人形たちに癒されて♪(新)

フェルトで可愛い人形を作っています♪
私の作った人形たちが少しでも心を癒やす
お手伝いが出来たら幸いです。

骨折大惨劇1-(4)

2012-04-30 15:46:18 | お宝☆原稿
例えば山の頂上から夜景を見た時地上では単なる信号機やビルの照明・・・橋や道路などのあらゆる明かりもなんと華やかに見えるものであるその時の光景がまさにその夜景を見たのと同じで信号機や街灯の明かりがに照らされてキラキラ輝いて幻想的でかつ神秘的に浮き出されていたのであるなんとも「ベールに包まれたような・・・」という表現がピッタリであるだからなかなか現実と結びつかず「このままもしかしたら信号が青に変わらないかもしれない」なんて思えたくらいである

しかし現実には時が経てば信号だって青に変わるに違いないだってそうなればいつかはこっちにやってくるのだよく事故のニュースで「で転倒した直後後続の車に引かれて死亡」なんて話を聞いたことがあるがそんな事にもなりかねないましてやただでさえ暗いのにこんなで視界の悪い中、黒っぽいカッパを着て地面に寝ていては誰も気づくはずがない・・・あぁ信号が青に変わりが走り出したではないか

思わず両目をぎゅっとつむり
「あぁ神様仏様
どうか私をお助けください」
そう祈ったのであるしかし・・・


固くつぶった目をうっすら開けてみると・・・なんと走ってきた車は私をうまい具合に避けてカーブを描きながら走り去っていくではないかなんとも予想外な光景に喜ぶべきか悲しむべきか・・・暗くても寝ていてもその姿は見えているようだ

信号で停まっていた一連の車が行ってしまってしばらくするとなにやら走ってきた1台のが道の左方に停まったそして二人の男性がこっちに向かって走ってくるそしてそして・・・「大丈夫?端まで運ぶからね」と男性の1人が言った捨てる神あらば拾う神ありである神は我を見放さずにいてくれたようである

しかしである雨に濡れてくちゃくちゃのぼろ雑巾に成り果てた私の脇と足を一人ずつが持ち運ぼうとしたその瞬間足に激痛が・・・人生長いこと生きているがこんな痛みはお目にかかったことがない私は余りの痛さに「頼むからここにおいといて!」と思わず叫んでいた

向こうも親切にも助けにきて「ここにおいといて」と文句言われておいとけるはずもないのだ「ちょっと我慢して」といい歩道まで運び「救急車を呼んだからもうちょっとの辛抱だから」と声をかけてくれたのだ

男性たちがそういい終わるか終わらないうちにはるか向こうで救急車のサイレンの音救急車のあまりの速さに感動している中、男性二人は救急隊員に事情を伝えて「後はお願いします」と正義の味方のように自らの名前も告げずかっこよく去って行ったのである私といえば命の恩人とも言えるその人たちに「ありがとう」の一言も言わずただ仏頂面をしていただけであったなんとも今にして思えども情けないことである・・・

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骨折大惨劇1-(3)

2012-04-28 06:07:32 | お宝☆原稿
そういえばもうだいぶ昔の事になるが過去にも「骨折」を経験したことがある今回のような自然に治っていくような軽いものではなく大腿骨を骨折するという大惨事で長期の入院までしたのである

正直言って私は昔からはあまり好きではないしかし妙なものでそんな人に限って結構のお世話になる事が多いものであるもって生まれた性分なのか昔から怪我が耐えず救急車も何度乗らせていただいたことか・・・そんなこんなをここで1つ1つお話したいとこであるがいつになってもこの「~骨折大惨劇~」の話は終わりそうにないのでその話はまたの機会にさせていただくとして今回は「骨折」の話に絞って書いてみたいと思うのである


