人形たちに癒されて♪(新)

フェルトで可愛い人形を作っています♪
私の作った人形たちが少しでも心を癒やす
お手伝いが出来たら幸いです。

Hospital☆Life(ヘルニア編)3

2012-06-16 10:22:25 | Hospital☆Life
仮に「寝れない日」が後何日とわかっているものなら我慢もできようがいつよくなるのかいつ寝れるのかさえ全くわからない状態で万が一もっと悪化する可能性もあるではないか私はもはや危機感さえ覚え始めは何度か横になる努力も試みたがもう横になって寝るのもあきらめてしまった


このまま寝ない状態が続くと身が
持たないもう寝ないのも限界であり2階から毛布を持ってきてソファに座って寝ることにしたのである


とは言ってもいくら座って寝るにしてもそう簡単に寝れる訳でもない身体も正直であり睡眠が足らない身体は時間の経過と共に頭がぼーっとなり自然と睡魔がやってくるのだしかしうとうとしてこっくりこっくりし始め首をちょっとでも動かそうものなら激痛が走りその痛みで目が覚めてしまうのであるそれでも今の私にはたとえ5分でも寝れたら幸せと思うほかはない深夜暗闇の中誰にも気づかれずソファに座る姿はまるでお化けのようである



もう一刻の猶予もなくこのまま何もせずこれ以上寝れない日を過ごすことも限界でもあるしかしの先生の言うようにいつ効いてくるのかさえわからぬリハビリに通う悠長な時間さえもう私にはなかったほんとにこれ以上寝れなかったらもう耐えられない状態まできていたのだ回りの何人かの人にも話を聞いてみたりしたがやはり「長期に渡って治療を受けていてもなかなかすぐには・・・」という話ばかりで仕方なくわらをもつかむ思いで違うに助けを求めたのであった幸運にもそのの薬が合ったのかリハビリも通うことなく簡単に治ってしまったのであるが後になってはあの寝たくても寝れない激痛に悩まされた日々は何だったかと思う私であるこんなことならもっと早くをかえたらよかったではないか

人からは「45超えたら急にくるよ」なんて話をよく聞くがあれもほんとの事らしいいつまでも若くないのだと身を以って実感した私である情けない話だが若い時の様にはだんだん無理も効かなくなってきている最近少し無理をするとてきめんに背中から首の筋が痛くなってそれに伴って頭痛が起こるようになってきたのだそれに昔なら1日・2日寝なくても平気であったのに寝ないと身体がもたないばかりか年々疲れもとれなくなってなってきている


やはり自分の歳を甘く見ずできる範囲で
動くのがよろしかろうもう二度とあんな辛い思いは御免である



~おしまい







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Hospital☆Life(ヘルニア編)2

2012-06-15 23:01:27 | Hospital☆Life
そんなこんなでそれからも「自分だけは大丈夫」とたかをくくってやってきた私であったがいつだったかそんなある日首から肩にかけて異変に気づいたのであるどう言っていいのか例えるなら「強度の寝違い」と言うのか首を左右に動かすだけで痛いのであるそれでも「きっと寝違いに違いない」「昨日忙しかったから少々無理をし過ぎて筋肉痛なのかも」程度にしか思っておらずに行こうなんてこれっぽっちも思ってなかったのであるましてや多少痛みがあっても現実問題毎日荷物は入ってくる訳であり自分の肩を労わるどころか当たり前に仕事をしていたのだしかしそれがだんだん痛みを増しなんとも我慢できない状態になりその時初めてに行くことにしたのであった


