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鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

福祉器具を考える

2012年09月14日 17時25分04秒 | Weblog
ロンドンパラリンピックでの伊藤さんの活躍は、チャレンジする人生ということからも、とてもよいことで、鈴鹿市として大きな意味があると感じました。
けれど、パラリンピックを見ていて、どうしてもすっきりしないことがあります。それは奇しくも義足での200メートル走で、ピストリウス選手が2位となったことに対しての発言から見えました。

彼は1位になった選手の装具が、自分のものより10センチ長いと言っていたということです。そうなれば、装具による反発力などが違うことで差が出ることは、たしかに事実でしょうし、予測もできるところです。そのことはつまり、装具や道具に依存する部分が大きい、それを持つかどうかが大きな差となることです。
それは、道具を持たない、持てない人には、もしかするとオリンピックよりハードルが高いということにつながるんじゃないかと思います。

そういうことを考えながら、競技用車いすのことなどを考えていると、有名なところではOXレーシングさんがテレビなどでも取り上げられており、バイクに乗っている身からすれば、鈴鹿の産業とも近いものがあるなと。
また自分がもしそうなったと思いいろいろ考えました。伊藤さんがパラリンピック出場のために市役所に訪れたときの車いすと、競技用から感じる雰囲気はかなり違い、競技用的な雰囲気のものがあればなぁと思ったり。
鈴鹿川の河川敷のサイクリングロードを活用すれば、競技用まではいかなくとも、ツーリング的な車いすで運動できるのではないかなども考えました。

そのことを昨日、福祉に詳しい同僚の伊藤議員にも話し、なにかうまい方法がないかと考えていました。
そうこうして今日、市役所から出るときにたまたまものづくり支援センター所長と話す機会があり、車いすの話をしたところ関心を持っている方々が市内にもいるとのこと。うれしく感じました。こうやって話があることを聞くと、今度はどのような形で市は関われるのかなども考えるところです。金銭的な支援はすぐに考えつくところですが、それ以外の面でなにかできないかということです。

そこで考えつくことは、車いすなどを「持たない人、持てない人」は国内だけでなく、紛争や戦争で脚を失った人、悲しいことですが、そのような地域の子どもには、地雷などで失ってしまった子もたくさんいるのではないかということです。
このような人たちに毎年少しずつでも、競技用に近い形の車いすなどを支援することを、鈴鹿のまちとして行うことで、市内の産業支援にもなりますし、「鈴鹿」、「SUZUKA]という地名を広く知ってもらえることにつながるのではないかと思います。

そのような活動を通じて、紛争地域からパラリンピックに出場し、また活躍することができる人が出てくることができれば、それは日本の選手がメダルを獲得するのと同じくらい、もしかするとそれ以上に、日本という国はもちろん、鈴鹿というまちにとって名誉なことではないかと思います。

このようなことを考えると、議員として行政に関わることでできることの狭さと、行動に移すまでの時間がかかることに、残念な思いを持ちます。
ブログに書いていますが、すこしずつ取りくんでいきたいと思っています。
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ちょっとうれしいこと

2012年09月14日 01時28分44秒 | Weblog
遅ればせながら、9月議会ももう半ばですが、実は少しうれしいことがありました。
ひとつは、総合計画の平成25年度微調整に関連して、もうひとつは今定例会に提出されている議案に関してです。

総合計画の微調整はこちらのPDFを見て頂くとよくお分かり頂けると思います。
http://www.city.suzuka.lg.jp/kouhou/gyosei/plan/keikaku/sougou/pdf/168.pdf

一般質問の子ども図書館についてでは、平成23年度の微調整で図書館分室化が削除されたりしており、あらためて、このような微調整のチェックも重要だと思ったところです。
さて、平成25年度の微調整でなにがうれしかったのかというと、「伊勢若松駅のバリアフリー化」への取り組みが事業として上がっていることです。


25年度と26年度で総額1億円の事業費が計上されています。伊勢若松駅のバリアフリー化は、地域の方々が熱望されていただけでなく、近鉄名古屋線から鈴鹿市役所へ来るために通らなければいけない駅であることなどから、バリアフリー化されるべき駅です。それが動き出すことになったことは、やはりうれしいことです。
一般質問で取り上げさせて頂いたこともあり、どのような経緯があるにせよ、実現に動き出すことはうれしい限りです。
できれば、一般質問で取り上げたように、単純にエレベーターの設置だけにとどまるのではなく、広めに駅舎を改装してもらい、津波避難場所としてや、そこでいろいろなPRができる場になるように検討してもらいたいです。

もうひとつは、今回の補正予算の中で、公用車にEV(電気自動車)リースに関わる予算が計上されていることです。ホンダ製のフィットEVとは思いますが、次世代型自動車への取り組みという観点からも、ホンダさんとの連携の観点からも、意義があると考えるところです。
これも、一般質問で取り上げたこともあり、このように動きが見えることはうれしいことです。

誤解がないように書き添えると、一人の議員の一般質問で、市の政策が決定されることはないと思っています。今回の件も、執行部内などで検討されたり、地域の方々の声もあり実現されたことだと思っています。
議員ができることは、一般質問や委員会などの機会を通じて、そのまちの課題点と考えることを、公開の場である議会で出し、それを議事録などの形で残せるということだと考えています。

自分が何らかの形で携わったことが形になるのを見ることができるのは、やはりありがたいことです。
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