ大司教に売ったときに来た。(オグリビーによれば、本当にやさしい、最も天使に近い人物だった。)大司教は、管轄内のすべての機関に紹介状を書いてもいいかと申し出てくれたのだ。もちろんオグリビーは同意した。修道院、教会、病院、学校、いくところいくところですでに待っていて、サインするばかりだった。

・ “売上なし、収入なし。収入なし、食べるものなし。これが私に染み付いた。”

・ オグリビーは、きちんと料理オーブンを説明するのに30分はかかると踏んだ。これが、「長いコピー」-製品の良さをしっかり説明する何百文字かの広告-という生涯の信念につながるレッスンだった。

・ 「なによりも大事なのは、料理オーブンについて見込み客がジョークを言ったら、泣くまで笑うことだ。」

・ 「消費者は、ばかではない。相手は、あなたの奥さんと同じ。嘘を言うな。知性を貶めるな。」料理オーブンを売る経験で、製品やそのいい点とともにたとえ話やジョークで関心を保ち、相手を退屈にさせないことの大事さを学んだ。

・ 広告の大家ホプキンスに学んだこと:広告は、セールス手腕にかかわるものだ。あらゆる広告の問いかけは、セールスマンの基準で答えられるべきだ。

・ プリント上では、利用者の恩恵を提示する見出しがなければならない。しばしばこれは、事実で包み込まれた長い文章によることになる。

・ オグリビーは、努力を倍加した。夜遅くまで週末のほとんどを仕事に費やした。キャンペーンを繰り出し、新しいビジネスの獲得に。すべてが仕事だった。

・ 経営について、彼はもっとも優れた人々のところを尋ね、彼らの頭脳から吸収した。

・ Big Peopleを雇え。自分より優れた人物を。

・ 内容がテクニックより大事だ。何を言うかが、どう言うかより大事だ。見出しにはブランドネームを入れろ。“売る”言葉を入れろ。キャンペーンが“Big Idea”によらなければ、2級品だ。キャンペーンの方向が決まったら、派手にはっきりと演じろ。妥協はするな。力強くいけ。やぶをたたきまわすな。徹底的にやれ。

・ 広告では、長いコピーが短いコピーより売れる。

・ 広告では、製品とそのよい点の見出しとコピーが、きれいな見出しと詩的なコピーよりも売れる。

・ あらゆる広告は、複雑なシンボルであるブランドイメージに貢献する必要がある。

・ 豚がトリュフを探し求めるように知識を探すべきだ。

・ “われわれは売る、他に何もない。”

・ “キャッシュレジスターが鳴り続けるように、広告しろ。”


『The King of Madison Avenue』Kenneth Roman(Palgrave Macmillan)