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女性管制官がアメリカで医者になった場合ーアメリカンドリーム

アメリカでアメリカンドリームを達成するには?
マーティンもと子(旧姓多尾もと子)の場合は?

母の訪問記録 その2

2012-08-02 04:10:25 | Weblog
母の到着数日後、今回の母の訪問のハイライトのグランドキャニオンへ向かいます。
エルパソから大きなバンをレンタカーして西へ西へ。
アリゾナ州のフィニックスまで行ってそこから観光ガイド付きのバンでグランドキャニオンへ行こうという計画です。
エルパソからフィニックスまでは車で6時間ほどです。



大好きな町、フィニックスは毎年のように来ますが何度来ても町並みが整然としていて清潔で美しいところです。
子どもたちのリクエストでプロバスケットチームのアリーナへ。



いつも来る中華のバイキングです。
おすしも、韓国料理もあってとてもおいしいです。



泊ったのはスコッツデールという町のリゾートです。



なんとホテルの敷地内にバニーが!

今回、長男にサマースクールがあったため当初は連れて行かないつもりでした。
ところが、最後の最後に、みんなからたのみこまれ、

「お兄ちゃんが行かなかったら家族旅行の意味なし!!みんなでめんどうみるからお願い!」

と言うわけですね。

長男には重度の障害があるので連れて行くのがたいへんで母の世話ができないからおいていこうとした私の大間違い。みんなから猛反対にあって学校をお休みさせて連れて行きましたがほんとうにおりこうさんで最後の最後まで手がかからず感心しました。

お兄ちゃん思いの兄弟愛。
私はつくづく感動しました。




母の訪問記録 その1

2012-07-31 02:38:24 | Weblog
あっという間の一月でした。
あれよ、あれよと時が経ち。。。

母はもう日本へ帰ってしまいました。
こんな悲しいことはありません。
出会いは楽しくとも別れは辛い。



勤務先の病院のすぐ近くに新しくオープンしたメキシカンマーケットです。
大きなスーパーですが、中身はすべてメキシカン!



母を連れて家族全員でタコスを食べます!
本場もののタコスがここでは食べれます。
まるで、メキシコに来たみたいなんです。
店内の明るさにご注目くださいね。



ちょっと高台にドライブすれば夕日が沈む様子がきれいに見えました。



私が仕事の日は、ケアハウスの日曜礼拝の賛美歌の練習です。
ケアハウスのオルガニストだそうで。
昔習っていたピアノを60年ぶりでまた再開したとか。
けっこう上手に弾くので、ピアノを習っている子供たちはびっくりです。
そうそう、うちのピアノ、21年前に日本から持ってきました。
祖母の形見です。

ちょっと怖いお話

2012-07-19 15:49:38 | Weblog
仕事を終えて駐車場から車を出していますと、若い女の人が3人の女の子を連れてこちらに向かって激しく手を降っています。

夜の10時のお話です。
EMERGENCYの看板が異様に赤く彼女たちの背後に光っています。

パワーウィンドウを下ろしますと、

何かが起こっているのか助けを求めるように駆け寄ってきます。

「お願いです!!助けて下さい。」

いったいどうしたんだろうと言葉を返します。

「どうしたの?」

「車に乗せてもらえませんか。お金もないし、タクシーも呼べないんです。
でもすぐにモーテルに帰らないと。」

喘いだように訴える女性。
ふつうは夜ですから、アメリカの夜ですから、私は絶対に人を車に乗せることはしませんが、どうやらほんとうに困った事情がありそうです。
親切で人を乗せてピストルでうたれたり、強盗にあったりしますから。

私は小さい子供を連れている女性に同情しました。

実は、その女性のいとこ、つまり子供達の母親がなんとモーテルの部屋で急に心肺停止となったそうで、どうやら私と入れ違いでコードブルーでERに運ばれてきた模様。
原因はまだわからないようですが、気管挿管されてまだ意識不明の重体で、とりあえず着の身着のまま救急車でERへやってきたため家族への連絡をするためにもモーテルに帰りたいというようなお話でした。旅行者だったのかそれとも何か事情があってモーテルに住んでいたのか。。。

何事も起こりませんでしたが、うちに帰ってこの話を家族にしますと、みんなから一斉に危なすぎる!!と大批判を食らいました。

アメリカでは往診をしません。
往診なんかしたら殺されます。。。
老人医療の研修で往診制度があって実際に行っているところもありついて行ったことがありますがやっぱりアメリカですよ、アメリカ。

やっぱりちょっと怖い経験でした。
患者さん、なんで重体だったんだろう。
今日行ったら聞いてみようと思います。

黒猫ちゃんと出会ったお話

2012-07-11 12:14:59 | Weblog
日本からはるばる一人でやって来た母を連れて夫と3人でヒューストンに遊びに来ています。

テキサス州は実に広い!!
テキサス州は日本の本土より大きいんですね。

エルパソからヒューストンまで飛行機で1時間45分ほどです。
そう考えますと東京からどこまで行けますか?

