詩を口ずさみ続け
眼を凝らし耳を澄ませていると
辿り着くのは
小さな小さなハザマなのだった
詩と死の間に横たわる
ハザマなのだった
ひとひとりがやっと立っていられる
ハザマなのだった
つめこまれたあなたとわたしは誰かとわたしは
向き合うことはせず 尋ね合うこともせず
透明な影のように ただそこに立つことを選び
吐息は聞こえるというのに
鼓動は速くなっているというのに
紡ぐ祈りの意味さえ知らず 薄く平らに 透過させていくのだった

眼を凝らし耳を澄ませていると
辿り着くのは
小さな小さなハザマなのだった
詩と死の間に横たわる
ハザマなのだった
ひとひとりがやっと立っていられる
ハザマなのだった
つめこまれたあなたとわたしは誰かとわたしは
向き合うことはせず 尋ね合うこともせず
透明な影のように ただそこに立つことを選び
吐息は聞こえるというのに
鼓動は速くなっているというのに
紡ぐ祈りの意味さえ知らず 薄く平らに 透過させていくのだった
