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初歩の文書分析と論理学モドキ(メモ)

情報流通構造と国家 第3回 逓信-日本

2017-07-19 00:37:49 | 情報流通構造と国家
逓信と言う単語があります。
現在では逓信博物館、逓信病院と言った用語の中でのみ使用されると言っても過言ではありませんが、近代日本史上では重要なキーワードです。

1885年(明治18年)内閣創設時に、農商務省から駅逓局と管船局を工部省から電信局と燈台局を承継して逓信省が発足しました。
19世紀末の所掌範囲は、郵便・通信・運輸・鉄道・道路・電気事業とインフラ領域をほぼカバーするものでした。
飛脚・助郷から発展した駅逓制度と通信の合成語として「逓信」と言う単語は誕生しました。

キャッチアップ故の時間的圧縮もあって、明治維新後の日本は逓信の威力を考える為の手ごろなショーケースです。

私が拙い説明をするより次の論文を読んでいただくのが良いと思います。
http://www.postalmuseum.jp/publication/research/docs/research_03_02.pdf

簡単に整理すると
1 交通網の整備<海運網を含む>と2人3脚での進展→一時は鉄道網整備まで所掌します。
2 幹線網整備における郵便と電信との時間的ギャップが小さい
ー以上は後発国としての特徴です

3 軍事で示された効用
4 運輸と通信の一体的運用がロジスティックスと言う概念を生み出す
5 国家の強力な統制による独占的運用と中央集権的な階層状網構成の発達
ー以上はヨーロッパ・北米でもほぼ同様です




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Unknown (ソム)
2017-07-19 20:31:08
> 飛脚・助郷から発展した駅逓制度と通信の合成語として「逓信」と言う単語は誕生しました。

始めて知りました。駅逓というのは、馬を変えながら伝える、駅伝のことなのですね。ローマ時代の話を読んだときにも出てきた記憶があります。
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