DayDreamNote by星玉

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#70.雲

2018年04月25日 | 星玉帳-Blue Letters-
【雲】


雲の上にある道だった。



見えるのは雲しかなかった。



途中



出会った旅人が



淡い色の雲を一欠片くれた。



雲ばかり渡っているという旅人だった。




確か彼は魔術師だったのだ。



雲には術がかけられていて



わたしは旅人との記憶をほとんどなくしてしまい




出来た空洞に別の雲を埋めることは出来なくなった。










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