大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

何が腹案だ,政府案だ―結局は現行案の蒸し返しじゃないか,貴重な時間を無駄にしてしまった

2010年04月28日 22時06分48秒 | Weblog

 最初にお断りしておきます。ここで云う「現行案」とは,沖縄普天間基地移設問題に関して,自民党政権時代の政府と米国との間で16年間協議した結果合意した普天間基地移設計画で,キャンプ・シュワブ(沖縄県名護市辺野古)の海岸にV字型に2本の滑走路を造ることを主体としたものです。
 それでは民主党政権下,総理・鳩山由紀夫が本日明らかにした「腹案」とはどんなものか。「現行案」の蒸し返しに過ぎません。工法が違う,もっと沖合だ,と云うだけのことですし,工法と云っても,数千本の杭を打ち込んでその上に滑走路を造る,と云うだけです。しかもこの杭打ち工法は,メガフロート工法と共に,「現行案」に辿り着く過程で,自民党政府と米国との間でとっくに検討済みのもので,コスト,テロ対策などの理由で捨てられた案です。
 昨年の衆院選での民主党・マニフェストでは,少なくとも県外への移設,と明記していたのではおりませんか。
 本日の「腹案」とやらでは,徳之島への海兵隊一部移転(約1千名)で,先のマニフェストの県外移設のお茶を濁そう,という姑息さです。
 昨年末までに「現行案」を実施に移していれば,もっと穏便に,スムーズに進んだはずではありませんか。
 米国との信頼関係をここまで損ない,日本国民,特に沖縄県民を愚弄することこの上ない鳩山由紀夫が勿体付けながら,ここまでこじらせたのはどういうつもりでしょうか。
 前のブログで,鳩山由紀夫は普天間基地移設問題を解決するつもりは当初からないのだ,と指摘しましたが,まさにその通りでしょう。これからの1ヶ月で纏まるかどうかが危ぶまれています。
 本日発売の週刊新潮には,『普天間移設を迷走させた「鳩山幸」夫人のインド人予言者』という見出しが躍っています。奇しくも私は,鳩山由紀夫のアキレス腱はその夫人だ。と半年前に書きました。
 恩人の妻を寝取って女房にした(こんな下品な表現は,これまで使ったことがありませんが事実のようです)鳩山由紀夫の正体は,このレベルだったのでしょう。アメリカ・スタンフォード大学のPh.D.を取得したとか云っていますが,これもママに億単位の寄付金をスタンフォード大学にして貰った結果かも知れません。つまり金で買ったPh.D.と云うわけです。名門スタンフォード大学だって億単位の寄付には転ぶのではありませんか。
 今の世の中,インド人予言者なんかの言葉を信じるのは愚かな鳩山由紀夫の女房レベルでしょうし,その女房の言葉に唯諾々と従うのは,北海道のバーのママとのスキャンダルで,女房に頭が上がらなくなった愚かな総理・鳩山由紀夫ぐらいのものでしょう。
 このインド人予言者の言葉というのは,「普天間基地移設問題は,こちらから何もしなくとも米国が折れてくるから放っておけ」と云うことだったようです。これは,ネット版msn産経ニュースで昨日読みました。
 ともかく,無節操,無責任の鳩山由紀夫と内閣を早く何とかしないと,日本は取り返しのつかない,後戻りできない破滅への道を転落しつつあります。