高音質CD再発売
「どうぞこのまま」などで知られるシンガー・ソングライターの丸山圭子=写真=がデビュー40周年を迎え、その記念として過去作品が、紙ジャケット仕様の高音質CDでキングから再発売された。
1976年の「黄昏(たそがれ)めもりい」から78年のベスト盤「KEIKO」までの5作品。シティ・ポップと評されるしゃれたサウンドが印象的だ。
作品には、山下達郎や大貫妙子、吉川忠英、佐藤準ら日本を代表するミュージシャンが参加している。78年の「裸足(はだし)で誘って」は、米ロサンゼルスで録音した。「アレンジャーもミュージシャンも、希望通りやらせてもらえた」
いずれも20代前半で発表した作品。現在、大学で若者たちを指導している丸山は、「どうぞこのまま」などを聴いた学生たちから「大人っぽいですねえ」と言われる、と笑う。
「大人の女性にとにかく憧れていた。映画でも、しっとりした女性が出てくると、すてきだなあと思っていたんです」。当時は、ミニー・リパートンやドリス・デイのような、つやっぽさとかわいらしさを出して歌う表現力を追求したという。
5月4日に、六本木Bee Hiveで公演する。(電)03・5786・3868。
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(2012年3月22日
読売新聞)
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