・・・・・・・・・・・・・
あれは忘れもしない暮れも押し迫った師走のある日・・・それもよりにもよってクリスマスイブの夜にであるその当時独身でまだうら若き乙女の私に余りに酷な仕打ちであるその日は朝から、当時バイク通勤をしていた私はその日もカッパを着込みバイトを終え家路を急いでいたのだ
の日はメットのひさしに容赦なく雨が当たり視界が悪い上にせっかくのメークも髪もずぶぬれでくしゃくしゃになるカッパの脱ぎ着も含めてだがどこかに寄り道するにしてもやっかいなので出来るだけの日はまっすぐ帰るようにしているだから当然、メークが落ちようが髪がずぶぬれになろうが気にする事もなく見通しが余計に悪いメットのひさしはオープンにしてに打たれて走るのだ

しかし

今にして思えばおかしな話だがその日は何故かメットのひさしは下ろしたままであった
当然メットにが当たり視界は遮られ見通しは悪くなる


それでも自分ではちゃんと見ていたつもりだったのだが・・・しかし実際は見えてなかったのだろう信号を左折し国道に出てまもなく私の目の前に一台のが現れたのであるそれも気がついた時にはもうすでに目の前まで迫っておりブレーキをかけることも進路を変えることすらも出来なかったのであるそれも寄りにもよって路上に停まっていたに突っ込んだのである・・・なんとも情けない話である

ぶつかった瞬間確かに衝撃はあったがその後はどんな状態でそうなったのか一瞬の事で記憶は定かではない・・しかし気がついたら地面に寝ていたのは覚えている自分がただ地面にうつぶせで横になってるだけのような感じにしか思えなかったのであるどこが痛いとかもなく故に当然危機感もなく事故をしたという感覚もなかったのだ「自分がもしかして怪我をしているのでは」ということよりもぶつかった車の方が妙に気になったのである

「もしかしてあの車の持ち主がごっつい顔の
やーさんだったらどうしよう
「わいの大事な車どないしてくれんねん」とがんをつけられ「新車を買って返さんかいこのおとしまえどうつけてくれんねん」なんて
怒鳴り込んできたら・・・


そんな状態の中そんな事を呑気にも私は考えていたのであるしかし・・・時間がだんだん経過してくるとしだいに回りの状況も見え始めてくるどうも自分は3車線もあろうかという国道の真ん中に寝ているみたいなのだどうやら車にぶつかって身体だけ道の真ん中にぶっとんだらしいのだでぼやけてネオンのように浮かぶ光景をじっと見てみるとどうやらそれは赤になった信号機のようだ・・・

「今は信号は赤だけどあれが青になったらあそこに停まっている5・6台の車がこっちに走ってくるんだろうなぁ」・・・とそれでも呑気に
そう考えていた私であった




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骨折大惨劇1-(2)

2012-04-27 05:00:18 | お宝☆原稿
結局時間が過ぎても痛みは一向に治る気配すらなかったもう恥ずかしいとかそんな事を言っている場合ではないのだ最終的には隣の奥さんに事の一部始終を告げてに乗せてもらう事となったのである・・・

までの道のりはそんなに遠い距離ではなかったもちろん普通の健康な時なら何のへんてつもない普通の道であるしかし今の私にとってはどんなにか遠く長く苦しい道のりであったのだほんの少しの凸凹も響いて痛いのであるどうにかこうにかにたどり着いた時には顔が苦痛でゆがんでいたくらいであった


の先生に肩を打った経緯を告げるとそれまで黙って聞いていた先生はふむふむとうなづき「これは痛い?」と突然ぐっと私の手を上に動かしたのだ突然ふいをつかれた私はあまりの痛さに悲鳴をあげたそしてまたもしつこく手を触ろうとする先生に自由の効く右手で先生の腕を力任せにつかんだのだ患者に腕を捕まれ先生もびっくりしたであろうが私もこれ以上痛い思いはごめんである痛いのを我慢できないからどうにかしてもらいたいためににきているのであるもう少し患者の気持ちも考えてほしいものである


レントゲンの結果はなんと・・・
「肩甲骨が折れている」ということだったまさか・・やはり脳裏にかすめた悪い予感は当たっていたのだ打ち身や打撲と思い時間の経過と共に痛みが和らぐと信じてあのままに待ってなくてよかったではないか


