サッカーW杯南アフリカ大会は27日、決勝トーナメント1回戦のドイツ-イングランド戦がイングランドのボールでキックオフ。
天気は晴れで、気温は19度、湿度は28%のコンディション。
ドイツの先発は、前のガーナ戦で出場停止処分を受けていた得点源クローゼを戻し、同戦で左ももを痛め出場が危ぶまれていたMFシュバインシュタイガーもスタメンに入れた。
21歳の司令塔エジルを軸に、若手と中堅が多彩な攻撃を仕掛ける。
イングランドは前のスロベニア戦と同じ顔ぶれ。
世界屈指の技術を持つルーニー、今大会で得点を挙げているデフォーが前線に立ち、攻撃の核となる。
立ち上がりはドイツが攻めた。
前半5分、ゴール前に突進したMFエジルが、この試合最初のシュートを放ったが、相手GKにセーブされた。
一方のイングランドもエースのルーニーを中心に動きは軽快だが、前半15分を過ぎても決定機を作れない。
20分、ドイツはゴールキック一本で相手ゴール前に迫り、DFを振り切って抜け出したクローゼが右足で押し込み先制ゴールを挙げると、なおもドイツのペースが続き、30分、クローゼのパスで右に飛び出したミュラーからパスは左へ。
ゴールエリアの左でこれを受けたポドルスキがGKの股の間を抜いて2点目のゴールを決めた。
2点を追うことになったイングランドは前半38分、ジェラードの右からのクロスにファーサイドに詰めたアップソンが頭で押し込み、1点を返した。
前半38分、ランパードの中央からミドルシュートがクロスバーに当たり、下にバウンド。
ボールはゴールラインを割ったかに見えたが、審判団の判定はノーゴールとなった。
GKがボールを抑え、そのまま試合は再開された。
1966年イングランド大会決勝でも西ドイツ-イングランド戦で、イングランドのシュートがバーに当たり、ほぼ真下に落ちた。
この際は「ゴール」が認められ、イングランドが優勝。
「疑惑のゴール」として物議を醸した。
試合は、ドイツが2-1とイングランドをリードして前半を終了した。
(2完)ドイツ4-1圧勝
15大会連続ベスト8に続く
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