https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.04.26.20079822v1に対するコメントに応えた
岩田健太郎さんTweetの中に面白い言説をを見つけましたので補説します。
上記論文で書かれているのは以下の図1に図示している結果をもとに有病率を推定しています。
しかしながらこの推測は、或る前提条件なしでは無意味です。
図1A<感度100%、特異度100%と仮定した有病率推定>が論文の記載内容です。しかしながら論文中に推測の前提となる感度・特異度の記載はなく、末尾にエクスキューズが書いてあるだけです。
感度・特異度の記載がない以上、図1は図1B<有病率をゼロと仮定した特異度100%推定>として解釈できます。
論文の記述に従う限り、この二つの解釈に優劣はありません。(Likely/Unlikelyは信念の吐露でしかありません。鰯の頭の信仰対象としての当否を論じる類です。)
2X2テーブルのパラメータを解析的に推定できるのは推定対象変数が一つの時ですので、その事を論難している訳ではありません。瑕瑾は条件<感度100%、特異度100%>を明示せずに、末尾のエクスキューズ(露骨に言えば、仮定は検定してません、テヘペロ)で問題を回避しうると認識している事にあります。
さてその辺り、共著者の岩田さんどうお考えかなと模様眺めしていたら、以下のTweetが有りました
”そして、偽陽性の問題を論ずるなら偽陰性の問題を論じなければフェアとは言えません。病院受診者ならより抗体は創りにくいだろう、てことは実際にはもっと陽性者がいたのかも(だって、サンプリングにバイアスあるかもしれないじゃん)という議論もしていただきたいです。ぜひ。”
https://twitter.com/georgebest1969/status/1256750874883325952
解析的に不能な2X2テーブルの2変数推定を持ち出しています<下の図です>
人ではなく事についてのリプライではありますが、まともに答えず論点をずらしています。
条件を限定しなければ推計に意味が生じない。このことが解っていての発言ならば、意図的なちゃぶ台返しによる乱闘招来。分かっていないならば統計学的能力の欠如を示しています。
嫌いな方ではないのですが、遮眼革を懸けた競走馬。のような方と言うのが正直な感想です。
少なくとも元統計屋として言えるのは、彼の統計的言明はパルプンテ、ベイジアンが解ってない人
が多いとの彼の月旦はブーメランです。
岩田健太郎さんTweetの中に面白い言説をを見つけましたので補説します。
上記論文で書かれているのは以下の図1に図示している結果をもとに有病率を推定しています。
しかしながらこの推測は、或る前提条件なしでは無意味です。
図1A<感度100%、特異度100%と仮定した有病率推定>が論文の記載内容です。しかしながら論文中に推測の前提となる感度・特異度の記載はなく、末尾にエクスキューズが書いてあるだけです。
感度・特異度の記載がない以上、図1は図1B<有病率をゼロと仮定した特異度100%推定>として解釈できます。
論文の記述に従う限り、この二つの解釈に優劣はありません。(Likely/Unlikelyは信念の吐露でしかありません。鰯の頭の信仰対象としての当否を論じる類です。)
2X2テーブルのパラメータを解析的に推定できるのは推定対象変数が一つの時ですので、その事を論難している訳ではありません。瑕瑾は条件<感度100%、特異度100%>を明示せずに、末尾のエクスキューズ(露骨に言えば、仮定は検定してません、テヘペロ)で問題を回避しうると認識している事にあります。
さてその辺り、共著者の岩田さんどうお考えかなと模様眺めしていたら、以下のTweetが有りました
”そして、偽陽性の問題を論ずるなら偽陰性の問題を論じなければフェアとは言えません。病院受診者ならより抗体は創りにくいだろう、てことは実際にはもっと陽性者がいたのかも(だって、サンプリングにバイアスあるかもしれないじゃん)という議論もしていただきたいです。ぜひ。”
https://twitter.com/georgebest1969/status/1256750874883325952
解析的に不能な2X2テーブルの2変数推定を持ち出しています<下の図です>
人ではなく事についてのリプライではありますが、まともに答えず論点をずらしています。
条件を限定しなければ推計に意味が生じない。このことが解っていての発言ならば、意図的なちゃぶ台返しによる乱闘招来。分かっていないならば統計学的能力の欠如を示しています。
嫌いな方ではないのですが、遮眼革を懸けた競走馬。のような方と言うのが正直な感想です。
少なくとも元統計屋として言えるのは、彼の統計的言明はパルプンテ、ベイジアンが解ってない人
が多いとの彼の月旦はブーメランです。
タイトルがかなり変わっているところを見ると、何らかの指摘が査読者からあったとは思われますが、この内容で通してしまう査読者(あるいはエデイター)のレベルが、最大の問題と思われます。岩田氏に関しては、意図的なちゃぶ台返しによる自己弁護でしょうね。
仮説的構築物ではあるのですが、それなくしては成立しえない”母集団”と言う概念を適切に操作することが困難なのだと思います。
頻度にかわり信頼度を採用するさいにはiterationが前提となることも考慮していません。静的なベイジアンなどお筆先にすぎません。
この記事を書いた時は瞬間湯沸かし器状態だったことが誤字脱字・改行ミスで分かります。(;'∀')