人形たちに癒されて♪(新)

フェルトで可愛い人形を作っています♪
私の作った人形たちが少しでも心を癒やす
お手伝いが出来たら幸いです。

飲みには自転車で♪(2)

2012-06-30 05:43:32 | Daily News(2012年)
息子に夕飯の準備をした私はルンルン気分で身支度をし7時半頃だったかを出たのである階下まで降りると倉庫から自転車を出し通りに出るとさっそうと自転車で走り出すはずであったが・・・思っていた以上に自転車が高かったなんとも足が地面に付かないのである「乗る時は男みたいにまたいで乗らなくてはいけないな」とは思っていたがまさか自転車の足がとどかないなんてこれっぽっちも考えてなかったよく考えれば息子は身長が私とは20センチほど違うのであるあの人たちが普通に乗れる自転車なら足がとどかないのは当たり前のことではないかしかしせっかくルンルン気分で出てきたのに自転車が高いくらいで帰るのもなんとも悔しい

昔を思い出してジーコジーコとベダルを踏んで勢いつけてまたいでみればなんとか走れそうであるいつもはばかりの生活たまには風を切って走るのも気持ちいいではないか私はさっそうと走り出しそのまま何もなく店に到着する予定であったのだしかし予定はあくまで予定であるしばらく走って行くと幸か不幸か前方に信号が・・・しかも赤であるまずい停まらなくてはならないではないか


「左のあの高くなっているコンクリートに足をかければなんとか停まれるだろう」と思いながらその目的のコンクリート向かって走った私であったが自分が思い描いていた「コンクリートに足をかけて停まる」という想像より
はるかに自転車は高かったコンクリートに向かって足を伸ばしてみたが足はなかなか着かないそのまま左に体重をかけたまま自転車ごとこけるしかなかったのだ


時刻はまだ夕食時でまだまだ時間は早い何台もの車が信号待ちをしみんながこっちを見ている様でなんとも恥ずかしいではないか何も無かったように平然と起き上がったもののこけてすりむいたあちこちがひりひり痛いましてやそんな時に限って信号の長いことといったらないのだ早くその場に居合わせた人たちから逃げ出したく内心「早く信号変わってくれ」と祈りたい私であった信号が変わると同時に痛いのを我慢し何食わぬ顔で自転車を引きそのまま飲みに行ったのだ

店に到着し初めは飲んでる間もひりひりひりひり痛かったのだがいつの間にか痛みもなくなってきたようで「せっかく来たのに早く帰るのはつまらないではないか」と結局2時間程で帰る予定がはしごまでしてしまい帰宅したのは夜中の1時くらいであった次の朝息子に「昨日あんたの自転車が高すぎてこけてしまってさ」と傷をみせたところ「お母さんが足が短いだけやん」といわれ返す言葉もなかった


「別に私の足が短い訳ではない
あんたがでかいだけなのだ」と
反論したいところだがこけたのは息子の自転車のせいではない



息子も自転車まで貸して文句をいわれたのではたまったもんではあるまいそれから2・3日は傷口がお風呂で染みて散々な思いをした私であったがだんだん傷も治ってくる頃にはこけた痛みなんて全く忘れて「また自転車で飲みにいこう」と懲りずに考えている私である

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飲みには自転車で♪(1)

2012-06-29 17:11:08 | Daily News(2012年)
お店に毎日のように買い物にみえるご夫婦が一品料理屋をしていると前々から話を聞いて知ってはいたのだが一度お邪魔したいと思っても行くとどうしてもお酒を飲みたい私は帰りのことを考えると今までなかなか行く機会がなかった代行やタクシーを利用すれば行けないこともないがなんとも欲どしい私は「そんなものにお金をかけるのであればその分余分に飲みたいぞ」と思ってしまいそれこそなかなか行けなかったのである
そうは言っても私もいい加減のもので行く行かない以前にお店の事は名前しか知らず場所がどこなのかどんな店なのかさえ全く知らなかったのだ万が一突然に行って戸を開けたら違う店主の顔であったりするとひっこみがつかない事態になりかねないのでつい最近インターネットで場所を調べてみたのだそしてある日の夕方買い物に行ったついでに少し遠回りして店を見に行った私であった

確かスーパーの信号の次の信号を左に曲がって次の交差点辺りだとインターネットの地図には載っていたはずうろちょろ走っていては後ろの車に迷惑であるとりあえず次の交差点を曲がって車を停めて降りてみることにしたのだ


しかしドアを開けて降りてみると何とも目の前にそのお店があるではないか
やはりわからなければ自分の足で
動くのが一番いいのかも知れぬ


しかも夕方の5時くらいであったのに店の入り口の戸は開いていたのだ「せっかくここまできたのだからちょっと覗いていこう」と思いたち入り口のドアを入ってみるといつも買い物にきてくださるご夫婦の顔がそこにあり内心ほっとした私である向こうも突然私が入っていったので少々びっくりした面持ちであったが聞いてみると5時半から店は開けているというのであるお邪魔するといけないので手短に挨拶を済ませ「また来ます」と店を出た私ではあるが店まで見てしまうと何が何でも早く飲みにいきたい私であったちょうどいい具合に今日は仕事が休みではないか