しかしである自分の予想に反しての先生の診断結果は「椎間板ヘルニア」というなんとも難しい病名であったのだ

今までそんな病気になったこともなくどんな症状かさえ分からぬただただ奇妙な病名に全くびっくりというほかはない先生がいうには「それは簡単に治るものではなく何度かリハビリに通うしか方法はない」というのだが・・・よくお年寄りが毎日腰痛や肩こりでリハビリにきている姿はでお見受けするが今日明日通ったからとてすぐ良くなるものでないことくらい素人でもわかるそれに今まで私もリハビリに通った経験はあるがあまり期待するような結果は得たことがない単に温めたりすることで少しでも痛みを和らげるだけのことなのだそれに現実問題そんな毎日リハビリに通うのも無理があるそれでもすごく期待できる希望があるものなら少々無理をしてでもとも思うがそれもあまり期待もできないようなものに気の遠くなるようなリハビリに通うのもどうかと思うのだ私はリハビリに通うために時間待ちをしている患者さんを横目で見ながらその日はを後にしたのであった


ところがである

そのうち日に日に私の症状は悪くなりことさらにそんな長期にわたってリハビリに通う状態ではなくなってきたのである痛みは首を微かに動かすだけでも激痛が走るくらいになってきたのだおまけに身体を動かさないように横になろうと試みたが横になろうにもその動作さえ激痛が走るのである


横にもなれず座っていてもちょっと首を動かすだけで激痛が走り当然動くことなんてとんでもないこれにはほとほと困ってしまった横になれないということはつまり寝ることもできなくなってきたのだ
今までは1日、2日寝ずとも全然平気な私であったのだが寝れないということがこんなに辛いとはまさに身をもって実感した私であったよくの刑事物のドラマで容疑者が何日も眠らせてもらえず拷問を受けるシーンがあるがまさにあんな感じか?自分が仮に無実であってもこれ以上耐えられず「早く楽になりたい」と口を割ってしまう気持ちが今ならよくわかる


「私がやりましたどうかもう勘弁してください」てなもんである
しかし・・・


普通身体の調子が悪ければ誰しも布団に横になって休養するものだが今の私にはたとえ刑事さんに許しを得ても痛みから解放されず眠る自由さえ許してもらえないのだ日に日に激痛はひどくなるばかりでどうしていいのかさえわからず途方に暮れてしまったのである


















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Hospital☆Life(ヘルニア編)1

2012-06-14 15:17:21 | Hospital☆Life
私はもう何年も接客のお仕事をさせていただいているが勤務時間が深夜ということもありほとんどの人は「夜中はお客こないから楽だろう」というがしかしそれはとんでもない話である確かに昼間のようにレジにお客さんが長蛇の列をなすということはほとんどないが夜は接客にのみならずしなくてはならぬことは山ほどあるのだただお客さんがレジにやってくるのを全く動かず待っている訳ではなく少しでも空いた時間にその日に入ってきた荷物を店内に全て並べなくてはならないのである人の仕事は何でも楽そうに見えるが実際やってみないとわからないとはまさにこの事であり暇どころか朝まであっという間と言う日も多いのだ

今でこそだいぶ物量も少なくなったが昔は自分の背丈ほどあるような荷物がその日の人員が多かろうが少なかろうが関係なく山ほど入ってきたのだそれを限られた人数で限られた時間内でこなさなくてはならずまさに時間との戦いで必死で汗をかくほどに走りまわるのであるしかもその入ってくる荷物であるが運送屋さんの積み込みのおじさんも何とも意地悪で荷物が軽かろうが重たかろうが上下関係なく積み上げられて入ってくるのだ


最悪ひどいのは自分の背丈ほどの高さの荷物の
一番上に砂糖1k20袋入りだとか味噌1k10袋入りや醤油1ℓ20本入りだとか容赦なく載っていたりするのである




とすると荷物を出そうと思えば当然一番にその重たき物を降ろさなくては事は始まらずましてや背丈ほどの物を降ろそうと思えば安定が悪い脚立に乗って降ろさなくてはならず脚立に乗ったままのアンバランスの格好で降ろすはめになるのである勿論そんな体勢でずっしり重い物を持てば持った直後に重みがずっしり腰にかかりあまりの重さに腰を悪くするか品物を落とし壊すかになりかねないのである積み込みのおじさんも一番上にそんな物があったら降ろす人が困ることくらいわかりそうなものだが・・・ましてや当の本人だって一番上に載せるのだってたいへんだろうと思うのだが・・・何もわざわざあえてそんな高い一番上に一番重い荷物を積みあげなくてもいいのではないか・・・と思うのであるしかし誰ともわからぬ積み込みのおじさんにここで文句を言ってても仕方がないので結局は降ろすはめになってしまうのだが・・・