砂漠のエルパソの気候とはうって変わって湿っぽい!
あいにく小雨が降っていましたが気温がちょうどよくて暑くなく快適でした。

出発当日は夜中の1時まで勤務をこなし、実は早く帰らなくては行けない一心で一人患者さんをすっぽかして帰って来てしまい。。。
全くひどい先生ですよねぇ。

さて、私にはiPad2しかないので写真がアップできませんがまたそれは後ほど日をあらためて。

このヒューストンでのハイライトの一つは黒猫ちゃんとはじめて会うことでした。
彼女がまだフィラデルフィアで医学生だった頃、彼女のブログにコメントを書き入れたことがきっかけでお知り合いになりました。
彼女はアメリカの大学から医学部へ進学。
昨年無事に医学部を卒業しました。

私が最大限に応援している理由は彼女には二人の小さいお子さんがいること。
医学部在学中に赤ちゃんが、そして卒業してからもう一人。
私も同じようにして医学教育と子育てを両立させて来たので彼女を応援する理由はわかりますよね。

外科の研修医のスポットをどうしても取りたいということで現在浪人中ですが、彼女ならやり遂げるでしょうね。
とてもしっかりしたビジョンを持って頑張っています。

ご主人は小児科の研修医2年生。
大きな街ヒューストンは何もかもお高いので大変です。
保育園代が一ヶ月で20万円くらいかかるとか。
アパート代だってエルパソの倍はしっかりします。

今後研修医になってもあと数年は貧乏生活ですよね。
でも若いからできる!
若さは怖いもの知らずです。

私の場合はスタートポイントがすべて遅かったためとにかくなんでもいいから医学部を早く卒業して研修を終えることに焦点をあてました。
ですから内科希望が全く違う方向へ。
しかも今やっていることは実際に研修したこととはかけ離れたことをやっていますし。。。
とにかく早く早く、と駒をすすめ続けました。

でも、一人前の外科医になるまで一生懸命サポートしてあげようと思います。
いいおつきあいが始まったこと、私もとても嬉しいです。

彼女のブログのリンク、貼れないの残念なんですがまたの機会に。

新しいベッドルーム その2

2012-07-05 00:33:38 | Weblog
続きをご紹介しますね。



クイーンサイズのベッドです。
夫が単身赴任中に使用していたものを組み立てなおしました。
こんな時に役に立つとは。



母は毎朝ウォーキングに行くのが日課です。
エルパソの強い日差しの中を歩かせるのはかわいそうなので運動器具をベッドの横に。
ま、もともとこのお部屋はエクササイズルームだったのでこれは誰も使っていませんがずっとありました。



天井は吹き抜け。
二階が少し見えます。
エクササイズルームの壁はすべて鏡張りです。



トイレとシャワーがついているのは助かります。
運動したあとにすぐにシャワーに入れるようにとデザインされたものだったようです。
飾りの陶器にご注目あれ!



この飾りは私の手作り。
メキシコのバスルームです。
上手でしょ!






新しいベッドルーム その1

2012-07-03 03:59:26 | Weblog
5年前に来てくれた時は二階のゲストルームを母には使ってもらいましたが、今回は一階のエクササイズルームをベッドルームに変えました。
一階の方が何かと便利ですし、階段の昇り降りがたいへんですものね。

ご紹介します。



まずは母への歓迎文、作者は雪ちゃんなり。



下にあるのはチャート式。
なつかしいですねぇ。
母があらかじめ送ってきた荷物の中に入っていました。
看護学校の入試問題を夏の間に作って提出しなければいけないからだそうで。。。





この箱にお土産の一部と必需品を入れて先に送ってきたわけです。
お菓子は規則で入れられなかったそうで。。。
昔初めての海外旅行で私を訪ねてエルパソに来てくれたときに、スーツケースごと黒猫で出したところ、なんと途中で盗まれてしまいました。
スーツケースでは盗まれるということ、知らなかったんですね。
ですから箱でないといけないんです。

そうそう今までに日本から何回か空箱が届いたことがあります。
肉のエキスの入ったものは全部検疫で取られます。
カレーのルーもだめ。
インスタントのお味噌汁もだめでした。。。
チキンのエキスが入っていたためと判明。
あの時はがっかりでした、ほんと。

続きます。




たなばた祭り

2012-06-30 02:51:10 | Weblog
仕事からの帰り道、今晩到着した母に会える一心で高速をぶっ飛ばしていますと、なんとダウンタウンで打ち上げ花火が打ち上げられていました。
ダウンタウンを越えたとたんおしまい。
なんて運がいんでしょうか。

夏の風物詩=花火
何年ぶりかで見ることができました。
とってもきれいでした。



娘がデザインしました。
みなさん、エルパソの誇るジャパニーズクレープハウス、行ってあげてくださいね!