思いもしない「骨折」の結果に当の私もびっくりしたが三角布で手を覆われ診察室から出てきた私を一目見た隣の奥さんはもっとびっくりしたことであろうたぶん私同様まさか骨が折れているなんて想像もしてなかったと思うのだほんにお騒がせの隣人である・・・帰宅した私は階段の下で飛び散ったままの茶殻とひっく返ったままのひびの入った急須・・・そして湯飲みを片付けたほんにあの時はあまりの痛みでそれどころではなかったのだ・・・そして旦那に電話をいれることにした勿論完全に出るはずのないではなく旦那の勤務先にである別に報告なら帰ってからでもよさそうなもんだがどうしても早く帰宅してもらう必要があったからである

旦那が電話口に出るとまずは今日の出来事を手短かに話した内容も告げず「早く帰宅しろ」では当の本人も訳がわからないであろう「骨折」の言葉に少々驚きの旦那に

「骨折自体はそんなおおげさなもんではなく自然に骨もくっつくらしいが寝ている間に手を動かすおそれがあるからしばらくは寝る前に包帯で固定しないといけないらしい起きて待ってるからなるべく早く帰ってきてほしい」そう早口でそそくさとしゃべり私は電話を切ったのである

うちの旦那は仕事柄帰宅はいつも深夜に近いいつもなら旦那の帰宅より先に布団に入るのだが今夜ばかりはそういう訳にもいかぬいつ帰るやとも知れぬ旦那を起きて待ってなくてはならぬ旦那もいつもなら暗く寂しい誰も待ってなんかいない部屋に帰ってくるのにこんな時くらいしか嫁が起きて待っていないとは本当に皮肉なもんである
ありがたきかな(?)その日はいつもより早く帰宅していただいた事には感謝するが帰ってきた旦那曰く・・・

「俺も長いこと生きているが自分の家の階段から落ちて骨を折る人間なんて始めてみた」とぼそり・・私も何も好き好んで自宅の階段から落ちて骨を折った訳ではあるまいし大きなお世話であるほんに「口は災いの元」である私は帰ってきた旦那にさっそく湿布を貼ってもらいすぐさま布団に潜りこんだのである旦那も思いも寄らぬ展開にさぞかし目が点になっていたことであろう


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骨折大惨劇1ー(1)

2012-04-26 07:10:45 | お宝☆原稿

原稿(1)
~骨折大惨劇



あぁ・・・情けないっ情けない生まれてこの方二階建てのに憧れついに3年前に念願の新居を建てた我が家その3年という明らかに住み慣れていたはずのの階段からおろかにも私は転げ落ちたのだこれは思いもよらぬ事態であった

その日、2階で書き物をしていた私は「熱いお茶が飲みたい」と思い立ち左手に湯飲みを・・右手に急須を持ち階段を降り始めたのだしかしである・・・思いもしない事態が起こってしまった後三段で階段を降りきるという時点で足を滑らしてしまったのだ漫画のような話だが一瞬身体が宙を舞いその瞬間急須と湯のみも同じくして宙を舞い階段の下に落下したそして背中のちょうど左肩あたりを階段の角で思いっきり強打したのだ

と同時に急須の中の茶殻と湯飲みに残っていた少しの液体はあたり一面飛び散った無残にもその散らばった茶殻と残りの液体でべたべたになった階段の下で私は余りの痛みにうめいたのだ

時刻は昼の2時頃だったか・・・子どもが帰ってくるにはまだ早い時間であるとするとこの状態でこのままじっとしていても誰も帰ってくる訳もなく助けてもくれぬ打ち身や打撲なら時間と共に痛みも多少和らいでくるであろうがこんな階下ではいつくばって痛みの和らぐのをじっと待っていても仕方ないではないかどうにかして居間まで行き横になるのが得策であろう

しかし・・・しかしだ
それにしても痛いのだ何とかかんとか居間に行き着けたのはいいが横になろうにも
身体を動かし体勢を変えることすら
痛いではないか
「まさかまさか骨が折れてるってことは・・しかしたかが自宅の階段から落ちたくらいで・・ははっまさか


