(「バックパッカーの旅」カテゴリーは大学生時代の回想シリーズです。本文中の名前はだいたい仮名です。1Bバーツは当時3円程度。前回までの話はこちら)
チェンコーンに泊まった朝は早起きしてメコン川から昇る朝日を眺めた。とても綺麗。
朝食後、Kaiの店に行きコーヒーを飲んで、一緒に昨日ラオスのビザの約束をしたカーテン屋さんのYoに会いに行く。Yoは本当に日本語が上手Yoは水とバナナフリッターをごちそうしてくれて、ビザをとれる代理店の友達を呼んでくれた。Yo、Kai、私、代理店のお兄ちゃんの4人で英語、タイ語、日本語がとびかうKaiとYoが交渉してくれて、結局1,800Bで、ということでお願いすることになり、YoとKaiに御礼を言ってお兄ちゃんのバイクの後ろに乗って代理店のオフィスへ。オフィスでビザの手続きをして、「また15時に来て」と言われてゲストハウスへ戻る。
ゲストハウスのテラスレストラン(ここはメコン川がながめられる桟敷になっていて、とても気持ちがいい。)で葉書を書いたり日記をつけたりしていると、日本人の女の子二人がやってくる。1人は少数民族アカ族の村に長く滞在していて、1人はラオスからタイに入国してこの近くのゲストハウスで知り合ったらしい。しばらくおしゃべりをしてラオス情報などを聞き、二人がそれぞれ刺繍と読書にはいったところで別れを告げて町へ出ることにした。
切手を買ったり、両替をしたりしながら町をぶらぶら歩いてまたKaiの店へ。
Kaiは「もうラオスへ行ったのかと思ったよ来てくれてありがとう」と歓迎してくれて、友達のNuckに店番を任せてとても美味しいカオパッ(フライドライス)をごちそうしてくれた。Kaiのバイクの後ろに乗せてもらって(もちろんノーヘルメット)チェンコーンの町を走ると、町の人は皆にこにこと挨拶してくれる。チェンコーンの人はみんな優しい
小さな小屋のようなパーラーで私はめちゃ甘いストロベリーパフェを食べて、Kaiは昼間っからBeer Changを飲んでいる
ゲストハウスから移動の準備をしてビザの代理店へ行くと、朝のお兄ちゃんはいなくて他のスタッフに50ドルと言われる「いや、1,800バーツと聞いたんだけど。」と言うと『バーツなら1,900バーツだ。』とのこと。なんだか納得がいかなかったけど、親切にしてもらったYoの顔をたてて1,900B支払ってラオスのビザをゲット。
すぐにイミグレーションへ行って、メコン川を渡る船(というよりカヌーのような細いボート)に乗る。代理店のお兄さんも乗る。Kaiも乗る。
タイのチェンコーン→ラオスのフエサイはメコン川を渡ってほんの2分くらい。結局Kaiはラオスのイミグレーションまでついてきてくれた。代理店のお兄ちゃんが入国手続きをしてくれる間、KaiとBeer Lao(ラオスのビール)を飲む。飲んでばっかり…
Kaiにも、Yoにも、Kaiの家族や友達にも、とっても親切にしてもらった。チェンコーン、大好きな町になった本当にありがとうと御礼を言って、ボートでタイに戻るKaiとお兄ちゃんを見送った