ところで・・・私は自慢じゃないが生まれてこの方全く肩こりに悩まされたことがなかった回りには若い人でも結構肩こりに悩んでるという話はよく聞くが私自身肩こりがどんな痛みなのか全く知らなかったのである

おまけに良いか悪いか「健康優良児」であり仮に熱があろうと仕事に出てきて動くといつの間にか熱も飛んでしまうというくらいであったのだだからそれこそさっきの話ではないが全く腰痛も肩こりも無関係の元気いっぱいな私にはどんな高いところであろうがどんなに重いものであろうが関係なしに男顔負けで脚立にまたがり荷物を降ろし出していたのである












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Hospital☆Life(新聞配達編)3

2012-06-12 17:02:18 | Hospital☆Life
寝ている間の事で全く記憶がなくただの推測に過ぎないのだがたぶんバイクが停止するまでにコンクリートの壁に沿ってある程度走ったのではあるまいかそれでバイクとコンクリートの間に挟まれつつ足のお肉もすれてしまったのではないだろうか?万が一その推測が正しいとすればなんともその間全く気づかず爆睡してる私はすごいではないか・・・そういえば同じ新聞配達をしている友人も同じように居眠り運転で事故をしたと聞いたことがあるその人は私よりもっと悲惨で怪我も然ることながら目が覚めたらの病室だったらしいのだ私同様寝てるうちに事は済んでいるのだから痛み知らずで幸運だったというべきだろうか?

しかし今はそんな事で関心している場合ではない私はまだ眠っているだろうだんなをたたき起こし眠気まなこで降りてきただんなに「バイクで事故ったんやけどかすり傷やと思ってたら今見たら足の肉がなくてさ」と今起こった一部始終を説明したのだだんなもたたき起こされた上に突然「肉がない」といわれてさぞやびっくりした事であろう

しかし私とすればそんなことよりも頭の中はすでに「あぁまたに行かなくてはならぬのか?というともしかしてまた麻酔を打つはめに」という思いでいっぱいであったのだそしてしずしずとこう聞いたのだった

「やっぱり病院にいかないと
あかんよなぁ?」と・・・


それを聞いて半ばあきれた顔でだんなは「そんなんほっておいたら足が腐ってしまうわ」とつぶやくように答えたのだしかたなくご近所で看護婦をしてなさる友だちに連絡しきてもらいそしてわざわざ病院に送ってもらうことになったのだ

病院について先生に見せると当たり前のように麻酔を打ち縫うはめになるのだがいくら一瞬の事とは言え度胸をすえて麻酔にいどんでも注射器が足の近くまで迫るとやはり怖いのだ何度となく拒否し続けた挙句に当直の医師はついにぶち切れ・・・

「やるのか!やらないのか!
嫌ならもう帰りなさい」と叫んだのだ


私はそのまま帰る訳にもいかず我慢して麻酔を受けたのであったそのすったもんだの雄たけびは外まで聞こえていたらしく全部友達にきかれていたようだが恥ずかしいもくそも注射器の前ではもうどうでもいいのである・・・結局足のお肉は45度くらいそげていたようで・・・要は丸いを8等分に切った分肉がなかったのである当然縫うにしても縫う肉がそこにはなく奥から順に引き寄せて縫ったようで全部で50針近く縫ったと先生は終了した時点で私に教えてくれたのであるそしてまたもや自宅療養で松葉杖生活をおくる羽目になってしまった結局バイクは壊れてなかったのだが仕事を休むことになって新聞屋さんに報告しない訳にはいかなかったのである

