goo blog サービス終了のお知らせ 

女性管制官がアメリカで医者になった場合ーアメリカンドリーム

アメリカでアメリカンドリームを達成するには?
マーティンもと子(旧姓多尾もと子)の場合は?

ドクターPA

2013-02-12 16:53:40 | Weblog
PAというのは、フィジシャンアシスタントのことです。
日本にはありません。
文字通り、ドクターのアシスタントなわけですが、これがまた人気のある職業でプログラムも最近は修士レベルになって入るのがとても難しくなっています。

そのフィジシャンアシスタントの教育にもかりだされた私。

いつもは一緒にERを駆け巡るまでに終わっていましたが、今回の私の役目はこのPAのPhDプログラムの指導です。
PhDは博士課程。
終了すればPAはなんとドクターに。
ドクターPAです。

これは何ともややこしい。

プログラムに入れるのは最低4年間PAとしての経験があること。
そしてGREが高得点であること。
GREというのは、アメリカの修士課程に入るための統一試験ですね。
日本にはこういうの、ありませんよね。
PAのPhDプログラムは、全部でたったの18ヶ月です。
その間、ERでの研修をして論文を書いておしまい。
私の役目はそういうPAの指導をすることですね。

終了したらDoctor of Scienceだそうです。
なんでわたしにもPhDくれへんのかなあ???
もう18ヶ月以上やってるのになあ、なんて一瞬思いましたが、この背景には軍の考え方が盛り込んであるそうです。

今現在こういうプログラムが認定されているのは米軍に属するPAのみ。
戦地に医師を派遣できないときに、ただのPAを送り込めないので、ドクターPAに仕上げて戦地に単独で送り込もうということだそうですよ。
なんともまあアメリカ的な考え方ですよね。
この観念、いずれは民間のPAにも広がることでしょう。
MDじゃなくて、ドクターPA?
非常に興味深いです。

昨夜指導に当たっていましたが、実に優秀。
選ばれた人は、やっぱしどこか違うなと思いました。

でもなんでもいいから私にもPhDちょうだい!!

ハーバードロースクール

2013-02-03 20:28:28 | Weblog
むかしむかし、こんな面白いリサーチがあったそうです。

ロースクールのクラス全員にこんな質問です。

将来どういう設計を立てていますか。
どういう専門に進みたいか書いて下さい。

ロースクールの学生の49%は、人生の目標をしっかり持っていました。
私は将来ファミリーロー、僕はクリミナルジャステイス(犯罪)、ぼくはビジネスロー,なんていう具合です。
そして残りの51%の学生にはこれと言ってビジョンがなっかったそうです。

そして20年後。

その調査の結果です。
目標を学生のときにしっかり立てていた法学生はすべて立派な弁護士として大成功!
しかしゴールを設定していなかった学生の中には,弁護士や~めた!とばかりに看護師さんになった人もいれば、靴屋さんになった人も。
弁護士としてばりばりに成功している人はこのグループには少なかったという興味深いリサーチです。

これを言い換えますと、学ぶべき点は、人生、ゴールがとても大切だということです。
若いうちにゴールを,ビジョンを持つこと。
何となく流されないで、目標に向かって地図を作る。
どのような道路を通って目標にたどり着くかは変更可能。
大切なことは目標に一歩一歩少しずつ近づけるよう努力をおしまないということですか。

先日、他州からお客様が見えました。
二泊三日の短い接点でしたが楽しい楽しいひと時を過ごしました。
この先生はアメリカ人でも超難関の救急の研修医をされています。
10年にたったひとりという快挙だったとか。

いつ頃から海外に行きたいと思ったのか伺ってみました。
医学部4年生のときだそうです。
この先生も絶対に日本を出て海外で活躍したいという強いゴールを持って今も突っ走っておられます。
すごいと思います!

思い返すと私もそうだったかな。
絶対にドクターになるぞ!!と心に誓ってひたすら努力しましたね。
やはり人生、目標を立てるということはとても大切だと思います。

動くモービルオフィス

2013-02-01 00:44:30 | Weblog
ERで働く先生方のほとんどは白衣なし。
スクラブにバックパックというカジュアルな感じが多いです。
皆さん、実にシンプル。

ちゃらちゃらと宝石を身につけている先生もほとんどなし。
ましてや香水なんてとんでもないです。

私も例外ではなく仕事に行く時はお化粧なし。
ま、ふだんからあまりお化粧はしませんが。。。
それでもまだ写真のアップに耐えられるというからすばらしい。
そして清潔がモットーですからスクラブ=仕事着はいつも洗いたてのものを身につけます。
色は紺色かベイビーブルーですね。

そして問題がバックパック。
あれやこれやと詰め込んでいるうちにずいぶん重くなりました。



評判のスイス製のバックパック。
仕事に使うMac Airや、iPad2や、参考書などなど。
たくさんクレジットカードの詰まったお財布も重たいですし。。。

ところがその重たい大きなバックパックを背負って仕事に行く私を見るに見かねた夫が、こんなものを購入してくれましたよ。
腰を痛めないようにという配慮です。



サムソナイトのモービルオフィスです。
これで、ERへさっそうと現れます。
まるで、JALのCAみたい。
気に入っています。

これでバンバン仕事しまっせ~!!