DayDreamNote by星玉

創作ノート。幻想的な短いお話、詩、散文、日記など。よろしくお願いします。

#3.星玉工場 (blogver.)

2018年08月16日 | 星玉帳
【星玉工場】

ビルの谷間に降る雪の匂いで、この街に星玉工場があると知った。


工場長に案内されて建物に入った。


揚げ星玉を選び、持ち帰って


宿のベッドの上に座ってかじった。


甘い粉が散った。



こちらを向きながら去ってしまうのはすべて流星の仕業なのですよ、



と星玉工場長は何度も言っていた。





http://shiomachi.shop-pro.jp/?pid=133090860
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#1.旅立 (blogver.)

2018年08月14日 | 星玉帳
【旅立】


白いベッドのシーツを裂き



四角い部屋を出た。



扉の向こう



仄かに流れる歌言葉をさがし



音をたずね



かすみの街を泳ぎ



星の宿所を渡り



わたしはわたしと分かれ



石化した星の森に墓標のストールを巻く。



遙かに北の方角からラッパの音が聞こえる。



あれは約束の旋律なのだと



星の渡り鳥は鳴く。







 ☆『星玉幻灯話』という本になりました。詳しくはこちらです。

http://shiomachi.shop-pro.jp/?pid=133090860




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『星玉幻灯話』blogversionについてのお知らせ

2018年08月14日 | 星玉帳
こちらに掲載していた星玉幻想掌編100話は
推敲、改編して『星玉幻灯話』という本になりました。


http://shiomachi.shop-pro.jp/?pid=133090860



掲載していた当時のものをblogversionとして
ランダムに載せていこうと思います。



お立ち寄りいただければ幸いです。






Mio Kitamori
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空は閃光のようだ

2018年08月06日 | 自由帳
苦しみも悲しみも痛みも憎しみも
心に尽きることはなかった

饒舌と寡黙の死者と生者は
夏の光にさらされ

その先に何かを見ることができれば
その先の何かを映すことができれば

2018年8月6日









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『星玉幻灯話』

2018年07月20日 | 自由帳
『星玉幻灯話』という本を出しました。

ツイッターで約2年間にわたってアップしていた幻想ショートに推敲を加え
紙の本にまとめました。



文庫本サイズの小さな本です。




目次です。



〇ネットでは

アマゾン


しおまち書房ネット販売部




〇実店舗では

広島駅前エディオン蔦屋家電
ブックカフェ「本と自由」(広島市西区横川)



で販売しています。




お手に取っていただけたらうれしいです。

どうぞよろしくお願いします。





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青い

2018年07月02日 | 自由帳
夢、希望、望み、目標、目的

どこかへ素晴らしい場所に進めそうな言葉に

惑う。



我が進むことだけが目当てならば

時に

業やわがままや身勝手を生む言葉に

迷う。




望みを持たないこと


望みを失うことが


瞬間



清く思えるのは。





業も清も鋭く



刺さるのは。





(答えが


出ないのは



知ってる


なんて



知ってる風な)





愚か者の清らかな夢見たさと絶壁未来の有無につき。



愚かさと賢さを供に生きるのに必要な夢があるや否やにつき。



















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『花』

2018年06月15日 | 自由帳
「花」というお話を

ブクログのパブ―で公開しました。




http://p.booklog.jp/book/122492/read



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2018年06月11日 | 自由帳


雨、よく降りますね。



降っても降らなくても

傘は毎日のように、持って出かけます。



頭上から降ってくる落ちてくる水やら熱やらから

守ってくれるし


ほんのりとからだやかおを


覆ってくれそうだし


傘のちからは偉大。






今日、傘売り場に立ち寄ったらステキな傘がいっぱい。

新しい傘、ほしいなあ。


今日は「傘の日」だそうです。




何年か前に「パラソル」という短い小説を書きました。




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お知らせ

2018年06月09日 | 自由帳
~「星玉幻想story帳」としてこちらにアップしていた作品につきまして~


読んでいただいた皆さま、立ち寄っていただいた皆さま、ありがとうございます。

まとめたものを、紙書籍として出版することになりました。

それに伴いまして、記事(作品)を非公開にします。



出版の詳細はまたお知らせしたいと思います。


興味を持っていただけたら、嬉しいです。


どうぞよろしくお願いいたします。

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からっぽのわたしたちは

2017年10月25日 | 詩etc.帳
そこに何もないことに
肩を落とし身を寄せて

寄せるだけでは
また何もないことに気づき

わたしたちはからだを離した

ひとりになったこころは
ひとりぶんとひとりぶんと

ひとりぶんとひとりぶんの
空洞をかかえ

街をさがし山をさがし川をさがし
学校をさがし図書館をさがし博物館をさがし

大通りをさがし裏通りをさがし路地をさがし
酒場をさがし寺院をさがし墓場をさがし

森をさがし空をさがし砂浜をさがし
きのうをさがし夜をさがし夢をさがし

それでとうとうさがし疲れて
わたしたちは死んでしまった

ひとりぶんのからっぽを合わせても
重力も浮力も脚力も腕力も足りず

たくさんのからっぽをかかえていることなど
たくさんさがしているうちにすっかりと忘れてしまえと

そんな場面に何度死んだら
出会えるのだろうかと


そして

さがし忘れていた風が
何もない何かを運んでくる音を聞きたくて

くりかえしまたくりかえし
またさがしはじめる

落ち穂の風が
からっぽのわたしたちを巻き上げるまで







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凍らせた夢だけを

2017年10月21日 | 五行詩帳
凍らせた

夢だけを

積んで

南の国へ

行くつもり

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じゅもん

2017年10月19日 | 五行詩帳
じゅもん があればいいのに

行き着いた場所で

たおやかにおだやかに

息をする

じゅもんがあればいいのに



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別れ

2017年10月09日 | 五行詩帳
また会える、と

二度と会わない

好きな玉を持って

別れましょう

そうしましょう





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灯り

2017年10月06日 | 五行詩帳
暗闇の中では

怖がって泣いてしまうから

だからひとつ灯りをともそう


この灯りを目印に

会えると思うから


@hoshidamastory

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情動と灯り

2017年09月21日 | 詩etc.帳

そのこともあのことも

あなたのことも

あなたとわたしのことも



うれしかった


とてもうれしかった




そして


こわかった


とてもこわかった





生きて、出会って、別れて




関わりの中で


意気地と覚悟の足りなさを


思い知った



かなしみ、おそれていることを

見せてはいけない、とは


誰から教わったことなのだろう




たかがこんなこと
こんなことこんなこと、と



いいきかせては



小さくほのかな


灯りを立てた





消えていく

灯りを立てながら



言葉をさがし


情を求め







行き場のない言葉は

飛び、落ちる





届かない情動は


(墓場などなくても)


葬らなければならない





日々の流れに


むせびつつ



生きる感情とは


なんて



愚かで


中途半端なのだろう





遙かな彼方が迫るまで



慕わしさの灯りを求めることを


旅と呼ぶのか



それが


手元であれ

遥か先であれ



美しく光れば


何よりだ





















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