【絵師】
夕刻、
通りを歩いていると強い風が吹いてきた。
足元に一枚の紙が当たった。
拾い上げた。
何か描かれているようなのだが、紙は光るばかりだ。
その眩しさに目を閉じようとし、思い当たる。
この紙は夕陽の光のみ映し
瞬く間に漆黒へと変化(へんげ)する。
夕陽の絵師が飛ばす紙なのだ。
夕刻、
通りを歩いていると強い風が吹いてきた。
足元に一枚の紙が当たった。
拾い上げた。
何か描かれているようなのだが、紙は光るばかりだ。
その眩しさに目を閉じようとし、思い当たる。
この紙は夕陽の光のみ映し
瞬く間に漆黒へと変化(へんげ)する。
夕陽の絵師が飛ばす紙なのだ。