写真は、11日夕方のYBSニュースで氷の床が1年で50cm減ったと
報道された青木ヶ原樹海の富士風穴だが、この2月、とんでもない映画
の上映が始まった。
地元の山梨県では、「自殺を助長する恐れがある」として青木ケ原樹海
での撮影を禁止しているが、この映画は、裾野市の十里木別荘地を中心
に静岡県側で撮影がおこなわれたそうだ。 樹海村 ・ ・
内容は、同名のマンガを元にしたホラーだが、様々な誤解と興味本位で
樹海を訪れる者たちが、これから来ることは間違いない。
不快な思いで映画の内容をチェックし、以下の事は注意しておきたい。
・「樹海村」など、今も昔もない。ましてや、富士山麓で過去に老人や
障碍者を樹海に捨てたという事実はない。「呪い箱」などとんでもない。
・樹海の溶岩流で数万人の人が生き埋めに・・など記録はない。
・樹海でもGPSやコンパスは正常に使える。但し、一部の携帯は電波
が届かないので注意が必要だ。(多くの山奥地と一緒)
・山梨県内では、登山道や遊歩道から外れ、コケや木の根を踏みつけて
森に入り込む事は禁止されている。また、目印にテープやロープを張っ
たり、人工物を森に残すことも一切禁止されている。(自然を守る為)
・樹海の植物は、厳しい自然環境のなか健気に生きており生命力に溢れ
ている。決して、動いて人に絡みついたり呑み込む事は無い。
・悪霊でなく、こんな可愛い動物たちが沢山住んでいる。
〈オコジョ/富士風穴で撮影〉