2023年9月 京都童心の会 通信句会結果
優勝便乗セール
金澤ひろあき
阪神が優勝しましたね。十八年ぶりとか。十八年前といえば、私は四十代。ずいぶん前やな。
JFKが流行語になるくらい活躍してましたね。
今、関西では色々なお店で優勝セールをやっています。阪神とは関係なさそうな企業もセールをやっていて、まあ安く買えるのはいいことです。コロナとウクライナの戦争から、食料品等が値上がりしましたし。
鹿児島物産展をやっていたお店も優勝セール。鹿児島は九州だし、本来はソフトバンクではないのと思うのですが、まあ安くなるのはいいことです。
かるかんというお菓子、九州出身の私には懐かしいです。かるかんを安売りしていたので、衝動買い。お月様にもお供えしました。
かるかんを月見団子の代打とする ひろあき
皆さんの選です。
選者 真・・野谷真治 白・・白松いちろう 康・・暉峻康瑞
修・・遠藤修司 辰・・蔭山辰子 ひ・・金澤ひろあき
硯・・中野硯池 巡・・青島巡紅 須・・三村須美子
さ・・岡畠さな子 加・・野原加代子 真理・・岡畠真理子
○青島巡紅
1 バス停や炭酸水飲む入道雲 加 辰 白 真
2 夏なれば死体の温度手足腹
3 街角の緑陰に人息つく暇もなく 硯 白 修
4 墓友の老人ホームまたコロナ
5 しりとりの糸結べずに黙り込む (特 ひ)加 白 真 須
6 光冠や百日紅の花受け止める 修
7 灰になる手紙の山を乗り越える ひ 真
8 彼岸花来ぬ人おいて墓参り 硯 加
9 あの日の朝三日後の朝今朝も走る広島電鉄 ひ 加 白 修
10 血は解析出来ても心はまだ出来ません
11 地球に注ぐ宇宙の光は皆化石です 辰
12 白人の異世界立身出世マッカーサーの置き土産?
13 墓照らす盆の月にはかぐや姫 白 須
14 赤信号群れる蜻蛉の数増える 加 辰 真
15 吃逆波間に跳ねる小アジ ひ
16 返り花葉桜の間に月浴びて 辰 須
17 あの日の朝三日後の朝今朝も走る広島電鉄(9と重複 9にまとめる)
18 地球に注ぐ宇宙の光は皆化石です(11と重複 11にまとめる)
○野谷真治
19 山手線急停車の巣立鳥 白 巡
20 酒場止まり木まやかしの音
21 ちんからかん処理水放出 (特 ひ)巡
(「ちんからかん」は「フランチェスカの鐘」の中の歌詞です。)
22 灯影光るパーラーキムラヤ 修
23 マスク緩む地下街の壁 加 ひ 須
○野原加代子
24 眺めして泳ぎしめだかせせらぎや
25 夕焼けや秋近し雲染め青し 辰
26 大暑続き体持ちして命耐え
27 夏椿道端咲きて熱かろな 辰
28 入道雲来年見たし手を振りて ひ 巡
29 鈴虫の鳴き声聞きして耳すまし 硯 辰 巡 須
30 コオロギや喉鳴らしてや涼しかり 辰 白
31 盆迎え父母の帰りを迎えして 硯 須
32 蝉の声風に揺れるや暑かりし 真
33 虫が鳴き夏終焉や近づきて 辰 白
○金澤ひろあき
34 天守閣泊まるツアーや終戦日 真
35 吾輩のなわばり巡る残暑かな (特 辰)(特 須)加 巡 修
36 虫の音も加わるやもな盆踊り 修
37 月青し英雄という謀反人 硯 巡
38 平和のための武装だとアホ・カアとカラス 修
39 二人暮らしの長いあくびだ (特 白)(特 真)
40 風の旅路の中の一つのガラスの風鈴
41 ひがん花乱れ大震災百回忌 硯 加 辰 修
42 クーラーつけたり消したり貧乏老人の家 硯 巡
43 九月一日十一日予期せぬ死 (特 巡)硯 須
44 九月一日東京十一日マンハッタンの地と空
