調子にのって

この間型紙から作った猫ちゃんが完成し調子づいた私はいつもなら１０日に一度ペースで人形を作っているが今回はまだやる気があるうちに次の型紙作成をすることにした次は何を作ろうか？友達がいうように「自分のオリジナルの物」・・・つまり人が今まで作ったことがないもので可愛い物・・・


周囲を見渡し思案している私の右前方でこの間いただいた招き猫が満面の笑顔で私に笑いかけているまるで「私を作って私を作って」と手を振っているようにも見えるそれでは招き猫ちゃんを作ってみようか？

初めはその猫ちゃんを何度も眺めながら図案を書き書き終わった時点で「完璧やん！」と自分ながらに絶賛した私だったがふと思った「この招き猫まんまるやん！この型紙では丸くならん！」・・・せっかく書いたのになんともショックだがしかしこのまま作ったらぺったんこの人形になるのは明らかでたぶん十中八九本物と比較したら似てないのは目に見えている
どうせ作るんなら似てる方がいいに決まっている


やはり面倒でも書き直さねばならぬ再度招き猫を見ながら立体になるように型紙を書き直した私であるだがしかしこれも書き直したからといって実際出来あがってみないとどうかもわからぬなにせ自分で初から型紙を作るのも立体的な物も初めての経験なのだ



なんとか型紙が出来あがりフェルトを裁断し作ってみる先に細かいパーツを縫い終わったまではよかったが問題の胴体を縫い終わるとなんともお腹の丸みを意識しすぎてちょうちんのような形になってしまった「あぁせっかく縫ったのに」・・・
初めから出来上がっている完璧な本の型紙ではない悲しい現実である仕方なく今まで縫ったところをほどきお腹の辺りを両サイド切り取ったそして再度縫い直してみた結果今度はなんとかよさげであるさすがに立体な分綿を入れるのも苦労したがなんとか形はうまく仕上がった

一番の難所は目と口である仮に目がいつものビーズだと位置的なことだけ配慮したらほぼ可愛くしあがるがこんな糸で口や目を似せて作るのは正直非常に難しいしかしなんともこれが何度やってもうまくいかんおまけにあんまり何度もやり直してこねこねしていると回りのフェルトの毛玉が白いフェルトに付いてしまい色が変わってしまうのだこれだから私はあんまり白いものを作るのは好きではない猫が白いんだから仕方ないが


ようやく出来上がり白いフェルトに付着した毛玉をガムテープで何度もとって完成した
しかし似てるような似てないような・・・微妙なとこであるおまけにお腹回りがもう少し大きくてもよかったかも・・・しかし自分でいうのもおかしなものだが型紙作りから仕上がりまで自分でやってここまで出来たんだから自分で自分をほめてあげるしかない