和納中37年入学

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エキノプシスの神秘

2013-06-27 13:46:21 | 日記
ラッパ形の大きな白い花をひと夜咲かせるエキノプシス(Echinopsis)。
神秘的で花サボテンの代表格です。





24日に坂田さんちで30鉢に100個以上の花がいっせいに開きました。
奇しくも23日のスーパームーンに合わせたかのようで、体内時計?恐るべしです。



 

エキノプシス属を代表する花サボテンに和名、短毛丸(たんげまる)と花盛丸(かせいまる)があります。
夜に咲いた白い大きな花で、10cm以上あります。
図鑑見るとどうやら短毛丸(たんげまる) 、サボテン科エキノプシス属エキノプシス・エイリエシィ(Echinopsis eyriesii)のようです。
南米大陸ブラジルからアルゼンチン産で純粋種は白花ですが多くの色つき交配種があるそうです。
雪国新潟でもベランダで栽培してる人は多くいて、凍らせなければOKのたくましいサボテンのようです。
この花にも薄紫からピンクが入っています。






春待ちかねて芽吹く草木。
今を盛りに光るホタルが光り、じきにセミが鳴き始めます。

動植物の体内時計はすごいものです。
それにしてもどーした人間は?と思うのは私だけでしょうか。
欲望の赴くまま見境なくもう好き勝手です。


TVでカニの大移動と集団脱皮を見たことがあります。満月の日だったでしょうか。
群れるのは天敵の攻撃を確率でかわす為と聞いたことがありますが、敵と1対1,000では逃れても、群れれば一網打尽。
人間に網で獲られるとはカニの遺伝子DNAも想定外だったようです。








カニ連想で愛読書、田辺聖子「川柳でんでん太鼓」の冒頭を思い出しました。





「天高く月夜のカニに御座候」杉本一本杉



『この句、私にはなつかしくもおかしい。
 終戦後まもなしに復興した夕刊新聞の一つが、焼跡で意気消沈している大阪市民を景気づけようと、川柳を募集したときの、一位になった句である。
 おや指のあたまぐらいの大きい活字で、夕刊の一面にでかでかとこの句が載ったときは、浪花庶民、
「タハハハ・・・・」
 と腹を抱えて笑い合ったものだ。月夜のカニに身(肉)はないという。小学館の『日本国語大辞典』によれば
「月夜には、蟹や貝類は月光を恐れて餌をあさらないので、やせて身(肉)がつかないと言われている」そうである。
 折りしも、みのりの秋。
 天は高く食欲もあるのに、たべるものがないのである。現代からみると信じられないような話。

・・・・・・食糧難は戦時中より戦後すぐのほうがひどかった。
 人々は肉が落ちて、向こうから光りが当たると骨が透けてみえそうになっている。ホンマに月夜のカニである。・・・この句調にはえぐい怨みも自嘲もなく、
「いや、お互いに、えらい目ェにあいまンな」
「さっぱり、ワヤですワ」
 と笑い合うところがあって、大いに浪花庶民に受けた。・・・・』   あははは!



太陽と地球と月が直線上にならぶ満月に、満ち潮を感じるセンサーを体内に持つ自然の神秘と思っていましたがどうやら違ったようです。食べられるのを恐れてのダイエットでした。




追)6/27 6:10pmのNHK新潟「わたしの旬」に投稿したら、放送されてるよーっと晩ご飯作ってたのが大声で呼んでくれました。去年6月の「ナスも天狗になりたいときがある?」いらい2回目です。NHKのHPにあります。









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