京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句(自由連句)「ランドセル」の巻

2023-05-25 07:51:17 | 俳句
フリー句(自由連句)「ランドセル」の巻
ランドセルまだ大きいな新入生     金澤ひろあき
雨上がりはしなだれるオオキンケイギク 青島巡紅
楠の三百回目の青葉そよぐ       ひろあき
陸舟の松義満公を覚えているとポリグラフ実験 巡紅
*フィクションです。出る可能性はあります。
北山に一休さんは知恵比べ       ひろあき
野へ山へ縄文人の先生招く       巡紅
豊穣の祈り女体土偶ふくらんで     ひろあき
湯気出るほかほかご飯にノリタマ    巡紅
お米来て日本の文化出来上がる     ひろあき
花に月人より素直に見上げてる     巡紅
木霊聞く原生林の入り口        ひろあき
北斗七星が見たいと朽ち果てた零戦   巡紅 
使われなくなったジャングルの滑走路  ひろあき
宇宙から日本列島見ると日々の小ささに頭ポリポリ 巡紅
釈迦の手の平いい気になった孫悟空   ひろあき
手で掴む星実は彼方で呑み込まれてる  巡紅
銀河鉄道終着駅のベルを聞く      ひろあき
江戸のあちこちにあった富士塚     巡紅
*富士信仰のために富士山の山体を模して造られた塚 
広重の五十三次由井の宿        ひろあき
※由井の宿は十六番目。由井の浜より雪の富士が描かれる。
江戸城よりも駿府城で過ごした家康公  巡紅
*駿府城は静岡市にあった城。
戦乱の幕を引く人今欲しい       ひろあき
真っ白な朝日の光に包まれて      巡紅


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