物理的空間上の言語空間との対比したインターネット上の言語空間の特徴を
列記します . . . 本文を読む
2 物理的空間における,共通の{思考の枠組み}とその意味するもの①
井戸端会議であれ、学会であれ、企業の企画部門であれ、長期間継続的に存続している言語空間には一定の規範的な枠組みが成立しています。
この枠組みはかならずしも言語的パースペクティブに限局されているわけではなく、発言の自由度や発言の順序、発話の主体となりうるかいなか、クロージングの権利の保有者と非保有者の階層化など非言語的制約も含まれ . . . 本文を読む
清教徒革命と名誉革命をセットにして英国革命とかブリテン革命と呼ぶ事がよくありますが、典型的な逆さ眼鏡。世界帝国の淵源を辿る旅の末のロマン派的神話だと思っています。
清教徒革命(大反乱)はフス戦争からはじまった宗教戦争の掉尾をかざるヨーロッパ辺境での出来事だと思っています。
政治的には、王党派VS議会派(議会は内部は宗教も絡み四分五裂)、イングランドVSスコットランドVSアイルランド。
王党派=ハイチャーチ、カソリック、議会派=ローチャーチ、ピューリタン(カルヴァン派)などと言う図式は役に立ちません。
一例を上げれば、チャールズ一世処刑前の王党派の領袖モントローズ侯はカルヴァン派でした。
議会派とひとくくりにされる人達の宗教的分裂も酷いものでした。カルトのテンコモリと書いた本を読んだ記憶があります。
ローチャーチ(カルバン派、アルミニウス派)、長老派(カルバン派)、バブティスト、再洗礼派、など著名なものに加え。後代独立の宗派として成立するクェーカー、ユニタリアンになどがありました。そしてこの革命の中で消滅した極端なセクトとしてrantersとdiggersが挙げられます。
徹底した非武装主義のdiggers、ほとんど薬物中毒ではないかと思われる暴走族ノリのranters。
社会契約説の前夜を飾るセクト名をタイトルとする事でCavalierやRound Headとバランスを取る事にしました。
今日はURLの由来の説明に留めます。
折を見てルネサンス~科学革命の裏側の話もしたいと思います
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人口に膾炙した英語のフレーズの一つに”two nations divided by a common language”と言うものがあります。
とても有名なフレーズですが出典がはっきりしません。
そのままのフレーズは見つからないまま、オスカーワイルドとバーナードショウがソースだとよく書かれています。
追跡可能なワイルドの文章は:
We have really everything in commo . . . 本文を読む
トマス・ホッブズ:高等学校レベルの倫理社会では、ロック・ルソーの先駆者として、試作品扱いされるか。せいぜいグロティウスの影響を受けた社会契約説の最初の提唱者と言った扱いで、”万人の万人に対する闘争”と言うフレーズとリヴァイアサンと言う書名のみ有名な法哲学者ですが、少し踏み込んでみるとなかなか一筋縄ではいかない思想家です。
その辺りは、『リヴァイアサン――近代国家の思想と歴史』(講談社[講談社学術 . . . 本文を読む
1 ご挨拶
(1)発端
とあるブログのコメント欄を読んでいるいる内に、「反証」と言う単語に
出会った事が本稿の引き金となりました。
お書きになった方のコンテキストからは、反論または反対意見と言う意味
で使用していると見受けられました。
翻って自分はどうだろうと考えてみると、「反証可能性」について述べる
際にしかまず使用しません。
しかしそれ . . . 本文を読む
タイトルを若干変更し本日より再開店します。当面はVaingloryとDuhem–Quine thesis周りの話から始めます。
どちらもその世界では超有名な概念ですが、現代日本では世間受け致しておりません。
おいおいその辺りについても触れて行きたいとお思います。
02/14/17
再再開店のお知らせ
たった一本書いたばかりで、一向に進みません。にも関わらず大言壮語の癖は止まらず、新たなエントリ― . . . 本文を読む