たまに私よりまだ随分若いのにあまり身を構わない人を見かける事があるが

そんな人をみると自分みたいに後悔してほしくなくてついつい・・・

「今しかないんだからもっと身を構ったら?
お洒落
しなよ!

」
といらん一言を言ってしまうのだ

なかなか自分もそうだが誰でも何につけその時は気づかず後になって後悔することの方が多いのかもしれないが・・・



この間常連のお客さんで同じような年代の女性に「化粧とか少し変えてみるだけでも全然変わりますよね
」と言ったところ「あなたは顔の大半目やん!
作り自体違うのに私はムリだわ
」と言われたのだが・・・
その人は「目が大きい
」と言いたかったのだろうがそんな「顔の大半目やん

」と表現されると妖怪の一つ目小僧

を想像し喜んでいいのか
悲しんでいいのか
複雑な思いであった

「大半目って
私の顔っていったいどんな顔なん?

」と一瞬その言葉にひるんでしまったのである

でも「作りがいい人」が必ずしも綺麗
だとは私は思わない

サロンのお姉さんだって目が小さいのを努力でカバーしてるのである

自分の努力で限りなく変われると思う
いくつになっても女性は女を捨ててしまったら駄目である

・・
・・・
・・・
・・・
・・
いつだったか江角マキコさんが
「チークをポンポンメーク
にすると可愛い

」とコマーシャル
をしていたのを見て私もポンポンメーク
に変えて見たところ店の常連の綺麗
なお姉さんに「メーク変えた?すごく若くなった
」とほめていただいてすごく嬉しかったことがある

髪を変えた時も何人かに「ヘアー変えたの?
」ってご指摘いただいたり・・・
人っていい事にしろ悪い事にしろ見てないようで結構見てるもんである

私も絶対とは言えないが「人に常に見られてる」という事を意識
してなるべく背筋を伸ばして歩くようにしているのである

「見られてるという意識

が
女性を美しく
する」と私は思うのだ


だんなも男物のやぼったい服
を着てお洒落
の「お」の字もなかった私がいい歳にして変わり果てたことに「若い格好やなぁ

」といいながら苦笑いを浮かべているが内心は不思議に思っているだろう

しかしいい風に変われたのだから文句もあるまい

やぼったい昔の私の写真
を見て息子からも「全然違うやん!お母さん変わりすぎ

」とブーイングを言われ
息子としては何気なく言った言葉だろうが私としては感動するくらい嬉しかったのであった

考え方に寄っては普通の女性のように若い時分にお洒落
の全盛期

を迎えだんだん歳と共に体型も崩れお洒落
に興味がなくなるよりも歳をとっても綺麗
を意識していられる私の方が幸せかも

・・かも

このまま身をかばい続けていられてお婆さんになっても「あの人いつも小綺麗
にしてるよね
」と言われたい私である

~おしまい
~





「今しかないんだからもっと身を構ったら?
お洒落





といらん一言を言ってしまうのだ







この間常連のお客さんで同じような年代の女性に「化粧とか少し変えてみるだけでも全然変わりますよね










































・・








いつだったか江角マキコさんが
















人っていい事にしろ悪い事にしろ見てないようで結構見てるもんである











女性を美しく





だんなも男物のやぼったい服









































~おしまい

