これだけ感染が広がっても Go to ？

　今日、東京都が警戒レベルを４に引き上げる方向で調整することが報じられました。私が住んでいる神奈川県でも、今日判明した新たな感染者が200人を超えました。

　今月に入ってから、全国的に感染者数が広がっています。これだけでもかなり大変なことです。感染者数が増えたのに重症患者が減ったということは考えにくいし、何よりも医療体制が再び逼迫化しかねない状況に追い込まれるということです。

　それなのに、どう考えてもおかしいのですが、Go toキャンペーンを見直す方向にないのです。夕方には官房長官が県境を越える移動自粛は必要ないと語ったとも報じられています。

　仕事で県境を越えるのを止める訳にはいかないと思いますが、不要不急の外出を控える、時差通勤の徹底を図るなど、何らかの方策はあるはずです。今日、仕事のために外出していましたが、帰りの電車（都営三田線・東急目黒線、東急大井町線）はかなり混んでおり、とてもではないですが「三密の回避」などできません。「適切な感染対策を講じる」といいますが、まずは自助を優先する現内閣も言うように自身で努めなければならないことは当然としても、限度があります。また、感染防止策で「旅行による感染リスクは低減できる」というのですが、一体、どのような感染防止策がとられているのでしょうか。