「ロードランナー」「スターソルジャー」など、昭和の人気ゲームを世に送り出してきたゲーム会社「ハドソン」が3月1日、親会社に合併される。
ハドソンブランドは存続するが、40年近い会社の歴史に幕が下りる区切りに、「ハドソンの顔」として同社に29年務めたゲーム名人、高橋名人(本名・利幸さん)(52)にファミコン全盛時代を振り返ってもらった。
(産経デジタル
城野崇)
「『何でおもちゃなんかを』って、ソフト業界で笑われたもんだよ」
多彩な技でハドソンのファミコンを有名にした高橋名人は、任天堂のファミコンが登場した昭和58年の翌年に同社が参入したときの様子をこう話す。
「PC-6001」「MSX」など家庭用パソコン機種が乱立した時期。
パソコンソフト全盛の業界で、ゲーム専用機として登場したファミコンは軟派にみられていたという。
任天堂以外でソフト業界からファミコンに身を投じたのは初めてだった。
しかし、ハドソン社内でファミコンを試してみると、会社中が驚いた。
「ゲームセンターのゲームがそのまま動いて、しかも値段はパソコンの数分の一。
『これはファミコンの時代が来るぞ』と、参入が決まった。
ハドソンには0から1を生み出そう、誰もやっていないことをやろう、という空気と技術があった」
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