「前へ「がむしゃらに」しずちゃんの真骨頂が炸裂」：イザ！

打たれても、打たれても愚直に前に出た。
決して器用とはいえない山崎の真骨頂が大舞台で炸裂（さくれつ）した。
初戦を突破したリングで、両手を上げて応援団へ喜びを表現し「勝てて良かった。
次につながった」と大きな笑みを見せた。
お茶の間の人気者が、五輪への一歩を踏み出した。
一心不乱に振るった左右に、ロンドンへの思いがこもった。
ダウンを喫した１回は７－１１と劣勢だった。
ここで負けん気に火がつく。
「盛り返そうという気持ちで、がむしゃらにいった」。
足を止めての打ち合いもいとわず、得意の右ストレートを次々と繰り出した。
２回に盛り返し、圧倒的に攻めた３回終盤にレフェリーが試合を止めた。
女子が五輪の正式種目に決まった２００９年夏に「運命だと思った」と競技の世界に身を投じ、芸人との二足のわらじを貫いてきた。
「年齢的にも、最初で最後のチャンス」と意気込んだ五輪への挑戦で、簡単に負けるわけにはいかなかった。
３回戦では、シード選手を破って勝ち上がったシュトローマイヤーとぶつかる。
五輪切符獲得へ、厳しい道が続く。


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「Ｇ・ボウカー、アン・ドゥ・トロワで覚醒！」：イザ！

（セ・パ交流戦、巨人５－１ソフトバンク、２回戦、巨人２勝、２０日、東京ドーム）巨人は２０日、ソフトバンク２回戦（東京ドーム）に５－１で快勝し、昨年８月１０日以来の７連勝（３分けを含む）。
勝率でヤクルトを抜き、２位に浮上した。
ジョン・ボウカー外野手（２８）＝前フィリーズ＝が三回に先制打を放つなど２安打１打点。
不振の助っ人が、異文化コミュニケーションで熱血指導してくれた原辰徳監督（５３）の熱意に応えた。
ためた力で左中間を切り裂いた。
三回無死一塁で、ボウカーは岩崎の１４９キロの直球をフルスイング。
先制の適時二塁打でチームの７連勝を呼び込んだ。
「監督からはいろいろ指示を受けたり指導をしてもらったりして、いい感じで打てるようになってきたよ」
不振のボウカーを原監督が目覚めさせた。
試合前の練習中、打撃ケージのそばで約１０分間、通訳を交えて打撃指導。
タイミングの取り方に悩む助っ人に、「間」の取り方の大切さを伝えた。
その意図について、指揮官は球場では聞き慣れないフランス語を使って説明した。
「野球に限らず、１・２・３の“２”が大事。
アン・ドゥ・トロワの“ドゥ”がとっても大事。
『ドゥー』が大事なんだよ」

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