しかし一番の問題は帰りの足であるそういえばあの奥さんがこの間買い物にみえた時「歩きでは遠いですか?」と聞いたところ「歩きではちょっと遠いかも」と言っていたしかし「あなたの住んでる場所あたりから自転車で来てくれる人もいるのよ」とも言っていたのである


「そうか息子の自転車を借りて
いけばいいんじゃん


行きは楽しいことがあるから近く感じるだろうがやはり帰り一人で歩くとなると少々遠い気がするのだ自転車ならさほど遠く感じないだろうと思い自転車で行くことに決めたのである別に次回でもよかったのだが私の性格上思い立ったらすぐに動かなきゃ気が済まない性格であり「挨拶までした手前行かない訳には行かないな」「私は出不精だし今度と言っていたらいつになるか分からんよね」と自分に都合のいいように解釈をし買い物から帰って早々に夕食の準備をし出かける段取りをしたのである



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貴金属の訪問業者

2012-06-28 00:32:57 | Daily News(2012年)
最近頻繁に「貴金属でいらなくなった物があれば見せてほしい」という訪問業者が回ってくるのである聞く話によると集めた貴金属はそのまま売買するのではなくメッキを溶かして手術用のメスとかに使うのだそうでそれゆえに「ピアスの片方しかないものでもチェーンの切れたネックレスでも相当昔の物でもいいです」というのだ私の場合そんな高価な物なんて持ってもおらず「そんな売れるものなんて無いです」と断ったのだが・・・


自分がまさか「こんな物なんて無理だろう」と思う物であってもとにかく見せるだけでもさっきお邪魔したなんですが「相当昔でこんな物価値が無い」と言って切れたネックレスを出してくれたんですが1万円近くで
買わせていただいたんですよ


と期待するような言い方をするのだそこまで言われて試しに出してみた私であるが確かに初めて業者が来た時は何とか1つや2つは思いもしてなかった値段で引き取ってくれたがそれ以後あんまりとっかえひっかえ違う人が回ってくるもんで早々あるはずがないつまり一番先に運よく回ってきた業者がみんな持って行った後なのだそれでも向こうもせっかく回ってきて1つでも集めたいと思うのか


「何でもいいからありませんか?
先にきた業者が無理であってもうちは
もしかしたらとってあげれるかも


としつこく言ってくるのだそれで根負けして出してみたのだがなんのかんの言ったところでいくら業者が代わっても見せる物は同じなのだから結果は同じであろうそうなると時間をすごく無駄にした気分になり「やっぱり出すんじゃなかった」とめちゃくちゃ後悔しそしてまた出した物を片付けるのにも無駄な時間をつかうはめになるのであるだから最近では断固としてつっぱねてことわることにしているのだ

ついこの間のことであるこれまた大阪からきたという若いお兄さんが夕方にやってきて同じように貴金属は無いかと聞いてきたとりあえず手短に説明しことわったが「見せてもらうだけでも」とあぎらめる様子もないしかしこっちからしたらその日は仕事の日でありこの時間は一番忙しい時間であるちょうどお風呂から上がってチャイムの音に慌ててバスタオルをターバンのごとく巻いて玄関口に出たくらいなのだもちろんすっぴんである


私は「今から仕事だから時間ないし
無理やわそれにどこの家庭でも
夕方は忙しいのにこんな時間
回ってきたらあかんわ


と言ったのだするとその若いお兄さんは話を変えて「お姉さん綺麗ですよね?夜のお勤めって何してるんですか?」と聞いてきたのだそしてなおも「どこのスナックなんですか?それともラウンジ?パブ?キャバクラ?」と言うではないか私も綺麗にメークしている時なら綺麗と言われりゃ嬉しいがすっぴんの上バスタオルを頭に巻いたよれよれのTシャツ姿で誰が聞いてもお世辞にしか聞こえないではないか


このお兄さんいったい私をいくつだと思っているんだろ?完全に私をお水の人だと
思い込んでいるではないか


お兄さんはなんと自分の名刺まで置いていき「近くまで明日来るから3時半くらいにまたきます」と言い残し帰って行ったのであるしかし次の日は生憎の台風で「いくらなんでもこんな日に来る訳ないな」とは思ったが台風が去ってもそれきり彼は来なかった綺麗」という言葉が偽りの証拠ではないかほんとにそう思っていたら来るはずであるしかし私ももう何人も訪問業者とお会いしているがああも夜の商売と思い込んで追求されたのは初めての経験であるそれに考え方が古いかわからないが自分の名刺まで置いて約束を守らないとは・・・


安易に約束を破るのは簡単だが・・・
「信用を失うのは簡単な事でありこれまた一度失った信用を取り戻すのは
ほんとに容易なことではない
同じ男の子を持つ母親の立場で彼の事が
すごく心配になった私である