45 まだ遠い もつれた糸がほどけない 白 巡 修
46 百回忌 時計の音に混じる月 加 真 巡 須
47 愛香る 手紙を添えてくる林檎 硯 加 辰 修
○遠藤修司
48 耐えてまで百日咲くか萌える紅水分取りや無理しなや(特 ひ)巡 須
○蔭山辰子
49 35度上か下かで命がけ 白
50 西の窓日の沈むまで影もなし 硯 修
51 八十路生き令和5年の猛暑の夏 硯 巡
52 小さな秋待ちにまてども気配なし (特 加)(特 修)硯 加 白 真 須
53 ビフテキよりスキヤキよりもかき氷 ひ 須
54 つめ切り草暑くとも赤、黄、花可憐
55 暦どうりの秋はやっぱり待ち遠しく 硯
○三村須美子
56 花手水マンホールにもピーアール 修
57 介護犬冷房室で過ごす日々 (特 硯)加 真 須
58 食べっぷりと糞を見ながら8月尽 ひ
59 秋灯や紐引き上げる犬散歩
60 夏バテと回復を繰り返す庭木かな 加 白 真 修
61 アスファルト舐めてぬるい夜風かな
62 老い猫の熱中症に大あわて 加 真
63 いちじくや暑さ超えた褒美とす ひ 加 辰 巡
64 早起きのゆとりの時間花涼し 辰 白
65 うちは和隣洋庭秋さやか ひ
66 雨待って種を蒔こうと時期逃す 真 修
67 灼熱や白粉花の赤白黄 硯 辰 白 巡 修
○中野硯池
68 明暗を分けて片陰甲子園 須
69 市民の灯消えて大文字浮びけり ひ 真
70 コスモスに身丈越されて孫娘 巡 須
71 コスモスに園児のバスの着きにけり ひ
72 Tシャツに五十五番の背番号 真
73 Tシャツに五五一の背番号
74 猿智恵の白らけて白し百日紅 ひ
75 あれあれと進むナイター甲子園
76 宿の者みな出払いて風の盆 真 巡
77 女将弾く三味線巧し風の盆 須
※写真は蛸薬師のタコです。
優勝便乗セール
金澤ひろあき
阪神が優勝しましたね。十八年ぶりとか。十八年前といえば、私は四十代。ずいぶん前やな。
JFKが流行語になるくらい活躍してましたね。
今、関西では色々なお店で優勝セールをやっています。阪神とは関係なさそうな企業もセールをやっていて、まあ安く買えるのはいいことです。コロナとウクライナの戦争から、食料品等が値上がりしましたし。
鹿児島物産展をやっていたお店も優勝セール。鹿児島は九州だし、本来はソフトバンクではないのと思うのですが、まあ安くなるのはいいことです。
かるかんというお菓子、九州出身の私には懐かしいです。かるかんを安売りしていたので、衝動買い。お月様にもお供えしました。
かるかんを月見団子の代打とする ひろあき
皆さんの選です。
選者 真・・野谷真治 白・・白松いちろう 康・・暉峻康瑞
修・・遠藤修司 辰・・蔭山辰子 ひ・・金澤ひろあき
硯・・中野硯池 巡・・青島巡紅 須・・三村須美子
さ・・岡畠さな子 加・・野原加代子 真理・・岡畠真理子
○青島巡紅
1 バス停や炭酸水飲む入道雲 加 辰 白 真
2 夏なれば死体の温度手足腹
3 街角の緑陰に人息つく暇もなく 硯 白 修
4 墓友の老人ホームまたコロナ
5 しりとりの糸結べずに黙り込む (特 ひ)加 白 真 須
6 光冠や百日紅の花受け止める 修
7 灰になる手紙の山を乗り越える ひ 真
8 彼岸花来ぬ人おいて墓参り 硯 加
9 あの日の朝三日後の朝今朝も走る広島電鉄 ひ 加 白 修
10 血は解析出来ても心はまだ出来ません
11 地球に注ぐ宇宙の光は皆化石です 辰
12 白人の異世界立身出世マッカーサーの置き土産?
