珠洲市から輪島市へは県道26号線を通りました。その前に、国道249号線を使いゴジラ岩の様子を見に行こうとしたのですが、オーバーヒートの症状が出たので無理をせず、「寄り道パーキング若山の庄」でUターンして、もと来た道を通り輪島へと向かいました。その途中には、豪雨災害の際に川に流された家屋がまだそのままで残っていたりもしていました。また、流木も多々残っていました。
26号線沿いは、豪雨災害の際に山崩れを起こした箇所が多々あり、その撤去などがまだ手付かずのところが多かったです。
そこから海岸線の国道249号にまた戻るのですが、そこも山崩れの影響があちこちで見られ、また撤去が終わっていないところも多くありました。
写真は「名舟漁港」ですが、隆起の影響に加えて流木の流れ込みがありました。どこまで復旧できるのか、それともできないのか、とても難しい課題と考えます。
戻りますが、これは見附島そばの建築物です。津波の影響でガラスなどが割れ、構造物にも影響が出ています。ここで、地元のおばさんと少し話をしたのですが、昨年8月に避難先から珠洲に戻ってきたものの、復興住宅暮らしが続いていることがしんどそうでした。また、昔、伊勢神宮に行ったことがあり、その時の思い出の写真は津波で流されるなどして、そのこともしんどいということでした。
珠洲だけでなく輪島でも仮設住宅に住んでいる方々はまだ多いのに、大阪万博ばかりを流すメディアもどうかしているように感じました。
津波も大変ですが、軟弱地盤の上にたっていることによる影響は無視できないことを実感しました。鈴鹿市も沖積平野ですし、海岸線部には湿地などを開発した地域も存在しています。やはり地震動の影響で、家屋にダメージが出ることを想定、その上で事前復興準備の議論を進めることが重要と、あらためて考えました。
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