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女性管制官がアメリカで医者になった場合ーアメリカンドリーム

アメリカでアメリカンドリームを達成するには?
マーティンもと子(旧姓多尾もと子)の場合は?

なんて仕事熱心なんだろう。。。

2012-08-22 17:05:24 | Weblog
今月はERクリニックを除いて、全ての勤務が午後8時で終わります。
勤務時間は一回12時間から大幅に減って9時間とmature woman friendly。
意地でもold woman freiendlyとは言いません。

さて、気になったケースがある時には他のドクターに引きつかずERに残るのが私の性分なのですが、問題は最近移行した放射線画像診断のネットサービス。
夜のCTや超音波は州外の放射線科医にFAXで画像が送られます。
そして担当の放射線科医が読むというシステムで、結果は30分以内に返ってくるはず。。。
なのですが新しい会社に依頼し始めたところからトラブル続きで読影結果が数時間経っても返ってこないことが多くなりました。

勤務終了の8時の段階で私の手元に数人の患者の読影結果待ちが。

こうなると私も気になる患者さんばかりなので居残りです。

夜中の12時近くに20代の女性のMRI結果が。
脳腫瘍でした。

その前にも40代の女性の腸閉塞が。
あわてて外科医を呼びますが、あいにく手術中で。。。
手術が終わるのを待って、外科医にバトンタッチするまで蘇生をします。

この間、私にはお給料は出ません。
8時までの分のみ。

なんて仕事熱心なんだろう。。。
報酬目当てでやっているわけではないと言いますか。
バカにもほどがあると他のドクターには言われますが。
どうも管制官時代に培った責任感がまとわりついているようです。

自宅に戻ったのは夜中の2時を回っていました。

スキルス性胃がん

2012-08-19 14:10:24 | Weblog
アメリカで長年医師として働いていて胃がんというものをあまり見たことがないというのは、どれだけ胃がんが日本に多いかなんでしょうね。
ERで診察をしていますと、一般クリニックで仕事をしているのと違うためはじめて受診される方が圧倒的に多いです。
既往や服薬されているお薬を聞き出すのはとても大切なこと。
家族歴も大変参考になります。
ただし、胃がんという言葉を使われた患者さんはほとんどない。。。

従ってアメリカの医師は胃がんに馴染みのない医師が多いですね。

先日、スキルス性胃がんのことを日本人の方から質問されたので検索していろいろな情報を集めていました。
内視鏡でも見落とされることが多い?というようなことなんですね。
怖いですよね。
胃がだんだん硬くなって小さくなる傾向があるので毎年同じ病院で胃のレントゲンを撮ってそのサイズを毎年比べるといいなんて書いてありました。

調べているうちにびっくりしたことがありました。

作家の吉村達也氏が、胃がんのため5月に亡くなっていたこと。
驚きました。
私の机の上の棚には彼の本が数冊あります。

ちょっと前までは彼のHPもチェックしていました。
新型インフルエンザが流行した時にエルパソからコメントを書いたら、すぐにHPに載せてくださって私のブログも見てくださったり。

60歳の若さで。
残念ですね。
遺言の言葉、話題になったそうですね。

みなさん、こんにちは。 長らくごぶさたしておりました。 突然ですが、私はこの度、死んでしまいました。 なお、QAZの正体、魔界百物語の真相、私の葬儀の段取りなど、詳細については後日お知らせ申し上げます。


最近もエルパソで活躍されていた産婦人科医で弁護士でもある医師が事故であっけなくまだまだわかいのに亡くなってしまいました。
研修医時代いっしょにチーフレジデントとして活動した仲であったこともあり、若くしてなくなる天才をほんとうに心から惜しみました。

アメリカの小学校と中学校

2012-08-14 18:29:25 | Weblog
さてさて、今日は中学校と小学校の番です。
長い長い列にまたまた並んで登録の手続きをします。
毎年恒例の手続きです。