母も無事に到着。
長旅、お疲れ様でした。
80歳の一人旅です。

東へ東へ

2012-06-28 15:16:14 | Weblog
エルパソは実に広いです。
最近は東の方がどんどん開拓されて新しい住宅がどんどん建っています。
米軍の街ですからね。
軍の基地がある限りは、どんどん発展します。

今日は新しく赤ちゃんが生まれたT子さんを訪ねて東へ東へ。。。

フランクリン山を横切るトランスマウンテンロードを西からどんどん走ります。
そして375号線に入って一時間あまり走ります。
ここ、まだエルパソだったのね、というような殺風景な景色が続きます。
といきなり大きなウオールマートが!
こんなところにもウオールマートが進出しているのね。

T子さんとは全く面識がありませんでした。

私もその昔々、ノースカロライナに漂流した時、新しく日本人が街にやってきたと噂を聞いた日本人女性が困っていることはないかと様子を見にきてくれたことがありました。
彼女は元フジテレビのアナウンサーで、今は同じ街で起業され成功されています。

T子さんとはあるサイトでお知り合いになりました。当初35週を迎えたあたりで沖縄からエルパソまで軍用機に乗ってあちこち止まりながら1歳のお子さんを抱えて見えるという無茶苦茶なプランを聞いて横からレスを入れたのがきっかけでした。
軍用機は無料ですが、なんせフライトプランがあってないようなもの。
到着もワシントン州になってそこからまた飛行機乗り直しです。

もしフライトの途中で何かあって陣痛が始まってらどうするの??というわけです。
私も黙っておられず民間機でなるべく早くアメリカ入りされることをお勧めしました。
結果、その後直ぐに民間機でアメリカ入り。
ロスでしばらく過ごした後エルパソへ着いて直ぐに陣痛が始まって可愛い赤ちゃんが軍病院で授かったという危機一髪のお話!!

ほんとうにほんとうにおめでとうございます。

車がまだないので私の方から子供達を連れて出向きました。
ジャパニーズクレープハウスで焼きそばをテイクアウト。
お祝いも兼ねてはじめまして!!!

うちの子供達はみんな赤ちゃんが大好きです。
代わりばんこに抱っこさせていただいて大満足で帰りましたよ。

こんな素敵な出会いも私は大切にします。
日本を離れたら日本人同士助け合わないとね。

そうそう、ジャパニーズクレープハウスで七夕祭りがあります。
ポスターを長女がデザインしましたのでアップしますね。

100人の子供のママの場合

2012-06-22 21:50:07 | Weblog
「先生、僕の傷、何針縫うんでしょう?」

私「そうねぇ。。。100針かな?」

こう返しますとたいていの患者さんは笑いますね。
局所麻酔打つときに、ジョーダンは必須です。
誰だって注射針を患部に打たれるとなると、おじけますよねぇ。

スタッフからこんなことよく聞かれます。

「先生んち、いったい何人子供いるんでしたっけ。」

私「そうねぇ。たぶん100人。」

そうなんです。
5人でも、ほんとうに100人に感じる時があるんですよね。

それは、食料品の買出しの時!!

そんな時主婦の強い見方になってくれるのがこのクーポンです。



息子の持っているのがクーポン。



これがあれば何セントかでも節約できますね。



こんな感じであちこちに。
でもこれは軍のコミッサリーでのお話。
ふつうはみなさん日曜日の新聞に載っているクーポンを切り抜いてお買い物をしますね。



新聞の切り抜きからのクーポンです。
誰かが親切にもおいていってくれました。
助かりますよ、ほんと。



これが本日のお買い物で使ったクーポンの合計です。
なんと16ドルも節約できました。。。



これはバッガーのお兄様。
コミッサリーで買い物をしますとバッガーが荷物を車まで運んでくれます。
チップは買い物の量次第。
うちはショッピングカート3台分ですのでチップをはずみます。
バッガーはチップで生活しているので炎天下お疲れ様です。



これがもらったレシート。
ほんと、たいへんですよ、子供が100人いますとねぇ。










人とのつながり

2012-06-20 03:25:40 | Weblog
Facebook、てすごいですね。
あっという間に人と人がつながります。

先日も生まれ故郷の高槻で心臓外科医をされていたASA先生からコメントが入っていてびっくり!
探して下さって嬉しかったです。

大学時代の友人でどうしても連絡が途絶えていた人がいたのですが、Facebookで検索を何気なくかけたらなんと、あっという間に。。。
早速書き込んでつながりました。
何十年ぶりかの懐かしい話で湧きました。
こんな嬉しいことはないと思いました。

そしておととい、こんなメールが。

先生、お元気でいらっしゃいますか。
Aです。
ご無沙汰していますが、このたび研修を終えて形成外科医として働きだし2ヶ月が経ちました。
港町なので漁師さんの手の怪我や火傷の症例をたくさん扱っています。
先生はどうされていますか。

このメールを書いてくれたのは彼女が医学生時代、我がERにわざわざ東京から研修に来たAさんでした。
このAさんのおかげで日本の医師国家試験を受けようと影響されたのですが、いやはや早いものですねぇ。
同じ年に合格したんですよね、ほんとあっという間に何年か経ってしまいました。。。

人と人とのつながりが、海を超えて簡単に可能な時代が来ているとつくづく感じます。