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根室市 風蓮湖と春国岱(しゅんくにたい)

2024年07月17日 08時51分57秒 | 北海道

風蓮湖と春国岱。道の駅「スワン44ねむろ」風蓮湖展望デッキから。根室市酪陽。

2022年6月13日(月)。

釧路湿原駅から根室へ向かい、国道44号にある道の駅「スワン44ねむろ」に17時30分ごろ着いた。ハクチョウが見られるかもしれないと聞いていたが、姿を現さなかった。

海跡湖である風蓮湖は、根室半島の付け根にある根室市と別海町をまたぐ汽水湖である。春国岱は、風蓮湖と根室湾を分ける砂州で形成された長さ8km、幅1.3kmの島で、面積約600haの湿地及び原生林である。

風蓮湖は、東西約20km、周囲約65km、面積約5,600ha の汽水湖である。北から延びる砂嘴である走はしりこたん古丹と、その南に延びる砂嘴の断片(バリアー島)である春国岱により、オホーツク海と隔てられた潟湖(ラグーン)で、中央部と南東端の2カ所の開口部で海とつながっている。面積に比べて湖岸線が長い、複雑な形をしており、湖内には広大な干潟が形成されている。流入河川は13本あり、河口付近には塩性湿地が発達し、特に風蓮川河口のそれは広大で、独特の景観を見せている。

 

道の駅スワン44ねむろ付近から風蓮湖越しに対岸の春国岱を眺めると、水面に浮かぶ森のように見え、砂丘のイメージとは異なり豊かな原生林が広がっている。春国岱は、砂州とよばれる砂でできた、風蓮湖と根室湾を区切るように伸びている。

 

2022年6月14日(火)。

道の駅での情報から根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターの存在と風蓮湖・春国岱がラムサール条約登録湿地であり、春国岱は野鳥の宝庫で、通常は高山帯に生息するルリビタキと、カモメなどの海鳥が同居する多様な生態系を持っており、特別天然記念物であるタンチョウの営巣地でもあると知ったので、早朝に立ち寄ることにした。

8時30分ごろにネイチャーセンター前に到着したが、開館前だったため、春国岱を訪れることにして、少し戻って湖側に下る橋を渡った。

自然観察用の木道。工事中で立入禁止になっていた。

春国岱は、別名「奇跡の島」と呼ばれ、数千年をかけて堆積した砂の上にハマナスの大群落やエゾカンゾウ、センダイハギなどさまざまな植物が生い茂った、手付かずの自然がある大変珍しい島である。

春国岱は、長さ約8km、最大幅1.3km、面積は約600ha。巨大地震後に、海流により運ばれオホーツク海の海底に堆積した土砂が隆起して成立したと考えられている。成立年代の異なる三列の浜提が並行しており、第一砂丘は1000から1500年前、第三砂丘の列は3000年前にできたとされている。第一砂丘には国内最大級のハマナスの大群落があり、第二砂丘には砂丘上に生まれた、世界的に珍しいアカエゾマツの純林、第三砂丘には巨木が生い茂り、原始の森を思わせる

浜提間には塩性湿地、湿原、周囲には干潟や海草藻場というように、多様性に富む生態系が形成されている。

春国岱の干潟は天然のアサリ、ホッキ貝の採取地になっており、地元の漁師が乗る舟が浮かんでいた

 

このあと、根室市歴史と自然の資料館へ急いだ。

釧路湿原 塘路湖 細岡展望台 釧路湿原駅



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