子供の数が半端ではないエルパソ、学校もどんどん新しい学校が分離して拡大しています。
大きな軍基地があることも手伝っていますね。
昨日言い忘れましたがアメリカでは高校教育まで義務教育です。
公立にいれている限りはまったく授業料は無料です。

うちは子供が多いのと、どんな環境でも頑張ってほしいということから全員公立に行っています。
お金のかかるのはランチのみ。
これも長男の分だけ、障害があってもうすでに18歳以上で大人扱いとなることから昨年から無料になりました。
長男の場合はわずかながら社会福祉のお金を毎月もらえています。
そういう意味では恵まれていると思います。
これで、高校教育が22歳の時点で終わったあとそれなりのデイケアに入れたらいいなという感じですが、長い長い待機リストだそうで。

これが済んだら学校で必要な文具や、ユニフォームがないので洋服を揃えてやって、靴も買ってやってとたいへんな出費が待っています。
私が日本で小学校や中学校に通っていた時はこんな感じじゃなかったなあと思いながら、それでも両親は一生懸命私のわからないところで苦労したんだろうなあなんて、子供を持ってみて親の苦労が初めてわかるというものです。

夏の間おばあちゃんのおかげで、子供達はおにぎりを作ることができるようになりました。
おばあちゃんが毎日、コーヒー豆からコーヒーを作っていたのですがそれを見ていた雪ちゃん、私にコーヒーを作ってくれました。
コーヒー豆、もうないのにどうしたんだろうかと思って不思議に思っているとな、なんと。。。
フィルターにたっぷりインスタントのコーヒーを入れてお湯をかけたそうです。
コーヒー、ものすごく苦かったのですが、見よう見まねとはこのこと。
子供はよく観察していますね。

おばあちゃんが、「ございます」を語尾につけると丁寧な日本語になると教えてところ、悪いことをした息子を叱ったら、

「ごめんなさいゴザイマス。」

ですって!
まいりました。



アメリカの高校

2012-08-13 15:01:30 | Weblog
次男が高校入学となります。

アメリカは高校が4年もあります。
その代わり小学校が5年までしかないんです。

今、その入学手続きに来ていますが、長い長いラインにうんざりです。
あと、1時間ちょっとで終わらないと仕事に間に合いません。。。

毎年のことなのですが、学校にはどこに住んでいるかの証明をする必要があり、電気やガスの支払い証明書を必ず提出します。
あとは全てコンピューターのシステムに情報が入っていますので楽になりました。
予防接種なんかもむかしはいちいち提出しなければいけませんでしたがコンピューター様々です。

今気がついたのですが、二人あとに並んでいる綺麗なお母さん、スクラブを着ていて胸にMDと書いてあります。
GYNというのが見えるので、たぶん産婦人科の先生。
いつも夜中にたたき起こしている先生かも。
電話ではしょっちゅう交流があっても実際にあったことがない先生が多いのです。

やっぱり英語よりスペイン語が飛び交っているなあ。
エルパソに帰って来た証拠ですね。

次男はお友達と団欒していますが、選択科目でスペイン語を取ろうかななんて話しています。
だめよ、ズルしちゃ。
スペイン語のクラスは、話したり書けない子限定なんだから。

うちの息子はバスケを選択に取りました。
頑張ってね。
ほんとうに大きくなってお母さんは嬉しいです。

ただし、アメリカの高校です。
気をつけていないとドラッグやらティーンズの性の問題も。。。
気をつけながら見守ってやりましょう。

夏の家族旅行 その6

2012-08-11 13:15:27 | Weblog
エルパソ行きの飛行機の中でこれを書いています。

一年に一度の家族旅行を無事に終えようとしています。

今回つくづく感じたのは子供達がほんとうに成長したこと。
手のかかる子供が一人もいなかったことです。
荷物も持ってあげなくても自分の荷物は自分で。
着替えもシャワーもみんな一人で。
食事はオーダーしたものを残さず食べる。
朝は子供達に起こされたくらいです。。。