13 墓照らす盆の月にはかぐや姫 白 須
14 赤信号群れる蜻蛉の数増える 加 辰 真
15 吃逆波間に跳ねる小アジ ひ
16 返り花葉桜の間に月浴びて 辰 須
17 あの日の朝三日後の朝今朝も走る広島電鉄(9と重複 9にまとめる)
18 地球に注ぐ宇宙の光は皆化石です(11と重複 11にまとめる)
○野谷真治
19 山手線急停車の巣立鳥 白 巡
20 酒場止まり木まやかしの音
21 ちんからかん処理水放出 (特 ひ)巡
(「ちんからかん」は「フランチェスカの鐘」の中の歌詞です。)
22 灯影光るパーラーキムラヤ 修
23 マスク緩む地下街の壁 加 ひ 須
○野原加代子
24 眺めして泳ぎしめだかせせらぎや
25 夕焼けや秋近し雲染め青し 辰
26 大暑続き体持ちして命耐え
27 夏椿道端咲きて熱かろな 辰
28 入道雲来年見たし手を振りて ひ 巡
29 鈴虫の鳴き声聞きして耳すまし 硯 辰 巡 須
30 コオロギや喉鳴らしてや涼しかり 辰 白
31 盆迎え父母の帰りを迎えして 硯 須
32 蝉の声風に揺れるや暑かりし 真
33 虫が鳴き夏終焉や近づきて 辰 白
○金澤ひろあき
34 天守閣泊まるツアーや終戦日 真
35 吾輩のなわばり巡る残暑かな (特 辰)(特 須)加 巡 修
36 虫の音も加わるやもな盆踊り 修
37 月青し英雄という謀反人 硯 巡
38 平和のための武装だとアホ・カアとカラス 修
39 二人暮らしの長いあくびだ (特 白)(特 真)
40 風の旅路の中の一つのガラスの風鈴
41 ひがん花乱れ大震災百回忌 硯 加 辰 修
42 クーラーつけたり消したり貧乏老人の家 硯 巡
43 九月一日十一日予期せぬ死 (特 巡)硯 須
44 九月一日東京十一日マンハッタンの地と空
45 まだ遠い もつれた糸がほどけない 白 巡 修
46 百回忌 時計の音に混じる月 加 真 巡 須
47 愛香る 手紙を添えてくる林檎 硯 加 辰 修
○遠藤修司
48 耐えてまで百日咲くか萌える紅水分取りや無理しなや(特 ひ)巡 須
○蔭山辰子
49 35度上か下かで命がけ 白
50 西の窓日の沈むまで影もなし 硯 修
51 八十路生き令和5年の猛暑の夏 硯 巡
52 小さな秋待ちにまてども気配なし (特 加)(特 修)硯 加 白 真 須
53 ビフテキよりスキヤキよりもかき氷 ひ 須
54 つめ切り草暑くとも赤、黄、花可憐
55 暦どうりの秋はやっぱり待ち遠しく 硯
○三村須美子
56 花手水マンホールにもピーアール 修
57 介護犬冷房室で過ごす日々 (特 硯)加 真 須
58 食べっぷりと糞を見ながら8月尽 ひ
59 秋灯や紐引き上げる犬散歩
60 夏バテと回復を繰り返す庭木かな 加 白 真 修
61 アスファルト舐めてぬるい夜風かな
62 老い猫の熱中症に大あわて 加 真
63 いちじくや暑さ超えた褒美とす ひ 加 辰 巡
64 早起きのゆとりの時間花涼し 辰 白
65 うちは和隣洋庭秋さやか ひ
66 雨待って種を蒔こうと時期逃す 真 修
67 灼熱や白粉花の赤白黄 硯 辰 白 巡 修
○中野硯池
68 明暗を分けて片陰甲子園 須
69 市民の灯消えて大文字浮びけり ひ 真
70 コスモスに身丈越されて孫娘 巡 須
71 コスモスに園児のバスの着きにけり ひ
72 Tシャツに五十五番の背番号 真
73 Tシャツに五五一の背番号
74 猿智恵の白らけて白し百日紅 ひ
75 あれあれと進むナイター甲子園
76 宿の者みな出払いて風の盆 真 巡
77 女将弾く三味線巧し風の盆 須
※写真は蛸薬師のタコです。
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