バス ビクトリーラン

3/5(火)1:15pm 千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ

同級生のN原くんに誘われ、地元信組和納支店の能登輪島温泉バス旅行に出かけた。なんでも60人乗り大型バス30人以上参加の人数合わせのお願い30人目らしい。8:00am 某社大型観光バスで北陸道金沢森本ICから能登の海岸線を北上。羽咋市千里浜なぎさドライブウェイを走り、能登一の宮氣多大社に参拝、日本海を一望皇室も御用達の輪島温泉ホテル高州園に泊まる。

翌日は輪島朝市で魚介の干物を仕入れ、黄色いえがらまんじゅうを食べ、世界農業遺産棚田百選白米千枚田を見て半島を南下、富山に入り射水市富山新港をひとまたぎの新湊大橋の歩行者道路を歩いたら、途中源ますのすしに寄ってお土産仕入れ一路新潟への帰路に。車中も宴会も有り余る飲み物の大名旅行。高速売店にはアルコール売ってないので、金麦500を2本保冷剤とサラダホープをバッグに入れてきたがバスの中で一人金麦飲む勇気はなかった。一昨年に1,000円の通帳つくった私でも仲間入りの信組さんのお客様志向は一流だな。 

ヒェー、海走ってるよー！　合成写真ではない。日本で唯一砂浜を走ることができる海岸がここ。パリダカ、その昔1月1日にパリを出発、3週間かけてアフリカセネガルのダカール海岸までのレース完走者に与えられるビクトリーランを彷彿とさせる砂浜コース。過酷なラリーが世界を熱狂させた昭和40年代に世界のラリーを席巻した三菱ランサー1600GSRにあこがれて初めて買ったクルマがランサーだった。三菱ふそうの大型バスが海を走ると車内はもう興奮、騒然だ。運転のプロだから出来る信頼のサービス。

オフロードバイクでここ走ったら・・・な～んて老人はひそかに思っているのだ。

8:00am 婦人会のドジョウすくいも出て大賑わいの宴会の翌朝、ホテルから徒歩15分の輪島朝市に出かけると市の通り真ん中に少々場違いな永井豪記念館。かれこれ50年前10代の頃見た少年ジャンプハレンチ学園はそのハレンチさで大ヒット、映画にもなった漫画家永井豪は輪島出身と入口にあった。そのエロい漫画は今から見ればかわいいものだったな。店のお姉さんの声にいつの間にかカレイの干物5枚で1,000円の保冷バッグを下げていた。

世界農業遺産の白米(しろよね)千枚田。能登の観光スポット、この斜面に1,004枚もあるんだもの機械じゃできないな。夜は太陽光発電LEDのイルミネーションがあぜ道を蜘蛛の巣状に光って照らし、食べるための米作りよりも観光目的、街おこしって感じがしてむしろ山古志や松之山の新潟の棚田に親しみを持つのは私ばかりか？一寸ガッカリな千枚田。

でも名前なかったけど駐車場売店に掛けてあった写真にはいいね！こんな写真撮りたいな。

 

2:15pm 練習船海王丸を遠くに見て富山新港のバイパス、新湊大橋の下にくっついてる歩行者道路を渡る。海上50ｍの橋の上でなく道路の下が歩行者と自転車に解放されている。話のタネにエレベーターで上がって渡ってみるとなんか上下に揺れる。車で橋渡るときに揺れるけどむしろ吊り橋歩いて渡るときの上下動の感じ。とてもコワイ高所の480ｍ揺れる歩道体験だった。「あいの風プロムナード」ってどーいう意味なんだろう。

 

3:00pm 神通川沿い富山空港近く源ますのすしミュージアムで工場見学。

既に製造工程は終わって掃除と明日の準備が始まってた。バス前席の私は一番に下りて売店でます2枚(1,400円＊2)とぶり1枚(1,５00円)をゲット。省資源ます2枚入りお値段は１００円引き２,７００円頼んだけど既に３時売り切れてた。バス後ろの席で遅れて降りた人には売店のますのすしも売り切れて買えない人もいたってバスガイドが慰めてた。いま食品ロスが問題視される時代、この工場も余分には作らないんだとか。食べるたびに思う昭和の駅弁時代からのパッケージはボール紙1枚を丸めて折り曲げただけ。ヒモもホチキスも使わない究極の簡易包装を考えた頭脳にいいね！だ。

富山には40もの工場があるという駅弁の定番、最近ではブリも捨てがたい味。起源は越中富山前田利興家臣吉村新八が将軍吉宗に献上した「鮎寿司」に始まるとネットにある。アユがマスに取って代わられた訳は何だろう？　　ヨネスケの駅弁！では肥薩線人吉駅「鮎すし」が3.5しゃもじのイマイチ評価。上品？な鮎より万人受けして量産できる鱒のほうが駅弁には向いていたのだろう。

買えなかった人たちには有磯海SAでゲットできるよう予定外停車のサービス。なんと時間外サービスの２００円引き１,２００円のます寿司が積まれていた。万事塞翁が馬、何が得するかわからん。

思いもしなかった能登、輪島。サンデー毎日の身は誘ってもらってありがとうの朝湯朝酒、道中酒の大名バス旅行だった。