新聞配達はその事故を最後に辞めてしまったもうバイクの事故を連続して2度も経験し今度は3度目の正直で「今度こそ死んでしまうのでは」と思ったからであるまだまだ私も死にたくないのだもうあの事故からかれこれ10年くらいたつが未だに神経に当たると痛みがあるのであるもうバイクには二度と乗りたくないと思う私である


~おしまい

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Hospital☆Life(新聞配達編)2

2012-06-11 03:39:13 | Hospital☆Life
ギアがトップに入っている事に気づいたのはまさにバイクがギアを入れた直後に妙な動きをした時であったのだ「しまったトップに入ってたんだ」と思ったが何事も後の祭りである私の身体はそのまま宙を舞い地面に思い切り激突しバイクはそのままバランスを崩し橋のたもとの後少しずれていたら川に落ちるすれすれの状態で停まったのであったなんとも「弁慶の泣き所」である向こう脛を強打し余りの痛さにしばらく動けぬ私であった

しばらくして少し痛みもおさまった時点で事の状況を確認したがバイクは頭から橋の際の溝にはまった状態でただでさえ重たいバイクを起こせる状態ではなく元よりバイクが動くのかさえわからぬ状態で仕方なく新聞店にをした私であった新聞屋の店主はわざわざバイクできてくださり救急車まで呼んでくださった私としたらバイクと新聞屋の店主を残したまま救急車に乗り込み病院に運ばれたのであったまたまた救急車に乗る羽目になってしまうとは思っても見なかった私である

単なるかすり傷と思っていたのだが思ったより傷はぱっくり開いているようで病院につくと何ともまた恐怖の注射をされなんと8針も縫うはめになったのであるそして入院こそしなくてよかったが予想もしない松葉杖をまた使用するはめになりしばらくの中で自由の効かぬ松葉杖生活となってしまうのである回りの人間はなんと言葉をかけたらいいのかわからず「いつもバタバタ忙しくしているからたまの休養だと思ったらいいよ」と言ってくれたが思うように動けないというのはなんとも苦痛でしかないのだそれは7月の暑い盛りの事故であったのだった

その8針縫った事故がまだ皆の記憶から覚めないくらいの2ヶ月後の9月のある日今度は走行中の居眠りで事故が起こってしまうのである新聞を配り終え帰路に向かう細い山道で突然眠気はやってきたようである本人は寝てる状態のことでありどういう経路でバイクが走ったのかは定かではないがバイクが右側のコンクリートの壁にぶつかり溝にはまり止ったところで目が覚めたのであるその瞬間私の頭をよぎったのは・・・


「あぁっこの間事故ったばっかりなのにまた事故ってしまった新聞屋にするの嫌だなぁなんて言おう」である

まだこの間迷惑をかけたばかりなのにまたまた事故ったなんて情けなくていえないではないかとりあえずバイクを道路まで引っぱり出したのだが幸いひどい怪我もしてないようだしバイクも壊れてなくエンジンもかかるようであるもしかしたらもかけなくて済みそうであるそれに私はこんな山道で呑気に構えている場合ではないのだ今日は学校で朝の7時から奉仕作業があったのであるこんなところで悩んでいる時間などないのだ私は右足で思い切りエンジンをかけ・・・


「少々すりむいただけなのに
その割には痛いなぁ


と多少思ったが別に気に留めるでもなく家に向かって走ったのであるそしてに到着し玄関に入った時点で「まさかひどい事ないよなぁ」と思いながらズボンをめくった私であるがズボンをめくって唖然としてしまったかすり傷どころの騒ぎでも奉仕作業どころの騒ぎでもない・・・なんとも足の肉がなかったのである

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