ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

副都心線の通勤急行和光市行きは各駅停車和光市行きに

2023年10月03日 07時00分00秒 | 写真

 仕事のために大東文化大学東松山校舎に向かう際には、東京メトロ副都心線を利用します。なるべく、渋谷駅から東武東上線の高坂駅まで、乗り換えがないように、あるいは和光市駅での乗り換え1回で済むように、時刻表を見て出発時刻などを調整しています。ちなみに、渋谷駅で山手線に乗り換えて池袋駅で東上線に乗り換えるというルートを使わないのは、副都心線を使うほうが運賃の合計が安いからです。

 通勤急行和光市行きが、渋谷駅の5番線に到着しました。東急東横線から直通するのですが、渋谷駅に到着する時には副都心線での種別表示になっています。副都心線は開業当初からワンマン運転ですが、今年に入ってから東横線も基本的にワンマン運転となっています。その点、田園都市線および大井町線では車掌も乗務します。その点からみれば、東横線よりも田園都市線のほうが本線級と言えるでしょう。

 副都心線の通勤急行は、渋谷駅を出発すると明治神宮前駅、新宿三丁目駅、池袋駅、小竹向原駅の順に停車します。そして、小竹向原駅から和光市駅までの各駅に停車します。そのため、小竹向原駅から和光市駅までの区間では種別表示が各駅停車に変わっています。これは、あくまでも小竹向原駅→和光市駅の方向、つまりB線での話です。和光市駅→小竹向原駅の方向、つまりA線の場合は、和光市駅から通勤急行という種別表示になっています。

 A線、B線という表現は、田園都市線渋谷駅をご利用の方ならお聞きになったことがあることでしょう。業務放送でも使われるからです。東京メトロの各線の場合、上り、下りという表現はあまりふさわしくないということなのか、別の理由なのかはわかりませんが、起点から終点への方向をA線、終点から起点への方向をB線といいます。副都心線および有楽町線の営業上の起点は和光市駅ですから、副都心線であれば和光市駅→渋谷駅の方向がA線、有楽町線であれば和光市駅→新木場駅の方向がB線となります。また、半蔵門線であれば、起点の渋谷駅から終点の押上駅へ向かうのがA線、逆がB線です。見分け方は番線の数字です。原則として、A線のホームが1番線、B線のホームが2番線というようになっています(例、日比谷線の六本木駅や恵比寿駅)。但し、半蔵門線だけは逆で、A線のホームが2番線、B線のホームが1番線というようになっています(例、渋谷駅、半蔵門駅)。これは、半蔵門線の番線の付け方が東急田園都市線に合うようになっているためです。

 困ったことに、東京メトロのA線、B線と、駅番号とは合っていません。例えば、銀座線の場合、起点は浅草駅、終点は渋谷駅なのですが、駅番号は渋谷駅が01、表参道駅が02というように振られています。同様に、日比谷線の起点は北千住駅、終点は中目黒駅ですが、駅番号は中目黒駅から順に振られていますし、丸ノ内線の起点は池袋駅、終点は荻窪駅(方南町支線を入れるならば方南町駅)ですが、駅番号は荻窪駅(および方南町駅)から振られています。これは、西→東、南→北というように駅番号が付けられたためです。

 ちなみに、大阪メトロの各線であれば、駅番号を見るだけで起点と終点、上りと下りがわかります。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東横病院が閉院する | トップ | 濱田庄司が少年期を過ごした場所 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

写真」カテゴリの最新記事