障害児の長男も、一度もおねしょせず。
快挙です!
たわいもないことで喜んでいるようですが、やっと手のかかる時期を終了したことになります。

パパも頑張って毎晩洗濯。
うちでは洗濯なんてしたことないのに。
単身赴任の時はこうやって頑張っていたと子供達に見せていました。
使った食器も全部洗ってくれて、まあまあ奥さん孝行だこと。

一番楽しかったことは?
と聞きますと、
リゾートの池に住んでいるアヒルにパンや食べ物をあげたこと、だそうです。
ほんとうは規則で禁止されているんですが、こっそり。
動物好きの家族です。

昨日、訪ねたドミニカ共和国のレストラン、あったことはあったのですが、オーナーが変わっていました。
2年前に新しい今のオーナーに売ってしまったということでした。
ほんとうに月日の流れを感じました。

結局特には知っている人には会いませんでした。
むかし同じフロリダの大学で勉強したことのある日本人の友人がいるのですが、ご無沙汰しているうちにカリフォルニアに移住したようでした。
私は医師になる夢を、彼女は獣医になる夢を持って、図書館でいっしょに勉強をした時期がありました。
彼女は頑張ってアメリカで獣医に。
もう10年以上経ちます。
また連絡がつくといいな。。。

夏の家族旅行 その5

2012-08-10 15:06:54 | Weblog
明朝6時の飛行機に乗りますので、今日は実質最終日です。

フォートローダデールの科学博物館に来ています。

ただ展示物を見て回るタイプの博物館ではありません。
テーマごとに子供達が参加できるタイプの博物館です。
飛行機のシミュレーターがあったり、実際に飛行機の操縦ができたり、電気を起こして電球をともらせたり、テレビのアナウンサーになって天気予報の報道ができたり。。。
子供達がたくさん遠足に来ていました。
子供達の学ぶパラダイスです。

ここから学べることは?
物事にはすべて法則があってその上に成り立っている?
あってるかしら。

さて、最後に昔医学生だった頃に行ったドミニカ共和国のレストランへ行きます。
そのオーナーのご主人には、貧乏だった頃の私たちはたくさん無料でご馳走になりました。
僕が歳とったら世話してくれればいいから、とつけ払いのような感じでずいぶんお世話にったのでした。

10数年ぶりでお会いします。

そうそう、次男の生まれた病院はあったのですが、4年前につぶれたそうで。。。
ただの空っぽの建物になっていました。
このご時世、やはり病院もつぶれるのねぇ。。。



夏の家族旅行 その4

2012-08-09 15:57:56 | Weblog
オリンピック女子サッカー観戦の最中です。

アメリカ対日本!

ロンドンが近く感じられますね。

アメリカが2点リード、残念!!

でも日本女性として最後まで日本を応援します。
子供達ももちろん日本の応援です。

どこへも行かずにオリンピック観戦を楽しみます。
これも家族で過ごしていれば、一応家族旅行です!!

日本が一点挽回しました。
もう一つでスコアがタイになるのなあ。

頑張れ!日本。

これがすんだら息子が生まれた病院を訪ねる予定です。
次男はフロリダ産です。

ところでむかし住んでいたフロリダのタウンハウスは、今から思うにものすごく安く購入しました。
とても便利な高速の入り口に近いそして通っていた医学部に近いところにあったのですが、当時なんとたったの550万円くらいでした。
4つも寝室のある大きなタウンハウスでした。

それがこの不動産ブームで一時期はなんと3000万円くらいに膨れ上がりました。

あのお家、売らないで持っておけばよかったねぇ、とは後の祭りのお話。
このあたり、お水があるところ、つまり湖や池があってその近くに不動産があると高く値段がつくようです。

夏の家族旅行 その3

2012-08-08 17:31:51 | Weblog
長女が欠けている旅行というのはどうもいけません。
子供達も、それを感じているようで旅行のハイライトごとに、私のiPad2を使ってビデオを撮ります。

