ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

いつまで走るか 東急8500系8617F

2021年05月07日 00時00分00秒 | 写真

 2011年5月6日、東急8500系の8629Fが廃車回送されたという情報が入りました。1975年から製造され、東急田園都市線、東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線・日光線、東急大井町線、そして東急東横線でも活躍した8500系の終焉がさらに近づいています。

 そのような中、同日の夕方に、高津駅で、おそらくは現在残っている8500系では最も古い車両が入っていると思われる8617Fを撮影することができました。

 8500系は、登場以来、主に新玉川線(現在の田園都市線渋谷〜二子玉川)用として増備を重ね、1編成あたりの両数が増えるとともに何度も編成替えを繰り返しました。そのため、先頭車と中間車を見ると製造年、番号の下2桁の数が合っていません。

 東急8000系は、日本で最初にワンハンドルマスコンを採用した系列です。その8000系のグループに入るのがこの8500系、8090系および8590系ですが、最後まで残ったのが8500系です。田園都市線、半蔵門線、東武伊勢崎線・日光線から姿を消す日も、残り少なくなっています。

 もっとも、長野電鉄長野線や秩父鉄道秩父本線では、東急8500系を見ることができます。また、デハ8506+デハ8606は東急テクノシステムに譲渡され、同社の「技術の向上と伝承のために第二の人生を過ごします」とのことです(https://www.tokyu-techno.co.jp/news/2020/1120/)。こどもの国線恩田駅の近くにある長津田車輌工場の敷地内に同社の工場があるので、見ることができるでしょう。いつか撮影してみたいものです。


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