鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

言葉の使い方

2010年04月22日 19時26分50秒 | Weblog
今日は午前中に総会資料作成をし、午後からは若松地区社会福祉協議会に出席していました。社会福祉協議会の会議の後には、携帯電話と子供たちの関係についての講演があり、それを聞いていました。話を聞けば聞くほど、問題が複雑に深くなっていることを実感しました。

夕方のニュースで、名古屋市長と名古屋市議が出演しているところを見ました。
このとき気になったことは、市長が「増税」という表現をしきりに使っていたことです。
10%減税を1年期限のものにすると市議会で議決があったことを受け、それに対する反論として、市長がそのような形では1年後には「増税」になるという表現を使っていたのですが、10%の減税のあとになるから見た目は「増税」という表現でも問題はないと思うのですが、実質は元の税率に戻るということですから、いわゆる増税と少しニュアンスが違うと思うのですがどうでしょうか。

また「増税」という表現について繰り返し使うことで、議会との対立構図を鮮明にしようとしているだけにも見えました。やはり減税を行うことに対して、行政改革でのコストカットをどれだけ行うのか、もし財源が不足することになった場合はどのような対応を考えているのかなど、テレビでの発言において、市長が話すことは必要だったのではないかと思いました。

また、統一地方選挙が1年後にあること、議員報酬については6月議会があることなどを挙げて、アナウンサーがそれまで待てないのかを聞いたことに対しても、市長は論理的な言葉というよりは感情的な言葉で答えたように聞こえました。
テレビ的な演出としては、相手の言葉にかぶせるように話すこともありなのでしょうが、政令指定都市の市長と市議の公開の場での話としてはどうなのかと思いました。

市民不在ということが言葉として出ていましたが、先日、このブログでご意見を頂いたなかにもありましたが、減税と行革がうまくいけばそれでいいのですが、もし行革がうまく進まず、減税分の財源の見通しが立たなくなったとき、市民としてどのように受け止め考え行動するのか、ということも含めての議論が必要なのかなと思います。
コメント
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