散々悪口を言われている、クローズアップ現代の佐藤優さん特集。 映像*を見る気はしませんが、「佐藤優ロングインタビュー スクープの舞台裏、混迷する世界・新時代への思い(https://www.nhk.or.jp/minplus/0121/topic050.html)」にインタビューの文字起こしがあるのに気づいて流し読みをしてみる事にしました*。 *ビジュアルやバックグラウンドミュージックには余剰情 . . . 本文を読む
この表は20世紀にフランス思想・芸術に対するロシアの影響を模式化したものです。 ➀ ⓶ ③A-❶ エイゼンシュタイン メイエルホリドA-❷ イリイン ソロヴィヨフB-❶クリステヴァ バフチン ※B-❷ティヤール・ド ヴェルナディツキー ※ シャルダンC-❶レヴィ・ストロース ヤコブソン . . . 本文を読む
すこし判じ物です。 ➀ ⓶ ③A-❶ エイゼンシュタイン メイエルホリドA-❷ イリイン ソロヴィヨフB-❶クリステヴァ バフチン ※B-❷ティヤール・ド ヴェルナディツキー ※ シャルダンC-❶レヴィ・ストロース ヤコブソン トゥルベツコイC-❷コレージュ・ド コジェ . . . 本文を読む
年末に文庫化された「構造と力(中公文庫)」、恐ろしく早熟だった浅田彰さんのピークとなる小論。雑誌(たしか現代思想)、単行本発行時(勁草書房)、世紀の変わり目、十年ほど前(この2回は図書館から借りて斜め読み)、そして今回。 計5回になりますが、まず抱く感慨はいつも同じ、精緻と同時に概観を認知する事を可能とする都市写真を思わせる構成・描写とその裏に見え隠れするものへの違和感。 違和感の大半が、いわば . . . 本文を読む
ロマノフ朝史(白水社:2021:Simon Sebag Montefiori)、こちらはスターリンとその時代についての著作、Stalin: The Court of the Red Tsar で売り出した著者によって2016年上梓されたロマノフ朝通史です。 George Vernadskyの著作を読むための準備に読んでみたのですが、Popular Historianいよる著作ですので、随所に不用 . . . 本文を読む
前回の重箱の隅・・・から派生した疑問➀ハンザ系コグ船の西限とその理由/ガリー船の東限②Cinq-Portの成立・成長③メキシコ湾流の壁としてのブリテン諸島④北海・バルト海における詰め開きの実用化 ざっと上げてみてもこれくらいですが、どれもかなり時間のかかりそうな話題です。一言で言えば、何が生じたか(イタリアーフランドル海上交易路の開拓)ではなく何がそれを可能としたかとその付帯条件という技術史的な . . . 本文を読む
J. L.アブー=ルゴドのヨーロッパ覇権以前 総体としてみれば、見事な著作の見事な翻訳なのですが、些細な翻訳ミスから新たな問題系を生み出しかねない亀裂が生じます。 興味深いことに北大西洋航路* を開拓したのは、イタリア都市国家のガレー船であった。これは、何世紀にもわたって存続してきた世界システム**へのとどめの一撃となった。ー J.L.アブー=ルゴドのヨーロッパ覇権以前(岩波現代文庫pp24)- . . . 本文を読む