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十二支の干支人形(2)

2012-06-27 18:06:30 | Daily News(2012年)
いつも人形を作るときは面倒なのでまとめていっぺんに型紙を取って一度に縫うやり方で作るのだがせいぜい一度に作ると言っても5つ位である後にも先にも10個以上なんて一度に作った試しなんてないのだ初めは色とりどりの型紙を切り抜き1つ縫っては並べまた1つ縫っては並べワクワクしながらやっていたのだがなにせ歳には勝てないようでそのうちだんだん肩が凝り背中と首の筋が痛くなり頭痛までしてきたのである別に「いつでもいいです」と言ってくれたのだから急ぐ必要などなかったのに調子に乗るからこんなことになるしかもその人に「ここまでできてます」なんて見せてもいないのだからその時点で休んだらいいものをそれも気になってできず「ここまできたのだ早くやりきって早く休もうではないか」と思った私であった




人形はそれから日もたたないうちに出来上がった人形だけならいつも作っているのだ肩こりと頭痛に勝てればなんなく出きる得意分野であるこうして12個の干支を並べてみるとなんとも絶景ではないか出来上がった人形たちをみると疲れも飛ぶのだしかし問題は座布団であるただ座布団を作ったらいいだけではなく座布団に人形を立たさなくてはならないのだ正直言って座布団が一番苦労したところである


一番の問題点は・・・
「その人がどんな風に飾りたいのか?」
「飾るスペースはどの位あるのか?」
全くわからなかったのである


全部で12個となるとたとえ小さな座布団であっても結構かさばってしまうのだ相手の考えているスペースが小さい事も考えなるだけ小さく仕上げたいものだが小さすぎるとこれまたバランスが悪く立たなかったら困るのであるそれに人によってイメージしてる形が違うから「もし私がイメージして作った物がその人が思い描いている形でなかったらどうしようか?」とかすごく神経を使ったのだ




そしてついに「座布団に立つ十二干支たち」は出来上がった最後の最後に座布団のフェルトがなくなって買いに走るというハプニングに見舞われたがついに完成までこぎつけたのであるもう後は見せるまで心臓バクバクものであった

その人は喜んでくださりそれを入れるケースまで買いに行くと言っていたなんとも感無量ではないか「材料費と手間賃を払います」と言ってくださったのであるが今まで商売をした訳でもなく材料費はわかるが手間賃と言われても反対に困ってしまう今は超大作を仕上げた達成感で頭の中いっぱいである「材料費だけでいいですよ」と言ったのにまたまたお土産までたくさんいただき却って悪く思った私であるやはり作る側としては完成した物をお渡しした時の喜んだ顔が宝物なのである






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十二支の干支人形(1)

2012-06-26 13:32:00 | Daily News(2012年)
今年の始めだったかのホームページを作った時に何人かの人に「よかったら見てください」みたくでお知らせをさせていただいたのだがその中にもありがたい話だが「可愛い」とおほめのをくださった方が何人かみえてなんとも単純な私はすっかり気を良くしてその人たちに「良かったら気に入ったのがあれば作りましょうか?」と声をかけてみたのであるそして何人かの人にもらっていただいたのであるが・・・その中の1人の人に「招き猫がほしいわ」と言われてたまたま本の中に可愛いい招き猫が載っていたので作ったことがあったのだその人はなんともすごく喜んでくれてその日自分がどこかに遊びに行って買ってきたというお土産までいただいてしまいせっかく自分が食べるために買った物なのになんだか却って悪い気がしてしまった私である



それから何日か経ったある日の事・・・そのお方からなんと今度は思いもよらぬ注文をいただいてしまったのだ


十二の干支全部を作っていただいて
全て手が招きになったのがほしいです
飾りたいので座っているのがいいです
というのである


先方も数が数だけにたいへんだと思ってくださったのか「別に全然急がなくてもいいですから」と言ってくださったのだがどうにもこうにも聞いた以上は性分なのかやはり気になるそれにお調子者の私は「内緒で早く作って驚かしてあげよう」というなんとも単純な思いで歳の事も考えずさっそくとりかかることにしたのである


しかしだ・・・

私としては人形を作る時はほとんど本の中から選びそれを自分が思うように形や色や表情をアレンジして作るのだが今回の干支となるとどんな本にでも載っているものでもなく・・・干支の図柄もあるにはあったがそんな都合よく座っているものでもなくましてや手が手招いているものでも無かったインターネットから図案を探すことは可能だが我が家には肝心のプリンターが無いそれならば「座った形の人形の図案を自分で描こう」とかも思ってはみたがそれこそ大がかりである思案したあげくに・・・


とりあえず本の干支の型紙を基本にして作り座らせる為に座布団に立たせることにしたのであるそして安定するように足を少々開き気味の足に変えて片方の手だけ別に作り手招きを再現しようと考えたのである









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