(「バックパッカーの旅」カテゴリーは大学生時代の回想シリーズです。本文中の名前はだいたい仮名です。タイの通貨1Bバーツは当時3円程度。ラオスの通貨はKip。 1円=60kipくらい。前回までの話はこちら)
朝起きてまず洗濯。
この日はプーシー(ルアンパバン名所の小高い丘。頂上には仏塔がある。)に登ると決めていたので、早めにゲストハウスを出て街へ。ワットタットノイ(お寺)の前で少年僧のボウアシーに会う。後でまた来るね、と約束してプーシーヘ。
屋台でサンドイッチとコーヒー(1,000kipずつ、合計35円くらい。)を買ってプーシーヘの長い階段を登る。入場料は4,000kip(70円くらい、だけど高く感じる。)
プーシーの頂上からの眺めは最高で、美しいルアンパバンの街を眺めながらサンドイッチとコーヒーで朝ごはん
サンドイッチは小さめのフランスパンに切れ込みを入れて、茶色のペースト、ミートソース、きゅうりのせん切り、蒸し鶏を挟み、ナンプラー、チリソース、胡椒をひと振り。とても美味しいビニール袋に入ったアイスコーヒーは氷をストローでガシガシしながら飲んでいたら途中で袋が破れて焦ったけど、破れたところを輪ゴムで留めて飲んだ。合理的。
帰りはプーシー裏の階段を降りていると、階段脇の斜面にある岩穴から声をかけられる。えこんなところに人が住んでるのと思って、面白そうなのでお邪魔する。
彼は19歳のカーム。「元」お坊さんで、なんと英語の先生だそう。もちろん岩穴に住んでいるわけではなく、気持ちがいいのでここで仕事をしているとのこと。英語のテストの採点中で、喋りながら採点を手伝う。
岩穴に小枝でふいた軒先が作られ、レンガのアプローチに植木鉢まで置いてある。とても涼しくて居心地がいいでもここってルアンパバン市とかお寺の土地なんじゃ?と思うが、きっと誰も気にしないんだろう・・・いかにもラオスなおおらかさ。
カームと別れて裏の階段を降り、ルアンパバンの街の外れまでぶらぶら歩く。昼頃になって頭痛がひどくなったのでゲストハウスに帰って昼寝・・・