DayDreamNote by星玉

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#9.絵師

2018年02月06日 | 星玉帳-Blue Letters-
【絵師】


夕刻、


通りを歩いていると強い風が吹いてきた。


足元に一枚の紙が当たった。


拾い上げた。


何か描かれているようなのだが、紙は光るばかりだ。



その眩しさに目を閉じようとし、思い当たる。



この紙は夕陽の光のみ映し


瞬く間に漆黒へと変化(へんげ)する。



夕陽の絵師が飛ばす紙なのだ。