京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句(自由連句)「二度目の退職」の巻

2024-04-04 12:47:32 | 俳句
フリー句(自由連句)「二度目の退職」の巻
二度目の退職近づいて来る春の雪  金澤ひろあき
ハワイから来た夫婦言う京都寒い  青島巡紅
その時になれば変身する桜     ひろあき
卒業して社会人になった若者たち  巡紅
パイオニアになる夢があった俺達の頃 ひろあき
いつの時代も若者の特権一度の人生 巡紅
後から振り返るとあれが分かれ道 ひろあき
心地よい昼下がり膝枕で一寝入り 巡紅
一喜一憂諸行無常の沙羅双樹   ひろあき
雨降る様を子犬と子供が見ている 巡紅
十日もすれば菜の花月の色となる ひろあき
妖精の舞も見えるか夜光茸    巡紅
突風に乗って森越え谷を越え   ひろあき
蒲公英の種は皆んな行こうぜ   巡紅
今さらね外来種駆除と言われても ひろあき
人間同士でもまだやってるご時世 巡紅
花満開集まり宴やりたいね    ひろあき
群れる鳶弧を描き飛ぶ春の午後  巡紅
夕焼けに向かい歩く麗らか    ひろあき
立ち飲みでひっかけ帰る雁の飛ぶ 巡紅
遠回りしても帰って寝る巣    ひろあき
春の星家のベランダワイワイと  巡紅
※晴明神社の五芒星です。