「ひろちゃん、これはゴリラ。
見て見て。ウンチしてるよ。」

なんて言いながら映画を作っています。
帰ったらお姉ちゃんにちゃんと見せてあげたいんでしょうね。
兄弟愛、素晴らしいですね。

長女の方は、微積分で、最終点が96で終わったそうで嬉しい限りです。
おとといは15ページの英語のファイナルリサーチペーパーを書き上げたそうで、お疲れ様。
面白いことにこの英語の授業、オンラインなのですが何と取っている学生は娘以外は英文学の専攻の学生ばかりだそうです。
それで、試験が何回かあったのですがそれがこんな感じ。
先生が選んだ一文が出されます。
その一文は、指定されたものすごくぶ厚い英文学の本の中に出てくる会話文の引用だそうです。
試験問題は、この会話はどのキャラクターが言ったものか。
どういう意味を持っているか。どういう背景か説明せよ、みたいな感じだそうです。
それが全部で10問で、時間はたったの一時間。
しっかりしっかり本を読んで内容を熟知していないと答えられませんねぇ。
そしてそれはオンラインの試験なのですが、全てタイプ、もちろんですが。
速くタイプのできない私のようなものは確実に落っこちます!
速く本が読めないものも落っこちますねぇ。
こんな時代に大学生でなくてよかったなあとつくづく。

最近の試験はメジャーなものはすべてコンピューター化されています。
医師国家試験もそうです。
先日専門医の再認定試験を生まれてはじめてコンピューターで受けました。。。
年齢がバレバレですね。

今日は、マイアミ動物園と、サウスビーチです!
楽しいな。
ごめんね、ひろちゃん。

夏の家族旅行 その2

2012-08-07 15:10:37 | Weblog
今日はみんな早起き、元気にWest Palm Beach Countyに向かいます。

目的地は Lion Safari Countryです。
放し飼いの動物園とでも言いましょうか。

車で入園します。
エントランスで説明の入ったCDを借りてその説明にしたがって進みます。

ライオン、シマウマ、キリン、チンパンジー。。。
どの動物も人間に慣れているので、車の,まん前を通り過ぎ、車のウィンドーをつつきます。
こんなに近くで見れるなんてすごい!
こんなパークはやはりフロリダの温度がアフリカに近いから存在できるんでしょうね。

美味しいもの,たくさん食べていますよ。
Pollo Tropicalというキューバンファーストフードレストラン、昔よく行きました。
キューバの食べ物、美味しいです。
子供達がスパニッシュをしゃべると、

「なまりがあるね、メキシカン?」

と言われています。
さすがはエルパソ育ちの我が子たちよ。
フロリダはたくさん南アメリカからの移住が多いですね。
コロンビア、ボリビア、チレ。。。
キューバや,プエルトリコの人たちも実に多いです。

これから、マイアミビーチへゴー!!

夏の家族旅行 その1

2012-08-06 16:47:01 | Weblog
二日前からフロリダ入りしています。

恒例の夏の家族旅行です。

昨年はエルパソ、フィニックス、ラスベガス、サンディエゴでした。
今年は、レンタカー旅行をエアプレーンにアップグレード。
長女はサマースクールのファイナルテストがあるため、参加できず。
総勢6人のちょっと寂しい旅行です。

フォートローダーデールというところまで飛行機で行き、そこからはレンタカーです。
私たちの医学部が、マイアミでしたのでしばらく住んではいたのですが、勉強に忙しくて学校と家の往復のみだったようで、道がよく思い出せない。
10数年の歳月が流れていろいろなものも変わっています。
空港について最初に気がついたのはムッとするような蒸し暑さ。
エルパソには湿度がありません。
カラッとした青空に慣れた私たちはちょっと戸惑いますね。。。

昨日はマイアミの、Seaquariumへ。
イルカや、クジラのショーを楽しみました。

泊まっているところはホテルではなく、一週間お家を借り切っています。
3ベッドルームのお家で、一週間借り切って1000ドルですが、うちは大家族でホテルを二部屋取るよりは経済的、とはパパのアイデアでした。
まるで別荘気分です。

今も、マイアミから西へ西へドライブしています。