ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

言葉を失う瞬間が続く一日

2019年10月14日 09時45分40秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今、高津区では霧雨が降っています。

 2019年10月12日に、台風19号が接近し、そして上陸しました。その日、NHK総合テレビを見たりしていました。また、YouTubeでITSCOM STUDIO & HALLによる二子橋付近のライブカメラでの映像を何度も見ました。多摩川の水位がここまで上がったかと思うほどに高くなっていました。二子橋(道路のほう)の橋脚がほとんど見えなかったのです。すぐに多摩川水害を思い起こしました(私が通っていた高校は、この水害現場のすぐそばで、被害が生じた場所の反対側です)。世田谷区側に浸水被害が発生したのは、12日の夜でした(ちなみに、13日の朝には田園都市線と大井町線の運転が再開され、二子玉川駅も営業していました)。

 13日は、言葉を失う瞬間が続く一日でした。

 高津区溝口周辺では、夕方までヘリコプターが飛び続けていました。溝口6丁目ではマンションの1階が浸水し、亡くなられた方もおります。隣町に住んでいるようなものなので(国道246号を挟んで反対側に住んでいます)、驚いた訳です。平瀬川の氾濫によるようで、久地2丁目も浸水の被害があったようです(道路を見るとわかります。泥が溜まっていたことが明らかであったからです)。それにしても、現場付近でタクシーやハイヤーが多かったこと。普段はそのような車が日中に通ることはないような、道幅の狭い道路です。

 同じ高津区では、二子橋または東急田園都市線を挟んで反対側にある諏訪2丁目や北見方2丁目でも浸水の被害がありました。国道409号を、一日中、消防車が走っていたので、何となく状況はわかります。高津消防署には救命用ボートが置かれていたので(おそらく日干しかメインテナンスのため)、そのまま二子3丁目から諏訪3丁目・北見方2丁目(東高津小学校のそば)を進み、諏訪2丁目に入ろうとすると、午前中は通行止めでした。午後は通ることができましたが、実質的に歩行者専用道路となっている通りには明らかに浸水によるとわかるように泥が溜まっていました。ゴミも多く出ています。それはそうで、家財道具などが水に浸かったからです。高津区瀬田でも浸水被害があったことは、川崎市主要地方道幸多摩線(のサイクリングコース)を歩いていてもわかりました。

 川崎市では、中原区新丸子東3丁目(武蔵小杉駅のそば)や幸区(詳しいことはわかりません)でも浸水被害が発生しました。新丸子東3丁目と言えば、今のようにタワーマンションなどが建つ前は企業のグラウンドなどがあったような場所です。

 NHK総合テレビ、NHKのサイト、朝日新聞社のサイト、神奈川新聞社のサイトなどを見て、関東、中部、東北の各地方で甚大な被害が発生しているのを見る度に、言葉を失いました。長野県では千曲川が氾濫して大規模な洪水になっています。

 北陸新幹線の車庫も浸水しています。おそらく、モーターなどがダメになっているでしょう。廃車になるのだろうか、と思います。今日(10月14日)は長野〜糸魚川で運転見合わせが続いています。

 また、上田電鉄別所線の鉄橋が壊れていました。この路線の存続が気になります。高千穂鉄道が、2005年9月6日の台風14号で甚大な被害を受け、廃止に至ったことを、すぐに思い出したのです。その日、私は、西南学院大学法学部での集中講義のために福岡入りする予定でしたが、欠航であったために翌日にずらしたのです(但し、羽田空港には行きました。6日の便をキャンセルして7日の便にするためです)。

 2019年、関東地方は台風15号(9月9日)と台風19号で痛めつけられました。台風15号はとくに千葉県で大きな被害をもたらしましたが(鉄塔が倒れたりしたのも衝撃的でした)、横浜市でもかなりの被害が生じました。それから1か月ほどで19号です。立て続けに、という感じがします。


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