
仙台釣行の2日めは、針生さんと別れて単独釣行です。
震災からの再開を果たした、閖上(ゆりあげ)港に行ってみようと考えていたのだけど、蔵王丸に電話してみるとあいにくこの日は仕立船。
謙信丸は週末しか出船していないようなので、閖上での釣りは今回は諦め。
したら、塩釜まがき港の東北丸にしましょっか!
ここは乗合メニューも多くて、もう何度も足を運んでいます。昨年も楽しい釣りをさせてもらったし(^^)
釣りものは、仙台湾を代表するマガレイで決まり!
この釣りも三度目になるので、そろそろ狙いますよ、大台を(^^)
平日ですが、10人ほどの乗船。
乗船名簿をみると、60代の型が多かったですね。
さて出船、と河岸払いした直後、船の計器にトラブルがあったようで「すみません、船を交換します」とのアナウンス。
代船がすぐに到着し、乗り換え。
大型船が三隻ある東北丸なので、ここらへんの対応はさっくりと済みました。
日本三景、松島を脇に眺めながら出船。
この日は、けっこうきついガスが掛かっていました。
日差しを浴びなくて涼しいので、これは歓迎。
朝日も雲の間から顔を出します。
さて、この日に使ったのは三浦屋式直結仕掛け。
昨日に訪れた戸倉漁港の三浦屋の三浦明船長は、カレイ釣りの名手として有名です。
釣り東北からのDVDにも出演、時速30枚オーバーでマガレイを釣るそうな。
(紹介動画はこちら→http://www.youtube.com/watch?v=zJpWvJ9zx0w)
その三浦明船長が考案したのがこの直結仕掛け。
昨日、船長からいろいろと話を聞いて、この直結仕掛けを使わせていただくことに(^^)
これは気合入りますよ。
時速30枚はちょと無理だとしても、束を越えたいと密かに燃えていました。
餌はアオイソメ。
ポイントはいつもの大型漁礁、45mラインです。
さて、釣り開始。
小突きの巧拙でアタリの出るまでの時間が変わってきます。
カレイが餌を咥えたときに出る、様々なアタリをキャッチできるか、それにきちんと合わせることができるか。
そして魚の取り込み、餌の付け替えなどの手返しをいかに早くするか。
この後は、写真撮る時間も惜しんで釣りしてたので、写真がほとんどありません^^;
さて、まずはクイックな小突きで開始。
アタリの出方がまわりに比べて遅い感じ。
リズムをゆっくりめにすると、いいペースでアタリがでてきました。
アタリも、コッと一瞬引っ張る、小さいけど明確なアタリ。
さらに竿先をクククッと引っ張るマガレイらしいアタリも混じります。
いずれも即合わせで対応。
昨日、三浦船長に教わった「魚が食う間を与える」ことも実践。
小突きのリズムの中に、1拍か2泊ほど仕掛けを止める時間を混ぜます。
コツン、コツン、ストップのときに、コッと引っ張るアタリ、竿先がもたれるアタリ、いろんなアタリが出てきます。
これは楽しい(^^)
釣れてくるマガレイも型がいいのが混じりますよ。
大きいのは30cmほど、小さいのは15cmほどの木っ端サイズ(この木っ端マガレイが旨い)。
昨年きたときよりも、平均サイズは相当に大きいので、アタリ→合わせ→底剥がし、の釣趣も抜群。
バケツがカレイでいっぱいになってきたので、潮まわりのときにクーラーに移し変えながら数を数えてみると41枚。
時間は9:30なので約3時間。
束釣りペースには少し届かないけど、いい感じ。
残り3時間弱、ペースを上げて頑張っていきましょー!
と、思ったのですが、ここから仙台湾マガレイの難しさを知ることに。
潮がたるんで、潮まわりの回数が減ってきました。
糸も綺麗にたっていて、船があまり動いていない感じ。
それまで、小さいながらも明確なアタリがあったんですが、これが一転、不明確なアタリに。
ぽつーんぽつーんと上がっているので、カレイが口を使っているのは確かなのだけど、アタリがとにかくわかりにくい。
仕掛けを引っ張って、モタレをとって、聞き合わせして、なんとか魚の存在を感知しようとするも、ペースはガクンと落ちてしまいました。
それでも、ときおり強烈な引きを見せるのは30cm級のマコガレイ。
さらにイシガレイも混じってきて楽しめます。
12時半の沖上がりの時間となり、67枚でフィニッシュ。
後半、いかにペースが落ちたかがわかります。
船でトップは70枚で、反対側ミヨシで釣っていた若い人、彼にもカレイ釣りの気合が感じられました^^
誰にでもそこそこの数が釣れて楽しめる仙台湾のマガレイ。
しかし、数を伸ばすには状況に応じたテクニックが必要なのは、他の小物釣りと同じ。
後半、潮が動かなかった時間帯のアタリの変化、いい経験になりました。
さて、「45mも水深があって、3本針だから多点掛けを狙えばいいのに」とは、おそらく誰でも思うこと。
私も何度か多点掛けを狙ってみたのだけど、ぜんぜんうまくいかない。
ダブルは2度だけでした、それも偶然のダブル。トリプルはなし。
後で針生さんに聞いたところ、多点掛け狙いは仕掛けと釣り方が変わるそうです。
三浦屋直結仕掛けは、アタリを人より早く出して、それを感知して合わせる仕掛け。
三浦明船長は、一尾掛けオンリーで時速30枚を叩き出すそうで、これは多点掛けは意識せず、誘いとアタリ感知に集中する方が良さそうです。
3回目で束狙いってのは、ちょっと太かったですね^^;
この釣りの奥の深さがひとつ理解できました。次回に頑張ります。
上に乗っているのはイシガレイとマコガレイ。
マガレイも、空揚げサイズから刺身サイズまで幅広いサイズで、魚影の濃さが表れていると思います。
1時半に帰港する頃には、夏空が戻って良い天気。
とはいえ、横浜よりも暑さはソフトで過ごしやすいです。
さて、マリンに戻って最終日に向けて準備しましょうか。
[塩竃まがき港 東北丸]
http://www7.plala.or.jp/thm/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます