今日のお話は、日本の友人が教えてくれたこんな話題です。
日本から20年近く離れている私にとっては日本で起きているお話にとても敏感なんですね。
以下は、友人のメールからの抜粋です。
群馬大学の医学部が”明確に”年齢制限を
掲げていないにもかかわらず
合格ラインを超えていた55歳の女性を不合格にした事件です。
このことから、日本の多くの大学医学部が
内々で年齢制限しているのであろうということが表ざたになったわけです。
裁判になりましたが、女性が敗訴になりました。
この件に関して賛否のあるところですが、
”医師養成には多額の税金がつぎ込まれる。
したがって、将来、長期間医療活動に
従事できる条件を備えた人物を入学させたい”
というのが、おそらく大学側の言い分でしょうね。
55歳で入学した場合には、日本のシステムでは、
独り立ちできるまで10年かかるとして65歳。
勤務医の定年がおおよそ65歳ですから・・・・。
比較的年齢の高い医学部志望者は、
受験に際して、
・面接の無い大学を選ぶ
・過去の受験合格者もしくは
その大学の医師国家試験合格者の年齢を調査しておく
などの対策を考えるのが常識化しつつあります。
ちなみに、こうした対策は20歳後半になれば、
必要ではないかと言われています。
これは、どうやら2005年のお話のようですね。
というわけで、私はもちろんびっくり仰天したわけですが
皆様、年齢制限というものをどうお考えでしょうか。
アメリカに渡った時にもうすでに30歳を超えていた私が
年齢制限を経験したのはたったの一度だけ。
それは、アメリカで航空管制官の仕事を継続しようと 応募要綱をみましたら
1 アメリカ国籍であること
2 30歳未満であること
残念ながら私の場合は 両方引っかかってしまいました。
まあ、それがばねとなって メディカルスクールへ進んで医師になろうと決意したことは今考えれば私にとっては 不幸中の幸いだったんですけれどもね。
そうそう、今春、70代の女性が 神奈川歯科大学に見事入学されたと聞きました。
がんばりますねぇ!
私 そういうの大好き!!