舞子高原 飯士の湯

貸し切り(状態)オープンジャグジーの波立つ湯面。

カニ付き安くて空いてる温泉コスパ上位を見つけるのが得意、Y澤くんに誘われて6月末こだわりのカニ食べ放題2食付き6,500円税込み舞子高原ホテルに行ってきた。今回は同級生つながりYくん、Ｕ嬢(嬢？)と私の3人。12時に長岡駅前待ち合わせて一路小千谷のソバ屋、福枡に。小千谷に蕎麦屋は多いが角屋、わたや、須坂屋は混んでるから敬遠、場所分かりにくい福枡で「もり大」のほぼ2枚分の盛りににビックリ。「もり」に刻み海苔付いただけの「ざる」と同じ700円はおススメ。野菜天ぷら(500円)頼んだら中にあぶらげの天ぷらがあった。不思議なおいしさ。

飯士山(いいじーさん1,111m)北面はちょっと前まで石打後楽園スキー場って言ってたが今は舞子スノーリゾート。高速石打IC降りてすぐのアクセスとオシャレなホテルで若者に冬は人気なんだろう。今はホテル駐車場も閑散、カニにつられる我々老人に人気。分かりにくいドアロックに「ドア開かないんですけど・・・」ってエレベーターでフロントまで降りてきた老人がいた。バカにして聞いてた我々も、同じ階で降りた老婦人2人が「あら、開かないわ」のお手伝いを。カギ入れてノブ回しても開きません。何回かしてやっと・・・トホホ。カギ回して離さずに別の手でノブ回す技いりのドア。両手使わないと入れないなんて欠陥ドアだと思うよ。

3時に到着して早速飯士の湯に。湯船で話した埼玉から来たというまだ若いジーさんはリタイヤして奥さん孝行の温泉巡りとか。「奥只見ってここから30分くらいで行けますか？」って聞かれて「うーん、小出から山に入って舞子からは100km近くあるから高速使っても1時間じゃ無理だね。」って適当に答えたけど奥さん喜ばす旅行には事前のリサーチが必要だな。女性は景色よりもまずおいしい食事食べ歩きだと思うよ。エーッ？魚沼ならソバでしょっ。

温泉上がって浴衣で飲む金麦500(6本＊2パック持ち込み)の旨さはその値段(158円/本)に比例して格別だ。なんと自販機隣には製氷機がありレジ袋いっぱい持ってきた氷を水張った洗面台にぶちまけて冷やせばもう極楽浄土気分だ。5分でキンキンに冷えて冷蔵庫なんていらない。

夕飯のカニはアタリだった。Ｙクンに脚を折って身を引っ張り出す技の講習を受け、その後の消費は目覚ましくズワイガニの味を満喫した夜だった。食後は1時間無料のカラオケルームでシナトラを歌い陽水を歌いガロを歌った後は卓球勝負だ。

飯士の湯、翌朝5時に行ったら男湯一人もいなかった。貸し切りで露天のジャグジー独り占め。最近おじさんの典型症状、シッコのキレがよくないので壁から噴出する泡で患部マッサージを恥ずかしいワンコスタイルでやること約10分。独り占めだからできる格好に袋と穴の間がしびれかゆい感覚になったところで前立腺マッサージ終了して再び部屋で金麦と戯れる桃源郷だ。

10時にチェックアウトして道の駅南魚沼にある今泉記念館常設展「棟方志功績の世界」を見に行く。なんでも石打村村長をつとめた今泉隆平翁は私財を投げ打ち「郷土の文化向上の一助」記念館を創設。所蔵作品は志功はじめシャガール、ユトリロ、ビュッフェ、ピカソほか国内外の名品たち。

こんな田舎に点在する小さな美術館たち。よく集めた志功作品144点。常設の志功のほかにシャガールをま近に見て魚沼美術館巡りもいいなと思う。Ｙクンと次回のカニはトミオカホワイトにしよかと話する。

ソバ食べて金麦いっぱいカニいっぱい、飲んで食べて芸術を間近に見て会費11,000円ぽっきりの同級生交歓、ジャグジー前立腺マッサージ独り占めの魚沼だった。