しばらくあれこれ考えながら時間と共に少しづつ痛みが和らいでくるという微かな期待を抱いて待ってていた私であったがいつまでたっても痛みが和らぐ気配もなさそうである仕方なく出来るだけ振動を起こさないように状態を起こしに手を伸ばしたそして旦那のにプッシュしたのだ


しかしである休憩中であるにもかかわらず何度鳴らしても出ないではないか

そういえば旦那は昔から肝心な時には出ない人間だったのだ私から言わせれば肝心な時に連絡がつかないようではを持っている意味がないと思うのだがいつもこんな調子であるいつだったか「仕事場の近くにきたから」と連絡を入れた事があったがその時も勿論連絡はつかず仕方なく帰宅した私であったが結果その連絡が繋がったのは夜中になってからであったのだ夜中に「電話した?何やった?」といわれても全くもって意味がない・・・

「あぁ、そんな旦那に期待した
私が甘かったのだ


私は旦那へのアクセスをあきらめたしかしこれはどうにかしてに行き診てもらわないと治りそうもないどうしようか?こんな状態ではに乗れそうにないし隣の奥さんに恥を忍んできてもらおうか?しかし何とも恥ずかしいではないかよりにもよって自宅の階段から落ちただなんてこれは洒落の1つにもならない

しばらくの間「恥を取るか・・・痛みを取るか・・・」で私の中で葛藤があったのは言うまでもない

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お宝☆原稿公開!

2012-04-25 06:59:01 | お宝☆原稿

この間「だらだら虫参上・裏話」の記事を書かせていただいた時に押入れの奥からひっぱりだした「参考資料」と一緒に昔書き溜めた原稿が山のように出てきたその原稿を手に取ってみてみると確かにそんな原稿を書いた記憶はあったがこんな大切に今の今まで保管してあったとは全く覚えてなかった誰がというより当の私が一番びっくりしたというか・・・なんか押入れの中から大判小判でもみつけたような・・・はたまた小さい頃に隠したタイムカプセルが出てきたような・・・そんなすごい感動の一瞬であった


「よくもまぁこんな物を丁重に保存してあったものだ」と自分ながらに感動する反面「これは並べて記念撮影しなくては」と思い早速シャッターを切らせていただいた袋に入れてあったせいか昔の原型を留めているではないか

※~書き上げたままの原稿

※~応募して帰宅した原稿

しかし見れば見るほど懐かしいというか・・・嬉しいというか・・・この間の話ではないがいつ何時何が必要になるかわからないものである「やっぱり何でもすぐ捨ててしまうのは簡単だがある意味その時は単なるメモ書きに過ぎなくても後々貴重な宝物になるやも知れぬ「書き記した物は何でもすぐ処分せずに大切にしまっておくべきだな」ということを身をもって実感したのである

しかし自分で言うのもなんだがこの原稿の山を見ていると「私もあの本の出版以降多少の努力をしたのだな」と安心したというかその努力の証という物が見つかって内心ちょっとほっとしている結局12年前に過去の栄光の出版をして以来次の出版も何1つしてない私からしてみれば「何をやっていたのだ」と責められた所でなんとも返す言葉すらなかったのである今ならちょっと大きな顔をして言えるではないか

どやっこの努力の賜物を見ろ
これが努力した証(あかし)であるぞ
~なんてね


それは冗談だが・・・今思い出してみるとあの当時調子に乗って「懸賞の本」を何回か購入し私でも書けそうな公募をみつけては記事を書いていくつか送っていたんであった・・・押入れから出てきた原稿の中にはそんな訳で応募し悲しくも落選し帰宅した原稿もあれば書くだけ書いてそのまま眠っていた原稿もあるのだ

私もその当時どんな内容で原稿を書いて送っていたのかさえ12年たった今でははっきり覚えてない懐かしさ半分興味半分びっくり半分である・・・せっかく書いた原稿たちが押入れの中で眠ったままでは何だか悲しいので全て載せるには無理があるがここにいくつか紹介したいと思ってますなお原稿を書いた日付が記載されていないので掲載は順不同になるがその点ご了承いただけるとありがたいものである

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