たこのパウルくん。

まさに、引っ張りだこですね。

「片方の水槽には電流が流れていて、入れたい方に誘導している」

「片方のエサは最初からニセモノで、人為的に動かしている」

などとイカサマ疑惑が出たりもしているみたいですが、何にしても何にしても、全ての勝敗を的中させたのは本当にすごいことですし、いろいろな話を巻き起こすというのは、それだけ話題になっている証拠ですよね。

世界中から様々な占いオファーが殺到しているようですし、マネジメントやスポンサーの話も数多くあるようですね。

「タコだし、偶然が重なってであろうことは分かっている。ただ、これを“面白い”と思えないようでは大人として失格で、お洒落でウイットに富んだ大人なら、みんなで楽しもうよ」

世間に流れる共通概念の軸はこんなところでしょうか。

この軸に、乗っかったり、巻き付いたり、巻き込まれたりする人が群がりながら、ムーブメントは大きくなるのでしょうね。

僕の主観をイノセントなまでに単刀直入に綴りますが、一連のムーブメント、実にくだらない。

もちろん、タコに罪はないし、偶然であったにしても、ここまでの結果が残るのはすごいことです。

ただ、それに乗っかって「これを面白いと思えないなんて、お洒落な大人じゃないよ」という風潮がくだらない。

これはどこかで感じたことがある胸くそ悪さだなと思ったら、一時期、くいだおれ太郎が各地に出向いて擬人法を駆使していた時に似ているなと気づきました。

「たかが人形のことだとはもちろん分かっていますよ。ただ、これを面白いと思えないとウイットに富んだお洒落な大人とは言えないですよ」

やかましいわ！！そんなもん、何にも面白ないんじゃ！！本当に面白いことは他にナンボでもあるわ、このアホ！！もとい、どアホ！！お前らが面白くなくて一生バカにされようが知ったことじゃないが、面白くない価値観を人に押しつけやがるな、このすっとこどっこい！！！

真っ当な正論で怒髪天、申し訳なくはありません。

いろいろ綴りましたが、一つだけ確実に予想できるのは、有事の際にも、僕はタコのパウルくん以上にふにゃふにゃなことくらいでしょうか。（的中率100％）

吼えるだけ吼えて、結局、Ｒ－18で墨煙にまく35歳。