ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

これもあと少しで見納めか

2020年07月04日 00時40分20秒 | 写真

 東急8500系は1976年にローレル賞を受賞しました。そのことを示すプレートが、デハ8500形とデハ8600形の乗務員室扉の上に貼られています。

 しかし、初期の車両の多くは引退しており、この6月には伊豆急カラーとなった8614Fが営業運転を終了しています。このプレートを見られるのもあと僅かの期間となりそうです。

 私は鉄道ファンの一人であり、どういう訳か「望星」という雑誌にも登場してしまいましたし、交通関係の論文まで書きました。しかし、鉄道友の会の会員になろうと思ったことは一度もありません。理由は、今も東急8000系がローレル賞の受賞を逃した理由がわからないし、納得がいかないからです。その時に受賞したのは名鉄モ600形でしたが、いかに鉄道友の会の見る目がなかったかを証明しているようなものです。名鉄ファンには申し訳ないのですが、モ600形が日本の鉄道史にどれだけの功績を、いや、東急8000系に比較できるほどの功績を残したのでしょうか。

 あまり多くのことは記しませんが、今やJRグループの車両でも片手操作のワンハンドルマスコンが当たり前となっているほどで、多くの鉄道会社の電車や気動車にワンハンドルマスコンの車両があります。そのワンハンドルマスコンの元祖が東急8000系なのです。阪急電鉄が、ブルーリボン賞を受賞した6300系でワンハンドルマスコンを採用する際に東急の協力を得たという話は鉄道ファンの間で有名な話で、これにより、神宝線(神戸本線と宝塚本線の系統)と京都線とで操作系を統一できたという話もあるほどです。


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