明日へのヒント by シキシマ博士

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絶妙のコンビ ‐自主制作映画体験記④‐

2006年05月24日 12時29分52秒 | 明日への雑記帳
引き続き自主制作映画のお話。
今までも書いてきたことですが、この作品は、今年の7月22日(土)に開催の「あきる野映画祭・映像市」で上映される予定です。
なぜ〝予定〟かというと、この作品を含む、映像市へのすべての応募作品を映画祭実行委員が実際に観て、そのうえで上映作品が正式に決まるからです。今はまだ、その審査の前の段階なのです。
…というのが建て前なのですが、実際は余程の規定違反でないかぎり上映されるでしょう。
正直に言ってしまうと、応募作品があまり多くないんです。

以前、あきる野映画祭には〝フィルムコンテスト〟という催しがありました。そこに出品したうちの何人かの方は、その後メジャーな方面で活躍されたりしています。
しかし時代は変わり、ビデオが主流になり、フィルムで作品を作ることが容易くなくなってきました。そして残念ながら、2002年の「第18回あきる野映画祭」を最後に、フィルムコンテストは幕を閉じたのです。
それに代わって第19回から始まったのが「映像市」です。
誰でも気軽に映像表現できるビデオ作品もOKで、コンテスト形式はとらない形でスタートしました。
が、まだまだ認知度も低く、PR不足もあって応募作品が少ないのが実状なのです。
改善すべき点もいろいろあると思います。私も実行委員の1人として考えていかなければと思っています。

今回、私が出演していることもあり、このブログでは今のところ1つの作品だけを追っています。
もし、コンテスト形式であるなら、フェアではないとお叱りを受けるでしょう。
ですが、「映像市」は作品の優劣を競うものではないのでご理解ください。
この記事の目的はそういうことではないのです。
私の体験記を読んで興味を持って下さった方が、1人でも多く実際に足を運んでくださり、そこで様々な作品に出会って欲しいのです。
どの作品も、監督さんも、出演者の方も、より多くの人に観てもらうのが一番嬉しいでしょうから。
この記事は、そんなきっかけになればと思って書いています。
(それに何よりも、このブログは公的なものでなく私の記録なわけですから、主観が入ってかまわないですよね)


ということを踏まえつつ、今回はいよいよ監督と撮影の2人についての紹介です。

監督は栗原郁美(くりはらいくみ)さん(写真・右)
私と同じく、あきる野映画祭実行委員をしています。
が、その本当の実態は…、クランクインするまで解りませんでした。
最初の印象と違ってた。
見た目には、小柄でかわいらしい感じだし、健気に映画撮ってる人なんだろうなぁと思ってたのに。
けっこうキツイ…。
演出に集中するあまり、ぜんぜん容赦ないです(汗)

撮影は近藤美生(こんどうみお)さん(写真・左)
栗原監督とは大学が一緒で、いままでも栗原作品を何本も手掛けているようです。
撮影のほかに、監督のキツイ言葉をフォローするのも彼女の重要な役割になっています。
絶妙のコンビネーションです。
若いのに、小林旭の映画をこよなく愛しているという、変わった一面もあります。

撮ってる映画も面白いですが、この2人自体が充分に面白いです。

そんな面白過ぎる2人ですが、映画製作に向かう姿勢は凄いものがあります。
栗原監督は、脚本も書き、キャスト選びから撮影場所探し、さらにはスケジュール調整もします。
近藤さんは、そんな監督の頭の中のイメージを、的確に映像にしていきます。
普段はそれぞれ別の仕事(あるいは学業)をしている人たちを集めての撮影ですから、時間を無駄にはできません。
そんな密度の高い時間を作り上げていくことは、映像を作るのと同じくらい大変なことです。
それを当然のようにやってのける2人はやはり凄いです。
それが解っているから、キツイこと言われても、良い仲間ばかりが集まってくるんでしょう。
(みんな大人だねー)
撮影は終了しても、編集作業がまだ大変なんでしょう。
相当の集中力が無いとね。
良い作品を完成してもらう為には、キツイ言葉も良しとしましょう。
なんだかんだ言っても、楽しんでるしね。
出演させてもらったこと、感謝してます!

「あきる野映画祭・映像市
日時 7月22日午後1時~
場所 JR五日市線 武蔵五日市駅下車 徒歩10分「まほろばホール」
   入場無料です

栗原郁美監督と近藤美生カメラマンが(その他のスタッフ、キャストも)、全力を注ぎ込んだ力作!
ぜひ、観に来てください!!


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